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129 海水浴狂想曲

「あんたたちっ!どっかいきやがれっ!」


その言葉に固まる男達と、とりまきの女達


ああっ、あまりの暑さと、あまりの怒りに頭がくらくらしてきました






加藤です


海水浴に来た海でどなり声を上げている加藤です





ことの始まりは『ピンクの天使』さん(既婚、子供あり)からの電話でした  【作者注:昔の話に登場!】






旦那の会社の保養所の抽選に当たったそうです


夏の海なのに3カ月も前に予約が始まり、応募多数なら2カ月前に抽選


激戦を潜り抜け、ようやく保養所の予約がゲットできたそうです







保養所といっても提携しているホテルなんだそうです


今のはやりは自前の保養所よりも新しくて綺麗で美味しい料理が楽しめる提携ホテルだそうです


うやらましいけど当日の天気もわからない3カ月前から予約とかチャレンジャーすぎない?!






新鮮で美味しいと評判の食事を楽しみにしていたそうです


しかし1週間前になって急遽、旦那に出張命令がきました!


当然、海水浴+ホテル宿泊はとりやめ


さすが社畜ですね!






泣きわめく幼稚園児の息子


なんでも幼稚園で自慢しまくったそうです


「海行くんだぜ!もんげ~美味しいごはんが食べられる!」


それがなくなるなんて~!、だそうです





お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに「旦那のピンチヒッターをお願いします」と電話しましたが、お祖父ちゃんの白内障の通院があるのでダメだそうです


お祖母ちゃんですか?


お祖父ちゃんの食事とかの世話があるのでダメ出そうです


お祖父ちゃん、いい歳こいて一人でお留守番できないとは・・・





ちなみに義理の方もダメでした


自営しているので休めれませんとのことでした





電話で愚痴られたので「残念だったね」と慰めました


そしたら「旦那の代わりに付いてきてっ!」だそうです





まさかこれが波乱の幕開けになるとは思いませんでした

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