エッセイを50タイトル投稿した作者の自分語り ~なろうを始めてからの3か月を振り返る~
どうも、考察の鬼でプラズマアロウなたらこです。
なろうに投稿を始めてはや三か月。
連載作品の掲載本数もさることながら、エッセイ投稿数もそれなりの数になりました。
エッセイだけで50本投稿しています。
自分でもなんだこの数と思います。
それほど頑張って書いた記憶はないのですが、気づけばかなりの数に。
継続は力なりと言いますけども、今まで書いたエッセイが力になっているかどうか、自分でもよく分からないのです。
さて……ここまで投稿を続けてきた所感を、少しだけ語らせていただきたいと思います。
たらこはなろうに投稿を始めてすぐ、新着短編あさりをしました。
新着小説を手当たり次第に読んで感想と評価を残す。
これが自作品のアクセスを増やす直接的な手段になるとは思わなかったのですが、とにかく何か活動をした方がいいと思って、そんなことをしていました。
もちろん、感想を残すわけですから、ちゃんと読んでから評価をしています。
まぁ……かなりあまあまな評価基準でしたけどね。
いくつかの作品からは作者様からの返答があり、嬉しい気持ちになったのを覚えています。
ただ……PVには全く影響を及ぼしませんでした。
当たり前ではありますけども、感想や評価は見返りを求めて行うものではありません。
たらこはそれをよく理解していたので特に何も思わず、たんたんと新着短編あさりを続けました。
そんで、気づきました。
みんな感想をもらって喜んではくれるけど、感想を書いた人にまで興味はないのだと。
むなしさと言うよりも、これが現実なのだと思うようになりました。
そして……もし自分の作品に感想を残してくれた人がいたら、その人に興味を持ってみようと思うようになりました。
それから色々と調べて、連載作品のアクセスを増やすためのテクニックとして、エッセイを書く方法があるのを知りました。
確か「なろう PV ふやす」とか、そんな内容でググったかと思います。
伸びない作家はエッセイを書かない。
そんな風な項目があったので「ふーん」と思って眺めていました。
実は……たらこがなろうを利用するのはこれが初めてではありません。
10年近く前に、読み専として活動していました。
アカウントを持たない、ゴースト読み専ですね。
ブクマも、ポイント評価もしない。感想も残さない。
でもなろう小説は読むという、なんとも微妙な存在。
エッセイ界隈ではブクマしろ、評価しろと、切実に願う作品をよくお見掛けしますので、かつてのたらこのような存在は噴飯ものでしょう。
ゴースト読み専だったたらこは、とある作者様の作品を見つけました。
なろうで小説を投稿した経験をエッセイにしていた作者さまでした。
その作者様はたくさんの人を集め、楽しそうに活動していました。
それをたらこは外からぼーっと眺めていました。
もし、あの中へ入っていけたら、楽しいだろうなぁ。
エッセイを書くと人気者になれるんだなぁ。
なんて、思ったかもしれません。
今ではよく覚えていないのですが……。
そんな記憶があったもので、エッセイを書いて人気を出す方法は、たらこにとってとても魅力的に思えたのです。
とりあえず、エッセイを書くことにしました。
『エッセイを書くといいらしい ~ブックマーク欲しさに書いた駄文~』
を書いて投稿。
……なんの反応もありませんでした。
まぁ、当然のことだと思います。
こんなタイトルで注目が集まるかっての。
たらこは新着あさりした経験から、興味を惹くタイトルと、そうでないタイトルの違いが少しだけ分かります。
なので、このタイトルは伸びないと確信しました。
それでもこんなタイトルにしてしまったのは、初めて書いたエッセイを誰かに読まれるのが恥ずかしかったのかもしれません。
何をやっているんでしょうかね、本当に。
しかし、まったく効果がなかったわけではありません。
不思議な心地よさを感じたのです。
自分の気持ちを素直に書く。
ただそれだけのことなのに……すこぶる気持ちがいい。
とてもすっきりした気分でした。
今思うと、あの時からエッセイ中毒になっていたのかもしれません。
これはたまらんと思って、エッセイを続けて執筆。
2作目、3作目、と次々に投稿。
キャラクターが殺される理由について考察した『虐殺されるキャラクター ~どうして彼らは無残に殺されるのか~』
小説をエタらせた時の経験をまとめた『客観性を欠くということ ~物語が破綻しても気づけない~』
そして、テンプレについて自分の思いを語った『なぜ異世界テンプレは書きやすいのか ~読者都合の物語は作品の寿命を縮める~』
これらのエッセイが思いのほか高く評価され、エッセイランキングに乗る結果となりました。
そして……ついに私の作品に感想が書かれたのです。
私は嬉しくて夢中になって感想返信を書きました。
それからいくつか他にも感想をもらって、嬉しくて、嬉しくて。
感想が欲しいがために、いくつもエッセイを書き続けました。
気づけば、連載作品に感想を残してくれる人も現れ……。
と、ここからは以前に別のエッセイでも語った記憶があります。
ちょっと飛んで続きを書きましょう。
君もエッセイを書かないか(だいぶ飛躍した)
いや……本当に書こうよ、エッセイ。
たらこは今、ブクマ0、ポイント0、PVも一桁から二桁しかいかない、ド底辺の君に向かって話しかけている。
別に特別な内容じゃなくていいんだ。
ただただ、自分の素直な気持ちを書けばいい。
簡単だぞ。
君には何か好きなことがあるだろう?
その好きなことを、どうして好きなのか書いてみろ。
エピソードも忘れるな。
具体的なエピソードがあった方が印象に残る。
犬が好きなら、犬が好き。
猫が好きなら、猫が好き。
花が好きなら、花が好き。
海が好きなら、海が好き。
小説がすきなら、小説がすき。
ただそれだけの内容で構わない。
どうして好きなのか。
好きになった理由は何か。
今でも好きか、今はもっと好きになったか。
己の心の内にある好きを解放して文字に起こせ。
数百字でも構わないのだ。
とりあえず書いてみよう。
もしかしたら……感想がもらえるかもしれない。
いいか、感想はな、最初にもらった時はすごくうれしいけど、もらえないと寂しくなる。
だから構ってほしくてまたエッセイを書きたくなる。
この悪循環が最高なんだ。
だって、身体は悪くならないし、文章力だって上がるし、なにより純粋に気持ちがいい!
たらこを見てくれ! いたって正常! 連載もエタっていない!
今はまだ……ね。
さぁ……君もエッセイを楽しもう。
エッセイを書いているうちに、気づいたらド底辺を脱出できるかもしれないぞ。
書くことを続けるには、楽しむことが大切だ。
エッセイ界隈は書くことの楽しさを教えてくれる場所。
たらこはそう思うのであります。