楽しいね ~プロローグ~
プロローグです。全然前に進んでないとか核心に触れてないとか気にしない。
説明長いね……
いつも夢に見る。人を殺す夢だ。切ったら出る生ぬるい赤い液体や反吐が出るほど汚い断末魔。そんな犯罪者みたいな夢を見る。いつもはこれを思い出すだけで吐き気をもよおす。というか吐く。でも今日は、不思議となんとも思わなかった。
「月曜日か…学校行かなきゃ…」
そう言って一人の高校生はベッドから出た。
彼は 霧野 赫夜 普通の高校生だ。
寝室を出て、洗面台で歯磨きと顔洗いをして、誰もいないリビングで朝食の食パンを食べる。そしていつも通り玄関で書き置きを読む。
書き置きには
[今日からまた出張で3週間程家を空けます。いつも負担をかけてごめんね。 母より]
いつも通りだ。母はここ数ヶ月仕事が忙しく家にいない。まぁ気にはしていない。母は数年前に離婚してから一人で俺の世話をしてくれた。たとえ男が出来てようが文句を言える立場じゃないし、言うつもりもない。
「こんなこと考えてても意味ないな。」
彼はそんないつも通りをまとって家を出た。
出てきた登場人物はここで紹介しようと思ってます。
是非読んでください!
???のところは追々紹介します。
霧野 赫夜
能力 認識阻害 異能 ???
認識阻害→人の記憶から自分への認識を意図的にぼやかすことができる。
考察
至って普通の高校生。