158 左遷されました(その13)
<『なんでも相談窓口(笑)』担当者の別視点の続きです>
お仕事の第二弾はすぐにきました
第一弾の処理が終わってないのにです
っていうか、第一弾の被害者がいきなり倉庫の事務所に移動になったんで話合いができなくなりました
なんでだろう?って思ったら人手が足りないって別ラインで移動の話があったとか
まあ、会社なんてこんなものですが、困ったもんです
おかげで話しがはかどらない、はかどらない
第二弾はメールで苦情が来ました
なんでも倉庫の事務所に部外者が押し掛けてきて仕事の邪魔をするとか
セクハラでもパワハラでもないので連絡するはな・・・
忙しい時にカンベンしてくれ
そう思いました
驚いたことに、第一弾の被害者が連絡してきました
コイツ、疫病神なんじゃね?
メールに添付された音声データの内容を聞いて頭を抱えました
加害者が所長の嫁で、元社員でした
おまけにその家族まで付いてきた
部外者なら良かったのですが、身内なのが問題です
まあ、今回は警察沙汰になってないんでよかった
って、おいっ、警察に捕まってるじゃね~かっ!!!!
ガックリ
とりあえず倉庫まで話を聞きに行きました
第一弾の時に顔を合わせてるので話しは楽ですね
でも
「穏便にお願いできますか?」
そう言ったら
「それじゃあ、コンだけで手をうちましょう」
そう言って指を1本立ててきました
「あなたが考えているのの、2ケタくらい上ですからね」
汚された服のクリーニング代とかの実費だけではすまさないそうで
ごり押ししておきました
か~な~り、怒ってます
まあ、あの録音聞く限りでは当然と言えば当然です
あれでは誰でも怒りますって
しかし、後始末するこっちの身にもなって欲しいです
まあ、オレの権限を超えているので報告書をまとめて上に放り投げしました
『ごり押しするなら、金を出すか、権力を寄越すか、そっちでなんとかしてくれ』ってことです
上司よ、後はまかせた!
金を出すなら、弁護士とか弁理士だよな?
書類にハンコ捺させないといけないから
それ以外なら、その時考えよう
連日、夜中の12時過ぎまで仕事だ
も~身体が死にそう
こっちが過労死とかで相談することになりそうだ