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スキルちゃん

読んで頂きありがとうございます。

さて、では気を取り直して続きのスキルについて説明お願いします。


(かしこまりました、ではスキル欄に鑑定というものがあります。こちらはこの世界でのあらゆるものを鑑定する事が可能となっております。

試しに貴方様のスキル、女神の慈愛を鑑定してみていただけますか。

やり方は鑑定したいものを思い浮かべながら鑑定と念じるか、鑑定と仰って頂ければ可能です。)


ほいほい、なになにえーっと…鑑定?


スキル女神の慈愛:各種防御値にプラス1000のボーナスが付与される。

また、レベルアップ時にもプラス100のボーナスが付与される。

自動的に運がMaxになる。

MP回復力が10倍になる。


…すげー。チートやん。他も鑑定してみよー!


スキル回復魔法(LvMax):全ての回復魔法が使える。

また、回復魔法時のMP消費量が半分になる。


スキル収納空間:異空間に物を収納出来る。収納量は無限で時間停止補助つき。


スキル言語理解:全ての種族の言語が理解可能。


スキル変態:摂取したものは体組織レベルで擬態可能、見たものは表面のみ擬態可能。


スキルインデックス:この世界のあらゆる事に関してサポートしちゃうノアちゃん渾身の出来の頼りになるスキル!戦闘時も戦略、身体のサポートまであらゆる分野でこの子におまかせっ☆


…最後だけ説明のノリがおかしい気がする…。


(私、インデックスにつきましては貴方様だけの特別なスキルとなっておりますのでご説明の表記がノア様作成となっております。

少し文章が他と違う点は御容赦頂ければと存じます。)


少しなのか…?

まあ、気を取り直して称号いってみよう。


称号異世界からの転生者:異世界より転生したものの証。


称号女神の慈愛を受けし者:スキル女神の慈愛を持っているものの証。特典として経験2倍付き。



おお、何かこっちも地味にチートだ!


(ノア様は貴方様に生きて頂きたいので精一杯の付与をさせて頂いたと伺っております。)



でも、こんなにチートなモンスターにしてしまってもし私が悪い人だったらどーするの?


(その点はご心配には及びません。ノア様は人の善悪が分かる術をお持ちですし、元より魔物は人に害為すものでございます。人類が破滅してもそれは自然の摂理、この世界が滅ばない限りは大丈夫です。)


おお、流石?女神寛容さが半端ない。

じゃぁ、安心した所で名前云々細かいことも決めたいけど…

ここ安全なのかなー?

さっきから一応襲われてはないけどいつ襲撃を受けるか今更不安になってきたぞ…


(その点は私が常に警戒、確認しておりますのでご安心くださいませ。)


おお、よかったー!

じゃぁ、大丈夫って事で安心して名前決めよ。


元の名前でも良いんだけど心機一転して新しい名前を付けるのも良いよね!そもそも私魔物だけど女の子なの?男の子なの?


(フェアリースライムという種に性別はございません。

強いて言うなら変態したものが男性なら男性に、女性であれば女性になります。ちなみにお名前は日本のように姓名ではなく逆になります。海外のような感じでしょうか。)


そーなんかー、じゃぁ、どうしようか。

うーん…





30分後





「ぃよっし、決めたぁ!」

そう言ってポチポチと入力をボードに完了させた。


「名前は、セドリック·シモン!」


決めた理由はなんとなく響きが好きという何とも言えない理由だけど…まあいいよね!


(かしこまりました。では今後はセドリック様とお呼びしてもよろしいでしょうか?)


うんうん、別に様なんて付けなくても良いし好きに呼んでー。


(いえいえ、お仕えする方を敬うのは当然でございます。セドリック様と呼ばせて頂きます!)


お、おおぅ…そこは譲れないっぽいね。

じゃぁ、周囲を散策したいんだけど…

目が見えないし浮いてるし何か怖いわぁ…


(申し訳御座いません。元々フェアリースライムは目が見えない生き物でございます。

また、後ほど変態スキルを使い目が見える種を捕らえることが出来れば目は見えるようになります。

まずそれまでは周囲の魔力を確認しながら進んで頂けますか?)


