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468 月下青年 必殺技の巻(その1)

「どうしても結婚したいのでお願いします!」


同じ会社の名前も知らない人から頭を下げられました


What?


思わずグラサンが似合うあぶない刑事になりました




加藤です


昭和は過去の遺物になったと実感する加藤です




あんなに人気があったドラマなのにもはや誰も知らないなんて時の流れというのはなんて非常なんでしょう




いえね、お昼休みに給湯室に歯を磨きにいったんですよ


その帰り道に顔は知っているけど名前は知らない人(♀)に拉致られました


・・・すみませんね、(どこかのロサギガンティアのように)人の名前を憶えない人間で




「すみませんお願いがあります」


そう言われたのですが全然おねがいではありませんでした


そう言いながらグイグイ空いた会議室に押しこまれました


・・・世の中押しが強い人間が勝つんですね(涙)




体育館裏に呼び出された気分でしたね


世の中は理不尽だと思いました




会議室に入ると始まる自己紹介


そして


「私結婚したいんです!」


と言われました




思わず


「わたし女なんですけど!」


と言ってしまいました



・・・ここで笑った人は一生結婚できないでしょうね


不治のおたくでしょうから




話を戻しますね


早い話私の彼氏への橋渡しでした


何でも私の彼氏は婚活市場では有名だそうです


『一発で結婚させた男』





・・・007じゃあるまいし、と思いましたね


あるいは


『私の彼は有力仲人パイロット?』





・・・すみませんでした


話を戻しますね





なんでも彼氏は結婚したいけどできない人間に紙を渡したそうです


その通りにしたらなんと結婚できた人間がいたとかなんとか





「なのでその紙を私にもください」


そうお願いされました




いや私は初めて聞きましたよ


なんですかそのドラえもんのびっくり道具の『なんとかチケット(名前忘れた)』


そんなのがあったら少子化なんて一発で解消されることでしょう




ちょっと興味があるので聞いてみましょうかね




・・・教えてくれますかね




なにせ


「できるよ、できることだけだけど」


なんていいながらなんでもやってしまうスーパーマンですからね




私の彼氏は大抵のことは一人で出来る人なんですよ


100点満点のテストで100点が取れる人、とも言います









・・・そりゃ結婚できないはずですわ


だれも手〇忍となんて結婚したくないですからね

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