占い師
「クローズどうしてシャルストを見捨てたの?」
「シャルストなら多分大丈夫だから」
「どうしてクローズそう思うの?」
「シャルストは頭のネジが外れ始めてるから」
「クローズがそう言うなら信じるわ」
2人はエルフの森を後にした
「どうやってシャルスト、と合流するの?」
「とある町に的中率70%から80%の占い師が居るらしいからそいつに会いに行く」
「占いで場所を聞くのね」
「正解だけど他にも色々質問する予定」
「どんな質問するの」
「この先にどんな厄災が起こるかとか誰が死ぬかとか」
「誰も死なないわよ」
「そうだといいな」
「まあ、その前に私達が餓死しそうだけど」
「そうだね食料もあまり無いしね」
2人は占い師が居る町まで歩き続けた
「着いたこの町だよね」
「多分そうだね」
「まずはご飯を食べようよ」
「そうだね」
2人はレストランに入った
「こちらメニューです」
「どうも」
クローズがメニューを開くと汗をかき始めた
「クローズどうしたの?」
「何でもない」
値段がおかしいぞこのレストラン、トカゲ串焼き銅貨20まいだとゼルドア王国の20ばいだとアリア頼むあまり食べないでくれ
「注文いい?」
「どうぞ」
メニューを次から次に指を刺した
「指を刺したやつ全部ください」
「分かりました」
あ、終わった俺無銭飲食で帝国の奴隷になるかも
「クローズ本当にどうしたの?」
「何でもないよ」
どうしよう足りるかな頼む足りてくれ
「おい、これ詐欺だろ」
別のテーブルで店員と多くの武器を持った男が言い合いを始めた
「この値段はこの店では普通なのです」
「いやいやおかしいでしょトカゲの串焼き銅貨20まいだよ屋台なら1まいだよ」
「払えないってことでよろしいでしょうか?」
「いや払えるけど払いたくない」
「じゃあ痛い目に遭っても知りませんよ」
奥から武器を持った巨体の男が出てきた
「マジで黒やん」
「帝国の奴隷になるか金を払うかどっちがいい」
「ふうまの掟その6弱者は殴らない」
その言葉聞いた男達は顔を赤くした
「兄貴こいつお俺らを弱者呼ばわりしましたよ」
「殺すぞてめえら」
男の言葉で男達が武器を振り上げて多くの武器を持った男に振り下ろした
「俺らをバカにするからだ」
「いやこいつ生きてるぞ」
「オノは危ないでしょ」
「何で生きてるんだよ」
「ふうまだから、風の英雄ふうまだから」
「風の英雄ふうまは氷結魔剣士との戦いで氷漬けにされたはず」
「氷が何故か溶けたからな」
「嘘つけあの氷は帝国が炎魔法を使える人を50人集めて3ヶ月かけてやっと溶けた氷だぞ」
「友人がそれだけ凄いってだけのことよ」
その話しを聞いた男達は逃げようとしたが全員斬られた
「ふうまの掟その7やれたらやり返せ」
「凄いねあのふうまって人」
「凄い」
大魔王の幹部トップ3に入る氷結魔剣士と戦って生き残るとは普通に凄いな
「すいませんでした」
店員が土下座をしてふうまに謝った
「支払いしなくてもいいな」
「はい」
「そこの仮面の男と可愛い嬢ちゃんも払わなくていいぞ」
「え、ありがとうございます」
クローズは深く頭を下げた
「よしそろそろ行くか」
「そうだね」
2人は食料を買った後占い師を探した
「何でこんなに人が並んでるんだ?」
「クローズ聞いてきて」
「分かったよ」
列に並んでいる人にクローズは質問した
「何でこんなに人が並んでるんですか」
「占い師ディヤーに占ってもらう為なのよ」
「そうですか」
アリアの元へ行った
「有名な占い師に占ってもらう為だって」
「だからこんなに並んでるだ」
「仮面の男と可愛い嬢ちゃんじゃん」
2人に声をかけてきたのはふうまだった
「風のふうまさんこんにちは」
「固くならないふうまで良いよ」
「ふうまはどうしてここに?」
「占いしてもらってた」
「どんなこと聞いたの?」
「俺の死に方」
「どんなこと言われたの?」
「4人の強者に囲まれて命を落とすと言われた」
「英雄が死ぬなんて考えられないねクローズ」
「ほとんどの英雄は短命だからなんとも言えん」
「2人は何を聞きにきたんだ?」
「仲間の場所」
「そうか」
ふうまに占いして貰う事を伝えた後被り物をつけた人が走ってきた
「ふうま財布忘れたぞ」
「持ってきてくれてありがとうね」
