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352 婚約破棄(その1)

「疲れているんだ」


とのメールが彼氏から来ました


これを信じるのは彼女として当然のことです


・・・まあ信じないという選択をした場合どういう行動をすればいいのか判りませんけどね





加藤です


この時は彼氏を99.89%信じていた加藤です



え?


残りの0.11%?


どうやら私にも女の勘があったようです




・・・腐女子の私に乙女心があったこと自体驚きですね


私の乙女回路は腐界が発生した時点で壊れていましたから





彼氏は会社では復讐に忙しかったです


自分をウツにした上司とか先輩に向かって


「お前らのやったことはまるっと全部お見通しだ!」


と宣言した挙句


「わびろわびろわびろわびろ」


とイビリ倒し、反抗してきたら


「やられたらやり返す、倍返し、いや10倍返しだっ!」


と給料カットボーナスカットパワハラモラハラやり放題


・・・よく会社が止めなかったものだと思います




まあ止めたら火の粉が飛んでくると判っているからでしょうけどね


ウツにした原因の半分は会社ですからね




思いっきり復讐している分、彼氏の仕事はハードモードでした


そりゃそうです


仕事と並行して倍返しをしてるんです


どこかのバンカーみたいに夜中まで仕事していましたね




机の上にディスプレイを2面置きです


右の画面でメールを打ちながら左画面でオンライン会議に参加する


・・・そのうち過労で倒れるんじゃないかと思いましたね




ですから


土曜にデートしましょう


との私からの誘いを断るのも当然だと思っていました




まあ、彼氏の部屋に行って日持ちのする料理を作ってタッパーに入れておくくらいにしておきました


土日は寝て過ごすというのは至福の時間ですからね




昔、若気の至りで薄い本を自作した時は大変でした


会社が終わった後執筆したせいで睡眠時間が2時間とかでしたね


通勤の電車で立ったまま寝ていたりもしていました


あの入稿後の土日まるっと寝倒した時の解放感はなんともいえませんでした


もっともそんなに売れなかったんですけどね(涙)



おかげで世間の厳しさを知りました


私程度の人間はゴロゴロいるというやつです




・・・皆さん真似してはいけませんよ


間違っても作製に手をだしてはいけません


あれは読んで楽しむものです



あるいはネットに投稿する程度にしておくのが正解です


腐っているのは趣味にしておくのが正しい選択肢です




じゃなくて!


話が横に逸れましたね




彼氏を信じていました


ところが信じる思いというのは何の力にもなりませんでした




リアルは思いが力になるという世界ではありません


あれはアニメだけです


こんな簡単なことを忘れるとは私も歳をとったものですね



いやただの負け惜しみなんですけどね

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