表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダークヒーローは見つからない  作者: 放課後 始
楽しいね
7/14

楽しいね ~4時間目~

前回の戦闘シーン分かりづらいとこありましたね。

赫夜くんが躱せてるのは能力で認識を曖昧にしてるからですw


そういえば 赫 って字バラバラにする的な意味があるらしい。

タピオカを飲みに来る人といえばみなさん誰を思い浮かべますか?そりゃ女子高生ですよね。はい。そんな中、俺こと霧野赫夜は女子高生だらけの中でタピオカを飲んでいます。

赫「なんで店で飲むんだよ……せめて外で飲もうぜ…」

伊「えー、せっかくならお店で飲みたいでしょ!」

元凶は賭け(自分で始めた)に負けタピオカを奢る(自分勝手)という状況で自分の好きな場所を選ぶという、奇行に走っている。

赫「ツッコんだら負けか…」

ボソッと呟いた。

伊「この後時間ある?あるでしょ?あるならもうちょっと遊ぼ!」

赫「時間無いって言ったら?」

伊「嘘だと言うことで一緒に遊びます。」

あ、そこに俺の意思は関係してこないのか…まぁこいつと居るのは楽しいし別に良いんだが…

伊「どこ行きたい?」

赫「伊月の行きたいとこでいいよ。」

伊「じゃあね…ボーリングがいい!」

赫「二人で?しかもこの時間から?」

時計は午後6時50分を指し示す。

伊「高校生だしいいでしょ!」

赫「はぁ…女子高生って意味分からない…」

結局俺達はボーリングをしに行くことになった。もう少しマシな意見はなかったのだろうか。とか考えてたけど[伊月が考えるわけないか。]と割り切った。

すると店から少し離れたところで、伊月は銀行付近にいる誰かを見つけた。

伊「あそこにいるのってもしかして……」

赫「?どうし…」

伊「おーい!六花(りっか)ー!」

六「あれ?お姉ちゃんだ!…と、彼氏さん?」

距離にして大体50m。よく妹だと分かったな…恐るべき伊月の視力。

赫「彼氏じゃないよ。ただの友達だよ。」

六「そーゆー人って確かゆーじゅーふたんって言うんですよね!」

それを言うなら優柔不断だろ。ふたんってなんだ。

伊「この子ね!私の愛しの妹なんだ!」

赫「見てれば分かるよ。」

五堂(ごどう) 六花(りっか)伊月の妹だ。たまに伊月が「めっちゃかわいいの!特にね!髪の毛… 以下省略」みたいに好きなアニメを語るかの如く早口で話すのでよく知っている。

六「それでお姉ちゃん?この人は彼氏なの?」

伊「そんなわけ無いじゃん!ただの親友だよ!」

傷つけたいのか褒めたいのかどっちかにしろよ。

赫「な?本当だっただろ?」

六「そうですね。さっきはごめんなさい。」

赫「全然気にしてないからいいよ。」

伊「ね!今からねお姉ちゃん達ボーリング行くんだけど一緒に来ない?」

六「私は遠慮しときま…」

その時事件は起きた。とても大きな警報音が近くの銀行から鳴り始めた。

赫「なにがあったんだ?」

銀行の中から出てきた黒尽くめの男と目があった。

嫌な予感がする。案の定その予感はすぐに当たった。

さっきまで前方にいたはずのその男は能力なのかとても速い速度で六花の元へ近づき、彼女の首元にナイフを突き立てこう言った。

男A「お、おい!お前ら!この子の命が惜しかったら、車の鍵をよこせ!」

赫「伊月?絶対に刺激はするなよ?」

伊月からの返事はない。彼女は酷く怯えていた。妹が人質に取られているこの状況が彼女に強い恐怖を与えているのだろう。

赫「その子から手を放してもらえませんか?」

男A「あ?何言ってんだ?」

赫「僕が代わりに人質になります。だからその子を放してください。」

ほんの少しずつ距離を詰める。

男A「は、放すわけねぇだろ!」

普段の実践授業の間合いに入った。

赫「そうですか…なら実力行使で!」

俺は馴染んだばかりの異能を使った。制御できる。無駄な殺意は湧かず、自らの意思で扱うことができる!

最速で相手の懐に入りアッパーが顎に入った。その瞬間に六花から手が離れた。今だと手を掴もうとした次の瞬間、そこに彼女はいなかった。

男B「ぐへへ!俺の能力は瞬間移動だぜぇ?この子を返してほしかったら身代金を容易しな!場所は…そうだなぁ…!そうだれ郊外の廃工場だ!分かったな!?あばよ!」

そう言って俺達は取り残された。大切な(りっか)を奪われて。

赫「伊月…ごめん…助けられなかったどころか状況を悪化させちまった…。」

伊「わ、私何もできなかった…。」

赫「……伊月は警察を頼む。俺はあいつを追う。」

伊「へ?で、でも私の家族の問題だし…」

赫「とにかく頼んだ。」

俺は至って冷静だ。いつもより殺気立ってるだけで冷静だ。遅くはないペースで廃工場に歩く。

伊「……………ごめんね。」

伊月は立ち上がることができず地面に座り込んだまま、震える手で電話をかけた。

キャラ紹介

五堂(ごどう) 六花(りっか)

能力 瞬間記憶 異能 無し

瞬間記憶→一度見ただけでなにもかもを覚えられる能力。この能力のおかげで暗記科目は強いらしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