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インスマス・シャルスト  作者: ヤイヤイ
一部王都奪還
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異界の闘技場

シャルストが目を覚めると足を抑えたエステルが居た


「足は大丈夫か?」


「複雑骨折だと思います」


「複雑だと完璧に治せないな」


シャルストはエステルの足に回復魔法を使った


「少しは楽になった?」


「はい」


「歩ける?」


エステルは立ち上がって歩こうとしたが、片足が上手く動かなかった


「少しなら歩けそうですが長距離は無理そうです」


「んー、そうか」


「でも、無理にでも歩きます」


立ち上がろうとしたエステルをシャルストは止めた


「ちょと、ここに居て」


エステルにお願いしたシャルストは木の枝を集め始めた


「なにしてるんですか?」


「焚き火の準備」 


「どうしてですか?」


「寒いから」


シャルスト慣れた手つきで焚き火を準備した


「足は今どんな感じ」


「かなり楽になりました」


シャルストとエステルの雑談を終えると魔物が焚き火に突撃してきた


「なんか来たぞ」


「アレは地底豚ですね」


突撃してきた地底豚の頭にシャルストは剣を刺した


「悪いな豚さん」


地底豚に謝罪したシャルストは地底豚の首を切り落とし解体を始めた


「シャルストさん解体もできたんですね」


「まあ、少しだけな」


シャルストは地底豚の肉を出来るだけ剥いだ


「今から肉焼くからな」


「分かりました」


シャルストとエステルは肉が焼けるまで待った


「お、そろそろ焼けたかな」


シャルストは焼けた肉をエステルに渡した


「え、先に食べないんですか?」


「いや、怪我人が先に食べた方が良くない」


「まあそうですね」


シャルストとエステルは黙々と肉を食べた


「歩けそう?」


「はい、歩けそうです」


シャルストとエステルは準備を終えた


「何を被ってるんですか?」


「地底豚の頭を帽子に改造したの」


シャルストはエステルに豚の顔の帽子を自慢した


「そろそろ移動しない?」


「そうですね」


シャルストとエステルは歩き続けた


「出口見つけた?」


「まだ見つけてません」


シャルストとエステルは更に歩き続けた


「あ、出口見つけました」


「え、どこどこ」


シャルストはエステルの方に走ってきた


「あそこです」


エステル指を刺した


「さすがだ、エステル」


エステルは倒れた


「おい、大丈夫か?」


エステルの顔が赤色になった


「今から町まで運ぶからな」


シャルストはエステルをおんぶした


「少し我慢してくれ」


シャルストはエステルをおんぶして走り続けた


「シャルストさんすいません」


エステルは小さい声で謝罪した


「俺に謝罪するくらいなら、いつか俺を助けてくれ約束だ」


「約束します」


「お、町が見えてきたぞ」


エステルとシャルストは町の宿屋に行った


「エステル後少しでふかふかのベット寝れるぞ」


宿屋に入った


「いらっしゃい」


「二部屋を貸してくれ」


「悪いね、一部屋しかないよ」


「じゃあ、一部屋貸してくれ」


「金貨10枚だよ」


シャルストは震えた手で支払った


「208号室の鍵」


店主は鍵を渡した


「部屋に着いたぞ」


シャルストは部屋の鍵を開けた


「本当にありがとうございます」


「とりあえず寝な」


エステルをベットに置いた


「少し出かけてくるよ」


シャルストは外に出た


「やばい財布に金貨1枚、銀貨4枚しかない」


シャルストはため息を吐いた


「よりによって物価が高いカジノタウンに着くんだよ」


シャルストは嘆いた


「ん、なにこれ」


シャルスト看板を見た


「闘技場で優勝したら賞金、金貨150枚だと」


シャルストは迷うことなく闘技場に行った


「ここかな闘技場?」


「おい、チビ」


シャルストに声をかけたのは身長が250cmの男だった


「俺ですか?」


「そうだよ」


「ここ闘技場であってます?」


「ああ、そうだ」


「あ、ありがとうございます」


シャルストは男から離れようとしたが男が肩を掴んできた


「おいチビ、お前も闘技場に出るのか?」


「そうだね」


「絶対死ぬからやめておけよ」


「最初から諦めたら意味ないでしょ」


「おい、みんなこいつバカだぞ」


250cmの男の友人が何人か来てシャルストを笑った


「問題行為はやめてください」


従業員が男達の笑いを止めた


「あ、すいません」


男達はシャルストから離れた


「あの受付はどこですか」


「あちらです」


シャルストは従業員が教えた方向に行った


「闘技場に参加したいですが?」


「参加でしたらこちらの紙に名前と使う武器を書いてください」


「分かりました」


シャルストは受付の人に言われたことを書いた


「確認します」


受付の人はシャルストの書いた内容を見た


「確認できました。今から一時間後から始まりますので控え室に移動をお願いします」


「分かりました」


シャルストは言われた控え室に着いた


「ここかな?」


シャルストは扉を開けた


「アレはさっきのチビ」


シャルストは声を無視して適当に椅子に座った


「参加者の皆さんこちらの腕輪を付けてください」


従業員が次から次に腕輪を渡した


「こちら腕輪を付けてください」


「あ、分かりました」


シャルストは腕輪を受け取って腕に腕輪を付けた


「参加者の皆様、移動しますのでついてきてください」


従業員について行くと人数に合わない闘技場に着いた


「では、少し動かないでください」


従業員が闘技場を出ると床から魔法陣が出てきて参加者達を森に飛ばした


