表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/47

ワタシカラニゲテ…。【R15(いかがわしい表現)/告白/片想い/毒舌】

恋心を暴走させたくない女の子の話



初出【2023年12月3日】

 昔、母が言った。父と、その友人の女性がくっ付いた方が、父は今よりも幸せだったのではないのか? と。


 母が父を想う気持ちはわかるが、それはーー私自身を否定してる事なのだと、彼女は気付いているのだろうか? と思う。

 だって、“父と母がくっ付かなければ、私はこの世にセイける事はい”のだから…。


 でも、母の気持ちはめちゃくちゃ解る。解るからーー私は、現在いまの暴走しそうになる感情に困っていた。

 自分の気持ちに素直をつらぬけれればイイのに…と思うぐらいに、私には大好きな人がいる。でも彼は、彼女と一緒にいる方が幸せなのでは? と考える事がよくあるのだ。


 相手の幸せを願う……。

 聞こえはイイが、結局、自分の気持ちに正直になって、相手にフラれるのが怖い臆病者の言い訳に過ぎないのではないのか? と。



「あっ…! あのっ…!! あっ…貴方の赤ちゃんが欲しいですッッッ!!!!! 」


「……………えっ…? 」


「……………うん…? 」



 しっ…しまったアアアアァ!?!! 色々と段階をすっ飛ばした言葉が出てきたアアアアァ!!!



「ぅ"えっ…そのっ…あのっ…」



 これ……ただでさえドン引きレベルなのに、男女逆転してたら、間違いなく通報モノだ…。



「……えーっと……ユニークな、告白の仕方だね? 」

「!? ッッ……ごめっ…告白じゃないですっ! 」



 言って、私は思わず彼を睨み付けた。


 アアァ…私の馬鹿ァ!!! 告白の返事を貰う以前に、もう告白出来ない事しちゃったよおおぉ…。



「だっ…大体っ…男の人って、好きでもない女にそーゆう事言われても、嬉しいしっ、それですっ…好きになるんでしょ? だから試してみたのッ!! 」



 バカっ、ばかっ、馬鹿アアァ!!! 益々(ますます)告白し辛いし、なんかっ…可愛くない…。それに……めちゃくちゃ遊んでるコだって思われる…。

 ………待てよ?って事は、適当に遊ばれて、それで……嗚呼あぁ…別に、それはそれでイイかも。

 で、上手い具合に妊娠して、それでーー



「また被害者わたしが、生まれるのか…」


「………えっ…? 」



 結婚は、片方の「大好き」の気持ちだけでは上手くいかない。お互いに努力して、愛をはぐくんでいくものだとか。



「自分の好きを押し付ける為に、ヤる行為じゃないのにね…? 」



 赤ちゃんが欲しい……ソれは、ホントウに相手ノ事がスキだカラ?

 只、相手ヲ自分ノ手中シュチュウに置いて、縛り付けたいダケじゃないノ?



「センパイ……ワタシをコワすぐらーーうんん、なんでもないデス」



 目の前の彼に顔を寄せて、そのほほへ唇を押し付けて直ぐに体を離した。



「!?」


「これ以上、私の意識に土足どそくまないでくださいね? センパイ。っ……私から貴方を護る為に、お願いですから…! 」



 本当は、その唇にかぶりついてやりたかった。

 驚いてる彼のいた口の中へ舌を滑り込ませて、それでーーとろけて、物欲しそうな貴方の耳元へ、


「私だけしか見ないと約束するなら、貴方の遺伝子を私のナカにそそいで」

 と、ささやいて…。


 ーー……そんな妄想コトが、出来るはず…も、無くて……。



「これ以上、私の意識に踏み込んだら私っ……貴方に、ナニをするか解りませんから…ッ!! 」



 デキたを理由に、貴方と書類上だけの夫婦めおとになるの。

 関係性が如何どうであれ、法律をタテに、貴方の気持ちには気付かないフリをして、私の「大好き」だけを理由に、子供までをも巻き込んで…。



「イイんですか!? …貴方を襲っても? 」



 そんな悲劇をまた起こさせない為に……センパイ…【私から逃げてっ!!! 】











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