177 彼女はじめました(その5)
「あんな変な名前のやつほっといて遊びにいこうぜ!」
いまちょっと心がぐらつきましたね
加藤です
人生初の彼氏をディスられている加藤です
私の彼氏の名前は『砂糖』です
なんでも先祖がサトウキビから砂糖を作っていたとか
砂糖をつくって献上したそうな
そしたら藩主から『砂糖』の名字を貰ったとか
昔、砂糖はお薬だったらしいです
それを聞いた時、飲むのか?食べるのか?、と思いました
栄養価高いですからね
でも残念ながら外れです
答えは『傷口に塗る』でした
砂糖が水分を吸収するので傷口が化膿しないそうです
昔は化膿して死ぬことが多かったらしいです
現代では考えられませんけどね
だから藩主も手厚く保護した、と
代々続く名誉ある名字だそうです
でも本人にかぎらず、一族の者は一度ならずからかわれた経験があるとか
せめて佐藤とか佐東とか左藤とかならよかったのに、ってことあるごとに思うそうです
ちなみに同じ地方には『味噌』って名字の家があるとか
どっちがよりヒサンかって会うたびに不幸自慢が始まるそうです(笑)
しかし彼の名前でディスられるとは思いませんでしたね(涙)
よっぽど彼になり変わって彼氏の座が欲しいんですかね?
自分の成績をあげるなら一生懸命に仕事するのが一番だと思います
でも人の足をひっぱってってのはどうかと思います
就業時間中にそんなことをせずに、仕事をして貰いたいものです
しかし、彼氏の名前ってどうにかなりませんかね
人柄というか、内面はいいんですよ
誠実だし、優しいし
う~ん、困ったものです(苦笑)