表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インスマス・シャルスト  作者: ヤイヤイ
ティンダロス編
27/27

ティンダロスの手紙

シャルストはアルクの言葉を聞いた後に質問した


「何かあったのか?」


「み、巫女様を守れなかった」


シャルストはアルクの肩に腕を置いた


「自分が生きてたなら…また、やり直せるよ」


アルクはシャルストの胸ぐらを掴みながら怒りをぶつけた


「シャルストは僕の何を知ってるんだ!」


「何も知らないから俺の考えを伝えるだよ」


シャルストはアルクを地面に叩きつけた


「お前は心が弱い弱すぎる」


「う〜〜、あ〜〜、クソクソクソー」


シャルストの言葉でアルクは地面に顔を擦り付けた


「俺は…離れるから泣きたきゃ泣けば?」


シャルストはアルクから離れた


俺って大人気ないなぁー、あそこで手を差し伸べれない俺は性格悪いなぁー


「おひさ…元気でした?」


「げっ、シザース」


「ダハハハァ、そうです!」


「強い人と戦えてる?」


「戦えてるぜー」


シャルストは昔の同僚のシザースと出会った


「少し前に巫女誘拐した?」


「ティンダロスの巫女は誘拐した〜気が〜する〜」


「やっぱり、お前だったかー」


シャルストは顔で抑えてると悲鳴が聞こえてきた


「ティンダロスがどっかの避難所を襲ってるねぇ」


「気になったから聞くけどティンダロスってなに?」


「え〜〜、知らないのー?」


シザースは煽るようにシャルストに言った


「ああ、知らないよ」


「じゃあ、教えてやるから耳の穴を綺麗にして待ってなー」


「分かった…早く言えー」


「ティンダロスは…化身ニャルラトホテプの魂の破片から生まれたのが避難所で人間を襲っている不死生物がティンダロスだ」


ティンダロスについて教えてもらったシャルストは更にシザースに質問した


「都市に何で…やばい、生物が居るんですか?」


「ザード王国が建設した、螺旋の塔にティンダロスを封印してたんだよ」


「だから螺旋の塔が崩れたら犬どもが現れたのかー」


シャルストはティンダロスが現れた理由を聞いて納得した


「何でそんな重要な情報を知ったんだ?」


「え、都市の代表を脅したら教えくれた」


「脅した後は…代表をどうした?」


シャルストの質問にシザースは笑って答えた


「首を刎ねて…死体はティンダロスの餌にした」


「はぁー、ティンダロスの情報は…この都市で一番 

重要な情報って理解してるのか」


「俺にはティンダロスの情報もニャルラトホテプも

関係ない」


「いや、関係あるよ」


シャルストの言葉でシザースは周り見ると何かに気づいた


「あらやだ、ティンダロスに囲まれてる」


シザースがティンダロスに視線を向けるとティンダロスは逃げた


「逃げら……おい、シザース待て」


シャルストが言葉を出してる途中にシザースは逃げてるティンダロスを追った


「目と目が合ったんだ…殺し合いだぁ〜」


「シザースの野郎、殺戮モードになっちゃたかー」


シャルストシザースを追った


「弓で殺そう」


シザースは弓矢を作り出した


「俺…錬金術を使えて良かった」


シザースが放った矢がティンダロスに命中した


「あとは剣で余裕〜だぁ〜」


シザースは剣を作り出した


「はい、終わりでぇ〜す」


シザースはティンダロスの首を切り落とした


「ダハハハァ、絶命!」


シャルストはシザースに追いついた


「ティンダロスは不死身だから…目を離すなよ」


「大丈夫だって…俺は強いから」


シザースが目を離してる間にティンダロスは逃げた 


「は?…逃げれた」


ティンダロスが逃げた事に気づいたシザースは倒れた


「大…丈夫じゃないな」


「殺せなかった…次こそは殺す殺す」


シザースは倒れながら嘆いた


「安心しなよ…また会えるよ」


シャルストの言葉を聞いたシザースは立ち上がった


「会えなかったら…責任取れるの?」


「責任は取れないけど化け物みたいに強い奴を紹介してやるよ」


「有名人?」


「学園の教科書に記載されてるくらいには有名だね」


