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⑵『ミスタースペルミス』

⑵『ミスタースペルミス』



ミスタースペルミスは、今日も街を歩いている。草花だの、街路樹だの、コンクリートをしのいで生えている花などに、丁寧に頭を下げながら、歩いている。まさに、それこそ、ミスタースペルミスの到達点なのであるから。



周囲に気を配ることは、非常に重要なことだ、とは、ミスタースペルミスも承知の上だろうが、それにしても、何と丁寧なことだろうか。余りの厚かましくない様に、こちらこそすいません、の状態なのであるから、驚嘆だよ。



よくぞ言ってくれた、という言葉を、ミスタースペルミスは言っている。スペルミスなんか、気にするな、という風に。後から気付いた誰かが、手直しすりゃわいいんだ、という風に。そんな風に言えるのは、ミスタースペルミス、くらいだろう。

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