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116 御曹司来襲(その9)

「超ウケル、マジ?、ヤバイの3語だけで会話するんだぞ」


「自分の国で彼女を探せ?告白を5回も繰り替えせというのか?」







加藤です


セバスチャンに愚痴られている加藤です






ランチを断われなかったせいで連日突撃されました


私はお弁当作ってきているっていうのに・・・





幼児の御曹司にわからないように文句を言いました


そしたら夜、ホテルのレストランに来てくれと言われました


イミフだよ?


脳みそ腐っているよ


そう言うと、飲まないと話せないとかなんとか


知らんがな!


そう言いたい、いや言ったのですが押し切られました





仕事を3倍速で切り上げてインペリアルホテルにいきました


なんでもセバスチャンの経営するホテルだそうです


社長権限でレストランの個室を貸し切ったそうです





最初から


「飲まないとやっていられない」


とか言いながらグイグイ飲んでいます




そしたらグチるはグチる


御曹司の両親は日本中を仕事で廻っている


2週間の予定はぎっしり


それこそ子供の顔を見れない程


現在は北海道を絶賛ひと廻り中


そのつけがセバスチャンに回ってきたそうです





セバスチャンは日本に高級ホテルを立てて、自国の客を集めようとしていた


その立ち上げの忙しい中、いきなり御曹司を押しつけられた


もちろん力関係で負けているんで拒否権はない


日中は子守りで忙しくて仕事ができない


子守りをスタッフに頼んだけれども御曹司の親のことを知りすぎていて、ごまをする態度が見えみえ


子供心に感じているので受け付けない


前から顔見知りのセバスチャンだけが相手できる


そんな中、どうしても見なければならない書類があり少しだけ目を離したら御曹司が勝手に部屋を出て迷子になった


そこで優しいお姉さんに出会って保護された


御曹司は何不自由ない生活だが、温もりに関しては少々足りていない


そこに無償の愛?を与えたお姉さんに懐いた ←今ココ





知らんがな


正直な感想です




困っているからって人を当てにしないでください


おまけに押しつける気マンマン






そう言うと


「金は払う!」


とかぬかしやがってくれちゃいましたよ






なんでもカネで解決できると思わないでください


平和な生活はプライスレスです             【作者注:使い方間違ってないかい】


そう言うと


「実をオレも貴方のことを気にいっている」


とか告白が入りました


おもいっきり酔ってますね






「日本の女性は優しいと聞いていたので彼女ができるかもと期待した」


だそうです


でも


『マジ?』『そうマジ!』『超ウケル!』とか単語で会話する人ばかり


あと、お金持っていると知ると判で押したようにブランドもののバックをネダるネダる!







「だったら自分の国で彼女を探せば?」


そう言うとさらにグチが増えました


5回くらい付き合ってと言わないといけない


振られるたびに虚しくなる


なんで根拠もないのにあんなに偉そうなのか?


まったくわからない


だそうです




私に言われても知りませんよ


他の国の人のことなんか


もっとも自分の国の人も判らないいですけどね





そこでなかなか良い物件に出会った


優しいし思いやりもある


多少の我儘を聞いてくれる女神のような人だ





そんな人いるんかい?


っていうか物件っていうな!


そう言ったら私だって言われました


いやマジ勘弁してください







・・・毎回ブランドバックねだれば消えてくれるのかな?

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