041 ディメンション・クライシス ―ラグナヴィアの覚醒―
時はさかのぼる。
人間界と異世界ラグナヴィアをつなぐゲート。
「世界統一国家ノヴァ・ユニオン」のノヴァ・レギオン大艦隊は次元の境界を越え、ラグナヴィアに足を踏み入れた。
サラ、ダリウス、アリスティア、ヴォルガル・ザ・ドレイク、そしてシンメトロン・オルディア。
彼らは事前の打ち合わせ通り、動き始めていた。
サイバードラゴン族は敵艦隊の動向を解析し、機械生命体メカニウスは先進的な技術で艦隊のシステムを完全に乗っ取ることに成功した。
アリスティアは静かに目を閉じ、次元竜としての力が覚醒するのを感じ取る。
「今こそ、この力を見せるときだ」
光の波動が次元を超えて集束する。
ダリウスはその強大なエネルギーを見守り、支援を続ける。
アリスティアは意識を集中させ、大艦隊を人間界へ転移させた。
ヴォルガルは鋭い眼光で空を見据える。
「何かが迫っている」
しばらくして視界に現れたのは、魔王軍の本拠地・デビルキャッスル。
浮遊する巨大な城はラグナヴィアの空を支配し、鋼鉄の甲冑を纏う魔物や、闇の魔法で強化された魔獣と共にゲートを越え、人間界へ押し寄せる。
その後、天空に閃光が煌めいた。
―――ルミナドラゴン。
ラグナヴィアの平和を守り続けてきた伝説の種族。
暗黒の力が世界を蝕み、混沌を引き起こすたびに、その力で均衡を保ってきた。
最年長のルミナドラゴン、アルテウスが先頭に立つ。
その瞳は、叡智の結晶のように冷たく輝いていた。
「我が一族も力を貸そう。魔王軍は、この世界を永遠の暗闇に変えんとしている」
アルテウスの神秘的な声が耳を打つ。
「力を合わせれば、どんな闇も光に変えられる」
アリスティアは力をさらに集中させる。
「世界の運命を決する時だ」
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