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⑶『ミスタースペルミス』

⑶『ミスタースペルミス』



異常濃度のジュースを、一飲みで飲み切る、ミスタースペルミスだが、得意技はそれだけではない。学校の給食などで出てくる、食事の三角食べなども、その量が均一になるという、不可思議を持っている、ミスタースペルミスである。



しかし、量が均一だということを、誰も知らないし、本人もそんな気がするくらいに流してしまうのだが、何せ、そのすごいことと言ったらないのでえあるが、であるからして、今日も、ミスタースペルミスは前進する。



当然のことを当然とやってしまうには、難しいことが多すぎる現代ではあるが、ミスタースペルミスは、その点で、超人の域に居ると言えるだろう。言葉にはできないが、とにかく、あっさり、英雄気取りでいて、本当に英雄なのであるから。

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