エルフの森
飛行種コロモドオオトカゲが変化してガスを出し始めた
「変な匂いがしな」
アリアが何故か倒れた
「クローズこの匂いの原因はなんだ?」
「多分防衛本能だろう」
「アリア回収して逃げるか?」
「厳しいね僕達もが途中で意識を無くすよ」
「じゃあどうする?」
「助けを待つしかないね」
俺もクローズもヤバいな意識を保てなくなってきてる
「シャルストちょと来い」
「なんだよ」
「結界を張ればこの匂いを消せるかも」
「じゃあ早くやってくれ」
「張ったら僕の意識無くなるから後でアリアと一緒に回復してくれるかい?」
「分かった」
クローズのお願いを了承した
「じゃあ後はよろしく」
「任せておけクローズ」
結界を張ったクローズ意識を失った
「さてガスが薄くなったら2人を回収するか」
そういえば何で飛行種は現れたんだ?
「何で動ける奴が居るんだよ」
「誰だ?」
「岡本の友達かな」
「何でこんな事をしたんだ?」
「とある物を盗むためだよ」
「そうか」
「じゃあ眠りな」
謎のガスを吸って俺は意識を失った
目が覚めるとクローズが居た
「お前回収は?」
「ごめんなさい」
「クローズも落ち着いて」
「うるせえ黙れクソババア」
クローズがクソババアと言った瞬間拳骨が落ちた
「クローズも落ち着いたし何が合ったのか教えて?」
「岡本同じ異世界人がこの騒動を起こしたんだよ」
「よくやったわねシャルスト」
「2人共早くこのゼルドア王国から出るぞ」
「クローズどうして?」
「この国の酒場のマスターから借金があるから会いたく無いからだからだね」
「分かった次はどこに行くアリア?」
「東に行くわよ」
「俺は良いけどクローズはどう?」
「別にどっちでも」
「じゃあ決定ね」
「金返せクローズ」
クローズが走り始めた
「早く逃げるぞ」
「クローズあのオッサン誰だよ?」
「酒場のマスターだよ」
「マスターから金借りてるの?」
「そうだよアリア」
「クローズも金借りたりするんだね」
「そうだよ」
俺とアリア笑いながら走った
「そろそろ国の外だな」
ゼルドア王国を出た3人は東に歩き続けた
「やばいわね食糧がもう無い」
「トカゲの串焼きならあるよ」
「水ならあるよ」
「2人とも違う」
「間違えてるのはクローズだけだよ」
「そうだけど」
「とりあえず地図見ようぜ」
クローズは地図を広げた
「森しかない」
「森でキノコとか山菜でも探す?」
「そうしましょう」
3人は森で色々探し始めた
「2人共何か見つけた?」
「キノコなら」
「本当?」
「本当」
「じゃあ焼いてみよう」
3人は紫のキノコを焼き始めた
「これ食える?」
「多分無理」
3人はキノコを食べたすると3人全員泡を出し始めた
「2人とも起きて」
アリアの声で目が覚めると俺とクローズは木の板に
ロープで繋がれていた
「アリアどうしてこんなことに?」
「クローズを起こしてから説明するわ」
クローズに何回も声を掛けた
「中々起きないわね」
「そうだね」
「誰か来たわね」
「勇者の資格を持つ物よ」
多くの装飾を着けたエルフが来た
「あなたは誰よ?」
「私がエルフ王だ」
「何で私だけ牢屋なのよ」
「帝国に渡す大切な品だから大切に扱ってるんだよ、でもあの2人は要らないから今から峡谷に捨てる予定かな」
「え、ヤバい早くクローズ起きろ頼むから起きてくれ」
「クローズ早く起きて」
「皆クローズクローズうるさいな」
エルフ王が指を鳴らすと4人のエルフが来た
「渓谷に捨ててこい」
エルフ王が命令すると俺とクローズを運び始めた
「クローズ起きて」
少し運ばれて峡谷まできた
「なあエルフの君?助けてくれないか」
エルフはシャルストの言葉を無視した
「このくそエルフ話しを聞けよ」
「シャルスト今状況は?」
「クローズ遅い起きるの」
「だから状況は?」
「エルフに捕まって渓谷に捨てられる所」
「何で?」
「知らないよ」
「じゃあアリアは?」
「エルフ王に捕まった」
クローズ知ってる事を伝えたら他のエルフが喋り始めた
「峡谷まで運ぶの面倒だからここで燃やそう」
「ん?」
エルフ達は木の枝を集め始めた
「どうするクローズ」
「どうするシャルスト」
絶望して2人は笑い始めた
「うるせえぞ」
「黙れエルフ」
「いいぞクローズもっと言え」
「そろそろ燃やすぞ」
エルフが火を付けて棒が燃え始めたそれを確認したエルフ帰って行った
