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16 甘々製菓社長来襲

すみませんが、ちょっと横道にそれます

その理由は18話で明らかになります


乞うご期待!

課長に言われて甘々製菓の社長との打ち合わせに出ました


私、事務員だよ?なんで?って思ったのだけど、課長に言われたら出ないわけにはいきません


仕事が忙しいのに困ったものです


とりあえず課長に先に行ってもらい、お茶とお茶菓子を持って会議室に入ります


<コンコンコン>


「どうぞー」


ん?返事が課長ではないですね


「失礼します」


入って呈茶します


課長に言われて隣に座ります


目の前には背広を着たタヌキがいました


甘々製菓の社長でした


課長が私を紹介すると、社長さんは「うんうん」と頷きます


「いそがしいとこ、えろーすんませんなー、一度お礼をと思っとりましたんやー」


どうやら公募で出したアイデアが製品化しそうなのでお礼に来たみたいです


さすが社長ですね、どんなささいな者にも感謝するとは


この細かい心遣いが会社を発展させる秘訣ですね


人は城、人は石壁でしたっけ?


私もその姿勢は見習わないといけませんね、事務員だけど(真剣)


「できればうちの会社に来てもらいたいくらいですわー」


その言葉に固まります


「どないしはったんですか?わて何か言いましたか?」


「・・・イエナンデモナイデス」


「そんな、気になりますがな、何でも言ったってやー、な?な?この通りや!」


座った状態で膝に手を置き頭を下げてきます


「いえいえ頭をあげてくださいっ!!!」


しかたなく言います


「実は御社に就職希望でしたが2次の面接で落とされまして・・・」


「えろうすんません!!!!」


謝られました


知らないこととはいえ無神経なことを言ってすみませんと


「いえ、普通に試験を受けて落ちたわけですから問題ないです」


そういったけれど聞き入れてもらえませんでした


おかげで夕食に誘われました


強引です


ゴーイングマイウエイです


もー自分で何言っているかわからなくなりました


食事は課長も一緒にです


これって仕事だよね?絶対?


給料でないけど?


美味しいものが出てきても味がわからなそう?


なんでみんな私に仕事させないように足をひっぱってくれちゃうんかな?


私の平穏な日々を返せと言いたい!!!!

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