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17 甘々製菓の社長にドナドナされるの話

本作のガイジンさんは次話にも出てきます


その驚きの役割とは?


お暇でしたら予想してみてください


なんのひねりもないですからすぐにわかります

甘々製菓の社長からの強引な誘いと、課長の受けなさいと見事な会社員的な発言で回らないお寿司屋にドナドナされました


後には未決の書類が山積みです


今日出来ない分は明日やることになるのでしょう、私が!!!!!


こうなったらやけ食いです


高いものを食べて仕返しです


そう思ってました


しかし見くびってました、高級寿司屋


まず最初に突き出しを食べて撃沈です


美味しすぎます


その後は社長が頼む、出される、私食べるの無限ループです


完敗です


「ごちそうさまでした」


すなおに言っちゃいました


「こんなに美味しいお寿司、初めて食べました」


そういうと社長さんが驚きました


「うち、結構なもん払わせてもらっとるんですがいってはりませんでっしゃろか?それとも、やっぱりおなごはんなのでこじゃれたお店の方が良かったですかの?」


「いえこのお店は素晴らしいです、連れてきていただきありがとうございました」


そういうと社長さんは「よかった」と言いましたがその後、速攻で追及がきました、さすがやり手の社長です


アイデア料で結構なもの渡しているのだが、どんな店に食べに行くのか?やっぱりイタメシとかいう若者向けなのか?中華?フランス?創作料理?


誤魔化そうとしましたが無理でした


このタヌキのような外見に惑わされ、関西弁による追及ですべてゲロりました


食べにいってないことがわかるとさらに追及が始まりました


カバンやバックか?


違う?なら宝石?アクセサリー?


手を変え品を変え追及してきます


結局、英会話や書道、華道に使っていることをゲロしちゃいました


それを聞いた社長、ポカーンです


てっきり遊びに使っているかと思ったいたと


アイデア出しただけの人間が、他の人が苦労した結果得られたお金の一部を遊びに使っちゃだめでしょ?


だから身になることに使わせて貰った、いや使わないと良心がチクチク痛むと言うと変な目で見られました


あれっ?


空気が重くなたところに「えいご?English?You say?」いきなり話しかけられました


外人です


金髪で蒼い目をした外人です


何者?


なぜ?


Why?


そう思っていると大将がカウンターの向こうから話してくれました


その外人さん、私達が来る前から、電子単語帳片手に必死になって注文していたと


ああっあれですか!


異国で言葉が通じない!


困っていた!!


話せる人間発見!!!


助けてくれ!!!!


というやつですね


大将からもお願いされ、それを聞いた社長や課長も(主に対象を)助けてあげてと援護します


苦労するのは私なのにー


何気に被害者づらがムカつきます


でも社長で本日のスポンサー様には逆らえません


ドナドナな私、可哀想です


タダ働きです


寿司食べたけど


仕方なく通訳を始めました


どうやらこの外人さんはお寿司を食べにきたけど、初めてだったので生魚はやっぱり駄目だった


だから何とかしてくれないか?


辞書片手に店の人に言おうとしていたのだがなかなか伝わらない


店の人も頑張ってくれたのだが意志の疎通は難しかった、と


だったらアナゴとかはどうか?と聞きました


焼いてあって、美味しいソースがかかっている


生魚よりは良いと思うと言うと、それを頼むとのこと


注文まで丸投げしてきた!


仕方がないので大将に伝えるとほっとした顔で握り始めた


大将も困っていたみたいです


人助け、人助け、そう心の中で唱えて平常心の私


なんで仕事してるんだろ


ってこれって私の仕事ぢゃないよね?


そんな私をほっといて外人は「ウマイウマイ」と食べてました


なぜ「ウマイ」だけ日本語?


突っ込みたいけど突っ込まないよー、聞くとドツボにはまる予感がします


今夜は特に!


その後の注文もさせられました


私だけが貧乏くじと思って、たそがれていると、外人さんと社長と課長が名刺交換してました


ちっ、これだから男どもは!

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