「クローズ火を消して」
「無理」
絶望してたらエルフが来た
「今から火消します」
「エルフの人助かった」
「エルフ王の元に行くぞシャルスト」
「エルフ王倒すのですか?」
2人は頷いた
「私もエルフ王を倒したいだから協力してください」
「クローズは信用する?」
「助けてくれたから信用する」
「とりあえず移動します」
エルフについて行くと、洞窟に着いた
「ここなら一応安全です」
洞窟を見ると色々剣や魔導具が合った
「これ1人で集めたん?」
「ええ」
「適当に座ってください」
「エルフ王を倒したい理由は何ですか?」
「俺らはとある女性を助けたいんだよね」
「そっちの目的は?」
「私は友人を助けたいんです」
「じゃあ作戦はどうする?」
「こうです」
「勇者アリアよお仲間さんどうやらしっかり渓谷に落ちたようだ」
アリアはエルフ王を睨んだ
「そんな睨むなよこの地下の牢獄に助けは来ない」
「報告、森に敵襲、更に森が燃えています」
「エルフ王残念でしたね」
「クソガキーー」
エルフ王が地上に出て来た
「あれ?エルフ王じゃん」
「雑種生きていたか」
「ああ、クローズも生きてるよ」
「雑種どもいや認識を改めようこの罪人が」
頼むぜクローズ早くアリアを助けてくれ
「どうして2人で地下牢獄に行くんですか?」
「私はアリアを知らないからです」
「シャルスト大丈夫かな」
「色々な魔導具渡したから少しの間なら大丈夫ですよ」
クローズは地下の牢獄を目指した
「エルフ王、勝負だ」
「罪人が調子乗るなよ」
うわ、最初から魔剣で斬撃飛ばしてきた
「罪人が避けるなぁーー」
「罪人じゃなくてシャルストだ」
「中々厄介だな罪人シャルスト」
このままじゃジリ貧だ仕方ない魔導具使うか
「どこに行った罪人シャルスト」
「ここだよん」
「いや、ここだよ」
「罪人シャルストが2人?」
お、引っかかってるハーフエルフが貸してくれた腕輪良い感じだ
「そこか!」
エルフ王やべえ少しの魔力でバレた
「エルフ王この程度か?」
「貴様」
早くクローズ、アリアを助けてくれ
「質問いいか?」
「はい」
「エルフ王の強さはどれくらいなんだ」
「帝国の十章軍、第二軍団長と互角くらいです」
「え、かなりヤバいくね」
「だから急いで目的を達成して助けに行かなきゃいけないんです」
エルフとクローズが止まった
「簡単には取り返せないか」
「エルフ王の命令でここからは行かせん」
「準備はいい?」
「はい」
「貴様ちょこまかと」
時間稼ぎいい感じだし少し休憩しよう
「エルフ王、魔力量が桁違いだな、でも魔力も残ってるし何とかなるか」
「罪人シャルストそこか」
エルフ王の魔力がカッターの様になって足を切断してきた
「マズイ、足を切断された」
急いで足をくっつけ用とするがエルフ王が微笑んでこちらに来た
「罪人シャルスト終わりだ」
魔導具使うしか無い
「使わせてたまるか」
エルフ王の風魔法で吹っ飛ばされた
「本当に終わりだな」
「いいや、ここまで誘導したんだよ」
「ハッタリだな」
「いや、この魔導具シャッフルスターは、半径20mの中にいる人物とランダムで場所を入れ替える、俺の後ろは渓谷だ」
「貴様やめろ」
俺は渓谷飛び降りてすぐシャッフルスターを使った
「ふざけるな」
「エルフ王がバカで助かった、足を治してすぐにクローズの元へ行くか」
「アリアどこだ?」
「クローズここよ」
「無事だったか」
「エルフ王は?」
「シャルストが相手してる」
「シャルスト勝てるの?」
「勝てないけど時間は稼ぐと言っていたぜ」
「そうなんだ」
アリアはエルフの方を見てクローズに質問した
「あのエルフは誰?」
「友人だ」
「友人じゃない、一時的な協力者です」
クローズの言葉を否定してすぐにシャルストの声が聞こえてきた
「クローズどこ?」
「お、シャルストここだ」
「クローズ、アリア見つけた?」
「見つけてここに居る」
「今そっち行く」
クローズの方に向かってると斬撃が飛んできた
「シャルスト避けろ」
シャルストは避けようとしたが耳に被弾した
「俺の耳」
エルフ王が高笑いを上げてシャルストの耳を拾った
「罪人が調子に乗るな」
「これがエルフ王」
「そうよ」
「貴様ら全員死罪だ」
「エルフ王、我が友はどこだ」
エルフは声を荒げて聞いた
「貴様生きていたか、だか奴は我がしっかりと首を刎ねたぞ」
