表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
136/486

136 海水浴狂想曲(その8)

「ちょっと来てもらってもいいですか」


そう言っておまわりさんにドナドナされました


ちくしょ~っ






加藤です


おまわりさんに連行されてしまった加藤です






バカどもに、お弁当を食い荒らされたのでお巡りさんを呼びました


そして連行されるバカども!


『倍返し!』の成功です


リアル『スカットジャパン』ですね!






連行されるヤツらの、あの情けない顔といったら・・・


思い出しただけでも『ププッ』と笑えます






「お願い!助けて!」


とか言っているのは『ザマア見ろ!』と心の中で叫びましたね


久しぶりにスカットしました





ですが、残ったお弁当を食べたら怒りがこみあげてきました


なんで腕によりをかけて作った、そんでもって楽しみにしていたお弁当をダメにされなければならないんだ!、と


マッキーも怒ってます


晴くんはマイお弁当を持っていたので被害なしです


そこだけは良かったです


子供のお弁当まで盗っていたら絶対に許しませんでした


といっても今でも許さないんですけどね







怒りが込み上げてきたので、つい、おやつに持ってきたお菓子、個包装されてる一口和菓子や一口どらやき、をヤケ食いしちゃいました


おかげで胸やけが酷く、気持ち悪くなってパラソルの下で死体になりました


マッキーと私の2人です


あっ、晴くんは普通のお昼寝ですよ





30分後、パラソルから出ていたひざ下だけが日に焼けて赤くなってました


しまった!


そこまで気がまわらなかったよ!







えっ?


海の家で焼きそばとかラーメンとか食べればよかったのでは?、ですか?


なんか買ったら負けたような気がしたのでやりませんでした









しばらくしたら、こんどは詳しい事情が聞きたいと警官がきて私がドナドナされました


日曜なので結構な人出です


おかげで「なに!?」って感じで見られてました


超はずかしかったです


私何にも悪くないのに!







横を見るとお巡りさんの顔がとても疲れてました


暑いですからね


しっかりと防刃ベストきてますし


おもわず言っちゃいました


「暑いのに御苦労さまです」


そしたら


「あれは酷すぎる・・・」


だそうです






話を聞いているとバカどもが警官の詰め所でもやらかしたそうです


イイ歳こいた大人が人に迷惑かけても全く反省しない


かえって逆ギレする


訳のわからん言い訳ばかり


それが7人分


・・・おつかれさまです


ところで私にグチっていいのか?


まあ私は口が堅いので大丈夫なんですけどね






ビーサンはいても熱い浜辺を歩いて警官の詰め所に到着しました


夏の間限定の建物なんですね


結構年季が入った建物です


でもクーラーが入っていて涼しいです





遠くでなにやら知った声の叫び声が聞こえますが、気のせいですよね(笑)









机に座ると、色々と書類をかかされました


なんてこったい!


今日くらいは書類から逃げられると思ったのにっ!





詳しく聞くと、どうやら私がイロイロ言ったのが原因らしいです


そういえば結構盛りましたね、やつらからの被害の程度


本当にヒドイんです!


って自分が感じた感想300%増し


自業自得でした


お巡りさん、お手数掛けてすみません





まさかこうなるとは思わなかったです


バカどもを怒って追い払ってくれるだけだと思ってました


公務員のお仕事なので当然だと言われればそうなんですけどね


ちくせう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