「ふうまこいつら誰?」
「紹介するよさあ2人共名乗って」
「私はアリアでこっちがクローズ」
「2人共よろしくね今日で死ぬかもしれないけど」
クローズとアリアは困惑した
「ディヤーは占い師だからなまぁ未来を変えれば良いだけだけど」
「え、未来って変えられるの?」
「未来が変えられなかったらこの俺ふうまは昔に死んでいた」
アリアとクローズが感心した
「アリアちゃんとクローズくんは私に占いして欲しいんだっけ」
2人は頷いた
「何を占って欲しいの」
「シャルストの居場所」
「分かった」
トランプを地面に並べた
「まだ見えない」
「じゃあ今は意識を失ってるのか」
「アリアちゃんとクローズくん今は分からないはごめんね」
「いやシャルストが生きてることを知れてよかったです」
「他にはある占いして欲しい事」
「この先に起こる出来事を教えてください」
「分かった」
ふうまの腰にある急所に蹴りを入れた
「ぎゃああああああああおああああああ」
長い悲鳴を上げた後倒れた
「あなたMじゃなかったけ?」
「Mなゼクレスだ」
フウマは意識を失った
「この行動は意味はあるんですか?」
「ない」
「どうしてやったんですか?」
「ふうまが知ったらめんどくさいから」
占い師は手鏡を見た後手鏡を割った
「見えた」
「何が起こるんですか」
「悪夢は浮上しインスマスは世界の命運を変えるだろう」
説明を終えた占い師は眠りについた
「占い師が倒れたよ」
アリアが倒れた占い師指を刺した
「ディヤー疲れて寝ちゃったようだね」
「ふうま起きたんだ」
「そうなんだ」
すると列に並んでた人が大量に来た
「私達が先に並んでたのにあんたらが先に占ってもらってるのよおかしいわ」
厚化粧のおばさんが文句を言った
「このうるさいババどうする」
フウマがクローズに耳元で聞いてきた
「適当に無視しよう」
「ちょと聞いてるの?」
おばさんの言葉を無視してクローズとふうまは天気の話しを始めた
「今日はいい天気だねクローズさん」
「そうだねふうまさん」
「明日は雨が降るらしいから傘を持とうねクローズさん」
「教えてくれてありがとうフウマさん」
天気のやり取りを始めると多くの人が居なくなったがおばさんはずっと文句を言っていた
「あの仮面の男絶対酷くて醜い顔だからきっと隠してるのよ」
「そうよね」
おばさん達はクローズの悪口を言い始めた
「クローズ殴っていい?」
「良いよ」
アリアは文句を言ったおばさんを殴ったするとおばさんの顔の皮膚が取れ始めた
「ふうま暗殺計画がバレてしまったようだな」
おばさん達の顔の皮膚が次から次へと取れ始めた
「大魔王に生きてるのバレたか」
ふうまはため息を出した
「ふうまこいつら大魔王軍?」
「そうざよはぁめんどくせ」
ふうまはイライラした声でクローズの質問を返した
「我が名はジョクト」
大魔王軍名乗った瞬間ふうまが謎の斬撃を飛ばした
「先手必勝」
「貴様」
大魔王軍が次から次にふうまに飛び掛かるが全員斬られた
「お前生きてるだろ」
ジョクトの首を持って聞いた
「バレたか」
「目的は?」
「分かった貴様に教えてやる」
「よし素直でよろしい」
「ふうまの暗殺と」
「うんうん」
「占い師ディヤーの殺害だー」
ジョクト目的を伝えた後大量の矢が飛んできた
「250年前の生き残りもこれで最後だ」
「これ持っといてジョクトの首を投げてきた」
クローズはしっかりキャッチした
「クローズ早く捨てて」
「アリアうるさい」
「あ、後ディヤーの事よろしく」
「え、ちょま」
ふうまは言葉を聞かず走って何処かに行った
「ふうま話し聞けよ」
「クローズ火事が起きてる」
アリアは指を刺した
「だから走ったのか」
「ふうまもこれでお終いだ」
「魔人ジョクトどうして終わりなんだ?」
「幹部が今こちらに向かっているからだ」
するとクローズが持っていたジョクトの首がなくなった
「ジョクト君大丈夫?」
「はい大丈」
ジョクトの首が燃え尽きた
「役立たずは消さないと」
幹部が指を刺した
「起きてるんだろ占い師ディヤー」
ディヤーが起きて何か喋った
「クローズ君強化魔法使える?」
「使えます」
「強化して」
強化魔法を言われた通り掛けた
「ふうまが帰ってくるまで3人生き残るよ」