エルフは答えを知った瞬間、膝を床に落とした
「2人でエルフ王を相手するぞ」
「ええ」
アリアとクローズがエルフ王と戦闘を始めた
「エルフ大丈夫か?」
シャルストは痛みを我慢した声で聞いた
「もういい」
「何だって?」
「もういい」
エルフは小さい声で言った
「私が時間を稼ぐから3人で逃げて」
「一緒に復讐しよう」
「何で復讐?」
「復讐に囚われてる時と恋してる時が人が一番強くなれるから」
「そうなの?」
シャルストは頷いた
「2人共ここからは俺がエルフ王とやる」
「シャルスト勝てるの?」
「無理だよ、1人でも多く生き残った方がいいだろ」
「アリアは任せとけシャルスト」
「ああ」
クローズはアリアを担いで走った
「クローズ戻って」
アリア言葉を無視してクローズは走り去った
「罪人シャルスト貴様を断罪する」
「エルフ王俺に勝てるかな?」
「ハッタリを言うな」
エルフ王が魔法を使い始めた
「精霊召喚バオジャッカル」
バオジャッカルが召喚されてすぐシャルストの腕を食いちぎった
「腕が腕」
あ、終わったもう俺の人生終わりか
「罪人シャルスト終わりだ」
「まだ終わりじゃありません」
ハーフエルフが精霊バオジャッカル攻撃を止めた
「今から私は友の復讐を始めようと思います」
「ハハそうか」
「腕は大丈夫ですか?」
「今からくっつけるよ」
食いちぎった腕を拾って回復魔法でくっつけた
「準備オッケー」
「そうですか」
「じゃあ行くかエルフ」
「私はエルフのエステル覚えておいてください」
「分かった覚えた」
「そうですか」
「貴様ら罪人がこのエルフ王に勝てると思うな」
「行くかエステル」
「ええ、シャルスト」
「バオジャッカル奴やに断罪与えよ」
バオジャッカルがエステルに攻撃を仕掛けたが2人で攻撃を止めた
「バオジャッカル速いな」
「そうですね」
エルフ王が斬撃を使ってちょくちょく攻撃して面倒いな
「シャルストお、お腹」
「どうしたのエステル」
腹を見ると傷ができていた
「避けきれなかったよ」
「何秒稼げばいいですか?」
「10秒お願い」
「分かりました」
エステルがバオジャッカルとエルフ王と戦いを始めた
「精霊」
「させません」
エルフ王が精霊召喚をしようとしたがエステルの投げた短剣が刺さって失敗した
「クソが私はエルフ王だぞ」
エルフ王は短剣の傷を抑えた
「エステル大丈夫だった?」
「はい」
「罪人共貴様これでお終いだ、バオジャッカルよ精霊解除」
「バオジャッカルを戻したぞ」
「他の精霊を召喚するのでしょうか」
「精霊召喚イフリートそして聖霊武器化」
エルフ王が召喚した精霊が炎を纏った剣になった
「精霊が剣になった」
「そして精霊召喚バオジャッカル」
「エステル逃げた方が良くない?」
「そうですね」
「じゃあ決定だ」
エステルとシャルスト逃げようとしたがバオジャッカルがエステル足を掴み投げ飛ばした
「エステル今からそっちに」
シャルストが行こうとするがエルフ王が精霊剣で攻撃してきた
「行かせんぞ、あのハーフエルフは後でゆっくりとバオジャッカルの餌にしてやるからなぁ」
「じゃあ何でバオジャッカルをエステルの元へ行かせないだ?」
「貴様ら罪人ん一人一人断罪する予定だからな」
「そうか」
「バオジャッカル罪人に断罪を与えよ」
バオジャッカルとエルフ王の猛攻がシャルストを襲う
「2人で来て恥ずかしく無いのか」
「私にその様なプライドはない」
やばいなエステル早く来てくれ
「エルフは来ないぞ」
「エルフ王なに言ってる?」
「エルフの足の骨を折ったからな」
「エルフ王やってくれたな」
肝心なエステル動けないとはどうしよう
「これでお終いだ罪人シャルスト」
バオジャッカルの爪がシャルストの中指を食いちぎった
「指返せこのサル」
シャルストがバオジャッカルに蹴りをした
「指ゲット」
「もう諦めろ罪人シャルスト」
「ここで諦めたら俺は夢を叶えられない」
「夢の為に命を捨てるつもりか?」
「ここで捨てる訳ないだろ」
エルフ王の剣の重さで床にヒビができた
「罪人シャルストこれでお終いだ」
床が抜けてシャルストは落ちた
「くそエルフ王」
「罪人シャルストもこれでお終いだ」
エルフ王はエステルの元へ向かった
「ハーフエルフ私の物になるなら助けてやる」
「それは無理です」
「なに?」
「シャルストは死なない」
エステルはシャルストが落ちた穴に飛んだ