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ダークヒーローは見つからない  作者: 放課後 始
楽しいね
9/14

楽しいね ~放課後~

別視点と繋ぎ、かっこよく書かなきゃですねくぉれは。


ボスにはちゃんとした能力があるよ!やったね!


今回は伊月ちゃんが主人公ですよー!

これは霧野赫夜が人を殺す少し前の話し。

才能をさらに開花させた少女の話し。



?「………さん?………堂さん!五堂さん!」

ハッ!と、目が醒めた。ここは?起きたばかりの頭は現状を理解できない。

?「大丈夫ですか?無理して現場まで行かなくても大丈夫なんですよ?」

伊「大丈夫です。私も円卓の一人として、戦います!」

私は警察に協力している組織、キャメロットに所属している。その組織の中でも4人の異能持ちで構成されたチームを円卓と呼ぶ……ことになった。まぁその由来は今は割愛する。

そうだ…六花が攫われて、それを赫夜くんが助けに行っちゃった。その中で円卓の私だけなにもしないのは嫌だった!だから助けに行ってるんだ。なんで寝ちゃったんだろ?

警察「五堂さん、もうそろそろ現場です。携帯武器(ギア)を準備しといてください。」

伊月「了解しました。」

そう言って私はバッグの中からギアと呼ばれるものを出す。これは警察やそれに協力する団体に支給される武器だ。自分専用にカスタマイズする人もいるらしい。

車が止まった。現場についたらしい。車を降りてギアを強く握るすると、まるで魔法のようにただの白い棒から煌めく刃が姿を現す。

廃工場が少し遠くに怪しく見える。

警察「犯人にバレないように少数で突撃しますが、五堂さんはご同行されますか?」

伊「もちろんします!友達も妹も助けるつもりで来ましたから!」

警察「了解しました。ではこちらへ。」

私と警察の方々で合計4人で廃工場へ向かった。

途中、叫び声が聞こえた気がしたが、きっと自分が恐がっているからだろう。だいぶ進んだ気がする。暗くて重い空気が私に恐怖を与える。

廃工場裏についた。一人の男が立っている。その男がいきなり叫んだ。

ボス「俺は……俺は!雑魚じゃない!」

そう言っていきなり襲ってきた。左右にいた警察が吹っ飛んでいった。違う、私も飛んでいる。急いで自分の能力を展開した。他の警察の人たちは黒く深い海に落ちていった。

伊「……!あなたを公務執行妨害及び能力悪用で拘束します!」

私は最高速で男に近づく。男は驚いた様子だったが私との間でないかを破裂させた。すごい速さで飛ぶ。コンテナに直撃した体は悲鳴を上げる。私の異能は完全に相手の能力を判明させなきゃいけない。

ボス「そうだ……俺は弱くない……あいつよりも強いんだ!」

あいつ?ここに誰か他に?廃工場に私とこの男、それと六花ちゃん以外に生命反応はないと、調査結果が出ている。

伊「六花以外にも人質を取ったの!?」

ボス「あ?んな訳ねぇだろ!あいつだよ!あいつ!■■って男だよ!」

聞き取れない。どちらかというとこの世に存在してない言葉を聞いてるようだ。

伊「意味が分からない!とりあえず話は警察にお願いします!」

もう一度私は突進する。

ボス「また馬鹿みてぇに突進してきやがって。次は確実に破裂させてやる!」

また空気が破裂した。私の体は強く地面に叩きつけられた。骨が軋む。だが能力の発生条件は分かった。

伊「次こそはあなたを拘束しますから!」

これが能力のキャパ的にも最後の突進だ。

また破裂する。その瞬間の空気の歪みを見る。

私は異能を出す。破裂しない。

ボス「なんだと!能力が発動しね…」

言い終わる前に頭を地面に叩きつける。多分殺してない大丈夫。

伊「ハァ…ハァ…あなたを公務執行妨害及び能力悪用の現行犯で拘束します。この後警察に身柄を受け渡すのでちゃんと喋ってくださいね…。」 

雨が降ってきた。軋む体にムチを打って表に急いだ。



次の日


「ニュースです。先日誘拐事件が起こりました。この事件はキャメロットと警察の協力の元、無事に解決しました。主犯格以外は全員殺害されており現在は殺人の容疑で捜査しております。」


伊「はぁ…めっちゃ痛い……。」

六「もう!無理しすぎだよお姉ちゃん!」

私の愛しの妹は無事保護された。怪我は一切無かった。

赫「悪いな。警察となんだっけ?まぁお前たちのが速かったな。」

赫夜くんは色々なところに助けを求めながら廃工場に向かっていたらしい。そのおかげで、たくさんの人が犯人達の情報を提供してくれた。まぁ何人組か分かっただけでほぼ全員死んでしまっていたから、それ以外の情報を、犯人達から聞き出すことはできなかったけどね。

伊「全然!赫夜くんのおかげであいつらの身元も割れたしそれに……勇気もでたしね!」

赫「なんだそれ…。」

彼は少し微笑んだ。ちょっとキュンとしたかもしれない。ないない!そんなことない!赫夜くんは親友だ!それ以上でもそれ以下でもない!

赫「俺は少し先に帰るな。お大事になー。」

六「私はもう少しここに残ろうかな。いいよね?お姉ちゃん。」

伊「もちろん!ずっとここにいてー!」

この事件はこうして幕を閉じた。




赫夜視点

警察は気づいていないらしい。それに自殺を促したはずのあのボスとか名乗ってた男は死んでなかったし正直つまらない。

?「君?あの大量殺人の犯人だよね?フフッ……分かってるよ。また学校で会おうね。運命の人。」

赫「っ!」

振り返ったが誰もいない。

赫「…気のせいか…。」

こうして事件は幕を閉じた。


これからまた新しい事件が起こるとは誰も思っていなかった。

携帯武器(ギア)について


ギアとは作中でも言ったとおり、警察もしくはそれに協力する団体に支給される武器です。

色々な種類があって銃になったり剣になったりナイフになったりする予定です。これからの登場にご期待下さい!


キャメロットについて


警察とは別に能力、異能が関係する事件を主に担当する、国公認の機関。

警察のように家宅捜索や、逮捕後の尋問はできないが武力行使や、能力や異能を使った戦闘を許されている。

その中でも異能を持つ4人で構成された、円卓 というチームはキャメロットの主力チームでいかなる凶悪犯罪でも解決すると、一目を置かれる。

ちなみに最近行われた小学生の将来の夢のランキングで5位にランクインしている。

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