周囲の魔力を確認しながらってどうやるの?


(セドリック様の世界では瞑想と言うのでしょうか、集中し、周りや自分の中に暖かなものが流れているのがお分かりになりますでしょうか。)


むー?うーん、やってみる。


…うーん…なんかほわほわしてるやつ?


(左様でございます。流石飲み込みが早いですね。

そちらが魔力になります。

生き物は差はございますが魔力を有しております。

草木などは全体的薄く身体全体に魔力を纏っているのに対し、人間や魔物、その他の種族は身体の中心部に魔力が集中しております。

その違いを感じ、変態スキルにて捕縛して頂ければ大丈夫かと存じます。)


うーん何とも分からんが頑張るか。

とりあえずはじめの一歩を踏み出すわ!


(その意気でございます!)


さて、そう言ってから半日経つけど居ないなー。

ちなみにここは森のような所らしい。

まだインデックスで確認していないのであやふやだがサワサワと葉っぱの擦れる音は聞こえてくる。


さて、どうしたものか…お?

なんか今塊っぽいやつ走ってったぞ!

行ってみよー!


お、いたいた!

さて捕縛を…ん?

やり方分かんなくね?


おーい、やり方教えてー!


(これは、私とした事が失礼致しました。今現時点でのセドリック様のスキルで攻撃できる手段はございません。)


えっ、じゃぁダメじゃん!詰んだ!?


(いえ、幸い今回は大丈夫でございます。目の前にいる魔物はゴースト系の魔物ですのでセドリック様の回復魔法で倒せます。回復魔法のヒールをかけて頂いて弱ったところをスキルで捕縛して下さい。捕縛はしたいと念じれば可能でございます。)


弱らせずに捕縛は出来ないの?


(スキルレベルを上げて頂くか、そもそものレベルが捕縛対象より高ければ成功率は上がりますが、今はレベル1なのでおすすめ出来ません。)


なるほど、じゃぁヒール?を掛けてすかさず捕縛と…


いってみよう!


「ヒール!!」


「キャアァァァァァァァア、ア、…ア…ア…」


「やば、消えちゃう!捕縛!」


その瞬間ブワッと何かが身体の中に入ってきた感覚がした。


「うっ、なんか変な感じ…」


(おめでとうございます。初めての捕縛完了です。)


てか、私は何を捕縛したんだ?


(今回捕縛した魔物はポルターガイストになります。

霊ではありますが、一応目は見える種族でございます。)


おお、早くも目的達成!

ではさっそく…変態?ってこの場合も念じればいいのかな?


(仰る通りです。)


ではでは…変態!いや違うけど、違わない…

なんか複雑…


身体がフワッと暖かくなり視界がクリアになった。


「ぉぉぉぉ!見える!みえるぞぉおぉ!!」


嬉しさではしゃぎながら周囲を確認してまわった。

周囲は木々に囲まれており、足元には可愛らしい花がたくさん咲いている。


また、今日はお天気らしくキラキラと木漏れ日かさしている。


「おおー、めっちゃ綺麗やん!ちょっと感動!」


(セドリック様、今回の捕縛にてスキルが追加されております。ステータスボードにてご確認されてみてはいかがでしょうか?)


あ、捕縛したらスキルも増えるんだ。

えっと、なになに?


スキル念力:物体に触れず動かすことが出来る。動かせる物体は見えている範囲のみ。また、動かせる質量、スピードは魔力に比例する。


ほーほー、ポルターガイストっぽいね!

どんな物でもいいんかな?魔力そこそこだし試してみよう。


「手頃なものは…まずは小石から?えいっ!」


そう言って小石を動かすと弾丸のような速度で木に穴を開けた。


…マジか…。

攻撃スキルもゲットだぜ!





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