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ダークヒーローは見つからない  作者: 放課後 始
ダークヒーローはじめました!
10/14

ダークヒーローはじめました!~1時間目~

今回から新章突入です!

これからも頑張っていくのでよろしくお願いします!

病院って独特な匂いしますよね。

「さぁ!一緒にダークヒーローになろう!今日から私が君の相棒だ!よろしく!運命の人もとい赫夜くん!」

まさかこんなことになるとは思っていなかった。そうだ、俺の人生がさらに大きく変わるとは、まだ学校についた時は思っていなかった。



今日も教室に入ると真っ先に話しかけてくるのは晴樹だ。

晴「よ!今日は五堂さんと一緒じゃないんだな?」

赫「あいつなら昨日の事件で怪我して入院してるよ。明後日には来るんじゃないか?」

晴「そうか……でも!その感じだとたいした怪我じゃないんだな。よかった…。」

ガラララッ いつもより早く先生が教室に入ってきた。

先生「ちょっと早いが席につけー!今日は転校生がこのクラスに入ってくるぞ!」

赫「この時期に引っ越しって珍しいな。」

晴「まぁ親の用事なんだろ。」

先生「じゃあ、入ってこーい。」

先生の合図に合わせて入ってきたのは、とてつもない美少女だった。透き通るような白い肌。まるで雪を連想させるような綺麗な白い髪。恐らくだがクラス中の視線が彼女に注がれた。

?「私の名前は 望月(もちづき) 雪希(ゆきの)です。変な時期の転校ですが、みんなと仲良くできたらと思ってます。どうぞよろしくお願いしますね。」

はい。これは男子受けのいいちょうど清楚系だ。うん。俺もドキッとした。

先生「みんな仲良くするように。それじゃあ、窓際の一番後ろの席に座ってくれ。」

雪「はい。先生。」

窓際の一番後ろ?………俺の横の席じゃん。

ふわっと隣に座った彼女は、俺の方を見て静かに話しかけた。

雪「よろしくね。運命の人。」

赫「え?今……。」

望月さんはフフフッと、笑っていた。色々聞きたいことはあったけど授業が始まってしまった。



5時間目が終わって晴樹とトイレから帰ってきたときのこと、いきなり望月さんが走ってきて、メモだけ渡してどこかに行ってしまった。まぁ隣の席だけど。

晴「おうおう!赫夜くんはおモテになりますねぇ!」

赫「うるさいなぁ。それとうざいぞ。」

メモには

[今日、屋上に来てください。あなたに大切なお話があります!]

…………え?告白?いや、まさかそんなわけないか…ないよな?

モヤモヤしたまま放課後を迎えた。ちゃんと屋上へ行くことにした。ほんの少しの期待を持ちながら。




屋上




屋上に繋がるドアを開けてみた。眩しい夕日で一瞬目が見えなくなる。

ガチャリとドアの鍵が締まる。後ろを振り返ると望月さんがいた。

雪「君さ!昨日の大量殺人の犯人でしょ?」

俺は表情を崩さない。

赫「望月さんって意外と変な人なんだね。いい友達になれそう。」

雪「隠さないでいいのに…。私の異能は名探偵(シャーロック・ホームズ)!あなたのことはお見通しだよ!」

赫「………望みはなんだ?もしかしたら今この瞬間にも俺は、君を殺す可能性があるのになぜ呼んだ?」

雪「大丈夫!君は私を殺さないよ!」

赫「どこからその自信が…」

俺が言葉を言いきる前に若干食い気味で目の前の少女は言った。

雪「私の望みはただ一つ!運命の人!私の彼氏(あいぼう)になって!

赫「は?」

意味が分かりません。

キャラ紹介



望月(もちづき) 雪希(ゆきの)

能力 過去視 異能 名探偵(シャーロック・ホームズ)


過去視→1日以内の出来事を見ることができる。


名探偵→ありとあらゆる真実を見抜くことができる。この異能の前に嘘は通じない。


考察

何故か赫夜のことを運命の人と呼ぶ。容姿端麗で転校当初から大人気。

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