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掌編小説集8 (351話~400話)

道路工事

作者: 蹴沢缶九郎

「なんだ、ここも工事中か」


車で片側が工事中の道路に差し掛かった男は、誘導灯で停止を指示する交通誘導員を恨めしく見た。

年度末、不思議と道路工事が増える時期、何らかの事情はあるのだろうが、彼らの内情など知った事ではない道路利用者にとっては、全くもっていい迷惑である。


それから程なくして、交通誘導員は停止の指示を解き、ドライバーである男はそれに従い、車を発進させていった。




「おおーい、あったぞー!!」


何かを見つけたらしい作業員の言葉に、その場にいた者達は満面の笑みになり言った。


「中々場所が特定出来ず、時間が掛かってしまったが、やっと見つけたな…」


「ああ、本当に長かった…。今までは、混乱を避ける為に工事を装ってきたが…。国家を挙げて、時期を集中しての徳川埋蔵金発掘プロジェクトなど言えるはずもなく…」

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― 新着の感想 ―
[一言]  これ好きですw  ありがとうございました。
[一言] おお、良い落ちです。 今日で一番良いもの読みました、良い落ちだー!
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