284 エセ月下氷人はじめました（その72）～無常識娘～
「地下鉄の切符の買い方を知らなかったそうです」
いやいやいや、さすがに私だってネタだってわかりますって
・・・いやマジで？
加藤です
自分の常識と世間の常識が違っていることを実感している加藤です
まさか大人になっても切符を自分で買えないとは思わなかったです
正確には一日乗車券の買い方ですけどね
某結婚相談所の所長の努力の甲斐があってカップルが誕生しました
・・・所長さんは邪魔者がいなくならないと自分の結婚式ができないのでもう必死です
御愁傷様です
なんとか彼女を洗脳してカップルをでっち上げました
そういえば仲人口というのがありましたね
お見合いした男性に
「彼女の方が乗り気です」
と伝えるやつです
実際には彼女の方の返答は「付き合うのはちょっと・・・」だったりします
そこはほら仲人というのは年上で既婚女性ですから
「私の顔を立てて数回は付き合って！」
ってお願いするんですよ
まあ、返事は聞かないけどね！ってやつです
ほぼ強制
でもそれで昔は結構上手くいったものです
要はそれと同じですね
でも時代が昭和から令和になるとそれも使えません
だって彼女の方のスペックが完全に劣化してますから
昭和の時代、20歳もすぎれば料理も洗濯もできました
あと常識もありましたよね
ところが令和の時代になると30過ぎても実家住まい
家事は母親任せ
給料は全額おこずかい
・・・もうどうにもなりませんね
まあ、そんなのを洗脳して付き合う所までもっていった所長は本当に凄いと思います
ところがメッキがすぐにはがれました
彼氏の部屋に遊びにいってジュースとお菓子を食べながらＴＶを見るじゃないですか
その時彼女は政治家の汚職のニュースを見ては
「そんなことも判らないと信じられない」
とか言ったそうですよ
要は自分は立派な人間アピールですね
あと動物ものを見ると
「かわいい！」
彼氏もすっかり騙されました
ところがある日、水族館に行こうってことになったらしいです
普通は彼氏の車で行きます
大駐車場完備ですからね
ところが花火イベントがあるせいか車は大渋滞が予想され、電車での御来場をお願いしますとＴＶでひっきりなしに言っていたそうです
当然、お互いの家が離れているから別々に行って、現地集合になりました
花火は夜からなので、午前中にどこかで遊んでご飯を食べて、午後から水族館で夜に花火
そうなると一日、電車での移動になります
そんな時に便利なのが一日乗車券
一々お財布からお金を出す手間が省けた上にお得です
そう言う話になった時、彼女は
「え？」
ってなったそうです
名前は知っているけど使ったことはない
買い方知らない
いや当日じゃなくても事前に買えるよ？
時間のある時に駅に行って買ってみたら？
彼氏が言いました
彼女のコメント
「それなら事前に買って渡して」
どこかの某騎士団のようにメッキがはがれましたね
ＴＶを見て知ったかぶりをするけれど実際は一日乗車券を知らない
いや知らなくても駅員に聞くとか貼ってある説明文を読めば買える
でもやらない
そこで彼氏は思ったそうです
「こりゃだめだ」
私もそう思います
幼稚園児なみの人間の御守りを一生するなんて罰ゲームすぎます
当然彼女の方は「それくらいで！」と苦情の嵐
某結婚相談所の所長さんのライフはほぼ0になりました
・・・御愁傷様です
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ウソのような本当の話
婚活というのは彼氏や旦那という名の下僕を探しているのと同義だったんです
そりゃ結婚できませんって