「え、誰だよ」


「風のふうまだよ」


シザースはシャルストに近づいてシャルストの肩を掴んだ


「風のふうまって言ったか?」


「え、風のふうまって言ったよ」


「あ、あ、あ、あ、あ〜〜〜〜〜〜」


シザースは嬉しくて叫んだ


「ダハハハァ、大英雄と戦えるとは…最高」


「戦うかは…決まって無いけどね」


「寝込みを襲えば…戦うだろ」


「まあ、そうかもね」


2人が少し歩くとシザースが何かを思い出した


「剣聖の弟子の名前…何だっけ?」


「何で俺に聞くんだよ?」


「裁判中の剣聖の弟子を助けてたじゃん」


「何で知ってんだよー」


「だって…裁判所に俺も居たから」


「だから、俺にアルクの名前を聞いてきたのか」


「そうそう、俺はティンダロスの巫女の死に方も知ってるよ」


「死に方を知ってるのは…死ぬ所を見てたから?」


「そうそう…楽な死に方だった」


「楽な死に方って…苦しまない死に方をしたって意味だろ?」


「そう…俺は死後硬直が気持ち悪くて見ない死に方が好きだし」


「お前は本当に…人間ですか?」


「一般家庭生まれの優しい優しい…男の子」


シャルストはシザースが一般家庭生まれと知って口を開けた


「アホみたいに口を開けて…頭が悪くなった?」


「ああ…悪くなってる」


「ダハハハァ…アルクはどんな感じ?」


「な、何で急に話を変えるんだよ?」


「はぃ?……アルクの事が気になったから」


「アルクはね〜…大好きだった女が死んで…メンタルブレイクしてる」


「えー、メンタルブレイクしてるなら…何とかしないといけないじゃん」


「何とかしないといけないのは分かってるけど…何をすればいいか…分からないだよ」


2人はアルクが立ち直る方法を考えた


「あ!あ〜〜…これだ」


シザースはペンと紙を出した


「何してんだ?」


「アルクに…手紙を書いてる」


「アルクがお前の書いた手紙なんて読まないよ」


「 俺の手紙は読まないけど…死んだ巫女の手紙なら

読むだろ」


「ん?…意味が理解出来ないから詳しく教えて?」


「え、やだ面倒い」


「ん?…聞こえなかったからもう一回聞くね…意味が理解出来ないから詳しく教えて?」


「面倒いからやだ」


「ん?…聞こえなかったからもう一回聞くね…意味が理解出来ないから詳しく教えて?」


「チッ…面倒いから!やだ!」


シザースはイライラし始めた


「ん!?…聞こえなかったから!…教えて!」


「シャルスト!…俺は今…イライラニガニガな状態になってるよ」


「これ以上イライラニガニガ状態になりたくないなら

教えてくれよ」


「チッ…教えやる」


シザースが嫌そうな顔で詳細説明を始めた


「まず巫女が死んでアルクが悲しんでるじゃん…俺が

巫女の真似をして…アルクに手紙を書くんだよ」


「お前の文章力で…手紙を書けるの?」


「書けるわけねえだろ…考えてから言え!」


「酷い文の手紙を送るのは…流石にー」


シザースは立ち上がると別の手紙を出した


「巫女の家にあった、手紙を写すから問題はない」


「丸々写すのかー」


シャルストは手紙の内容を目に通した


この手紙はアルクって男性に渡してください

アルクへ あたしは儀式で会えなくなるけど悲しまないでください

この先もあたしを助けてくれたように多くの人を助ける為に進んでください


シャルストは手紙の内容の確認が終わった


「なんか……よく分からない…内容だった」


「当たり前だろ…恋する人は馬鹿だから」


「もう一つ感じたのが…これを渡せば解決なのに移してるのが…意味分からないって思った」


シャルストの言葉を聞いたシザースは写す作業をやめてシャルストに近づいた


「俺は…何で写したんだ?」


「知らないよー」


シザースはシャルストから離れるた


「シャルスト…アルクに手紙は…お前が渡せ」


シザースはシャルストに手紙を投げた


「う〜ん…分かった」


シャルストはシザースが投げた手紙を掴んだ


「じゃあ、すぐに渡して来い…ダッシュ!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