「では、異界の闘技場スタート」


頭の中に従業員の声が響いた


「もう始まったのか?」


シャルストは困惑してると斧が飛んできた


「あぶねー」


シャルストは斧を避けた


「中々やるじゃないかチビ」


「お前はさっき俺を笑って人」


「俺様は斧男のゴルバチョフ様だ」


「名前きもいね」


シャルストの悪口を聞いた男は顔を赤くして突撃してきた


「単純な男だ」


シャルストは木を掴んでゴルバチョフの背後に飛んだ


「これでお終いだ」


シャルストはゴルバチョフを真っ二つにした


「やべ、殺しちゃた」


ゴルバチョフの死体が光の粒子なった


「斧男ゴルバチョフ選手脱落です」


また頭の中に従業員の声が響いた


「旅人シャルスト選手の位置が光ります」


「は?」


シャルストの体に光の粒子がまとわりつくそして茂みから人が出てきた


「貴様ゴルバチョフをよくも」


「さっきの俺を笑ってた人が全員来たね、あ、1人足りないか」


「全員でこいつを殺すぞ」


「全員血祭りだー」


シャルストはテンションを上げた 


「旅人シャルスト選手大人数の敵を前に防戦一報だ」


「流石に9人を同時に相手するのはつらい」


「泣き言は闘技場に戻ってから言え」


「え、これ闘技場に戻るの」


「ああ、そうだ」


シャルストは高らかに笑った


「じゃあ楽しくやれる」


「なに言ってるんだ」


剣士の剣を腕を囮にしてシャルストは剣を防いだ


「よし」


シャルストは剣士の首を切り落とした


「こいつ狂ってる」


「おい、怯むなこいつの片腕はもう使えない」


「片腕は使えますよ」


シャルストは自分の片腕に回復魔法をかけた


「何と旅人シャルスト選手はとても珍しい回復魔法を使えた。そして魔剣士ジョルジョマン脱落」


男達の魔法使いが風魔法を打ってきた


「急に魔法打ってくるな」


「いや、試合はもう始まっているんだぞ」


「あ、確かに」


シャルストは木の枝を掴んで男達から離れた 


「やっと休憩できよ」


シャルストは木の上でダラダラし始めた


「エステル体調良くなってるといいな」


木の下から声が聞こえてきた


「木の上に誰かいるぞ」


「どうする?」


「木を燃やせ」


下に居る二人の男はシャルストが居る木を燃やし始めた


「あいつら木を燃やし始めやがった」


シャルストは木から飛んで二人の男の前に現れた


「急に木を燃やすのやめてよ」


「貴様誰だ?」


シャルストは自分の名前を名乗らず二人の首を刎ねた


「よし」


シャルストは少し歩くと金色の鎧をきた太った男が大量の男達に守られていた


「この大会に優勝すれば父上の力で彼女と僕が」


金色の鎧をきた太った男は気持ち悪い笑い方をしていた


「笑い方、気持ち悪い」


シャルストが金色の鎧をきた太った男の悪口を言ったら男がシャルストの方向を見た


「兵士たちよ、参加者達を殺すのだー」


金色の鎧の男の命令で兵士たちがシャルストが居る草むらに来た


「バレたから逃げよ」


シャルストは兵士たちから離れようとした


「おい、なんかいっぱい来たぞ」


「あ、逃げた方が良いよ」


シャルストは男に警告した


「火吹きドーズ脱落、デスマスターファルマ脱落」


「逃げればよかったのに」


兵士たちがシャルストを追ってると兵士たちが光の粒子になった


「兵士たちが脱落したのか?」


シャルストは困惑した


「昔と比べるとレベルが落ちたな」


灰色の魔術がシャルストの前に現れた


「あ、これやばい」


シャルストは灰色の魔術から離れようとしたが地面から灰色の魔物が出てきた


「君の判断能力はふうま以上だ」


灰色の魔術はシャルストに近づいてきた


「この灰色の魔物お前が操ってるのか?」


「落ち着いてるな」


「この状況には慣れてるからな」


「過去に後悔したことはあるか?」


「ない」


「答えをありがとう」


灰色の魔術と灰色の魔物はシャルストの前から姿を消した


「灰色の魔物、可愛かったな」


シャルストは灰色の魔物を考えてると男が来た


「僕の兵士が居ないのですー」


男は頭を抱えた


「参加者が残り2人になりました」


「え、嘘ですーかー?」


シャルストと男は困惑してると男がシャルストに剣を構えてきた


「殺してやるですー」


シャルストは男の剣を折った


「いま、金欠なんだ」


シャルストは男の首を刎ねた


「試合終了」


シャルストは闘技場に戻ってきた


「優勝は旅人シャルスト」


「賞金をどうぞ」


シャルストは賞金を貰った


「一言ありますか?」


「ない」


シャルストは宿屋に戻るために走った


「エステル治ってなかったら、病院連れて行こ」


シャルストが宿屋に戻ってると男達の人だかりができていた


「何の集まりだこれ?」


シャルストが宿屋に行こうとすると、男達が喋り始めた


「お前、声かけてこいよ」


「お前が行けよ」


シャルストは気になって、シャルストは男達の隙間に体をねじ入れた


「んーーー?」


シャルストは驚きと困惑を隠せなかった


「あ、シャルストさんどこに居たんですか?」


「体調は良くなったの?」


「良くなりました」


シャルストはエステルと話していると男が話しかけてきた


「へい彼女、こんな男じゃなくて、この英雄、神速のダリアと遊ばない?」


エステルは神速のダリアの言葉を無視した


「英雄の言葉を無視するなー」


エステルはため息を出しながら喋った


「私は英雄ダリアを知りません」


「あ、思い出した」


「シャルストさん、急にどうしたんですか?」


「確か神速のダリアは風のふうまに喧嘩を売って、ボコボコにされた英雄だよ」


シャルストが説明を終えると神速のダリアは居なくなった




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