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021 魔王再臨の刻 、戦神サラの覚醒
サラが目を覚ますと、低く響く声が耳に届いた。
「私はずっと待っていた。今こそ、お前の力を解き放ち、世界を救う時だ」
その声の主は、戦神ヴァルグリムだった。
眠気の残るサラは、ぼんやりと答える。
「その力、どう使えばいいのか分からないニャ」
ヴァルグリムが拳を天に掲げ、声を震わせて叫ぶ。
「サラの覚悟を示すだけでいい! 今こそ、全てを変える時だ!」
すると、サラの体から圧倒的なオーラがほとばしった。
戦神ヴァルグリムの力が、彼女の中に宿ったのだ。
「これで、魔王に勝つニャ!」
サラは意を決し、戦場に踏み出した。
その頃、ロウィンはタイムリープの力を使い、無数の未来を見つめていた。
最も差し迫った未来では、かなえとレイナが力尽き、サラは永遠の眠りにつく。魔王アスタロスが復活し、冥王が現れ、世界は滅びへと向かっていた。
ロウィンは安堵の息をつき、サラを見つめた。
「魔王軍と冥王軍を止められるのは、君しかいないんだ」
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