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エピローグ

 8年後。


 一気に年が飛んだが、別にここまで何もなかったわけじゃない。


 この8年でいろいろあった。


 リズリーとトリットの結婚。


 俺とレイーヌ、ミューイの正式な五頭家部隊への加入。それに伴ってスレード隊の正式発足。


 驚きのデルクロイの今世の息子と娘。あの出会ったときには中二病を発症していた痛い兄妹が魔法を本当に使えるようになり慌てて五頭家で囲んだ事。

 なぜデルクロイの子供達がいきなり魔法を使えるようになったのかは現在も調査中だ。


 他には、幸輝君と魅香ちゃん達の家庭教師の続行。そして他数名の子供達へもその家庭教師まがいな事をした。


 パルクス、モリガン、ミューイもそれぞれ結婚した。


 グリゼアの再婚。これもいろいろとあった。


 え?小岸愛理や王様気取りや下手くそラッパーがどうなったかって?

 嫌なことを思い出させないでくれ。

 あいつらはまだ仕留めてないんだよ…。


 宇宙中には指名手配しているんだけどね…。




 気を取り直して俺とレイーヌも結婚した。


 その1年後俺とレイーヌの子供が誕生した。


 本当にいろいろあったなぁ~。


 ん?今は何しているかって?


 今も現役バリバリのスレード隊隊長です。デルクロイも54歳の癖に現役BWパイロットです。定年まで乗り続けているつもりだろうか。ってか、定年ってあるのか?今度調べてみよう。


 最近レイーヌやミューイ、リズリーも緊急復帰した。子育ての時間も削ってスレード隊として日々頑張っているよ。


 え?なんでレイーヌ達がわざわざBWのパイロットに戻ってデルクロイも現役続けているかだって?


 なぜならば…。






~惑星『ジュターン』直上の宇宙~


「<前田中佐。五頭家部隊は準備はできているか?>」

 おっと、上司から通信が入った。

 現在の上司はかつての"教え子"だ。

「はい、"清堂少将"。スレード隊及び五頭家援軍全部隊準備は完了しています」

 俺は今『宇宙連邦軍親衛隊第二部隊』が所属する宇宙空母にいる。五頭家部隊の援軍として。そして今上司である17歳の"清堂 幸輝"少将の指揮下に入っている。

「<出撃を頼む>」

 清堂少将からそう連絡が入る。

「了解。スレード隊、全機出撃せよ!」

「「「「「「「「了解!」」」」」」」」

 俺はそう言って自身機体と共にカタパルトから射出された。

 雷牙はあれから改良もされパワーアップし、今でも精鋭機種である。追加装備ももろもろ見直され、あの時惑星ガ・五で小岸 愛理と戦ったときよりも性能は上がっている。



 俺達がなぜ戦場に引っ張り出されているか。なぜ幸輝君が宇宙連邦軍親衛隊第二部隊の少将となっているのか。

 それは…。


「<"ヴァルカ軍"側BW確認!!>」

 ミューイの声が響く。以前使っていた『GBWX-35栄華えいが』は正式に『GBWS-4栄華えいが』となり、ミューイとグリゼアの愛機となった。


 ミューイの言葉の通り、あの化け物が復活をしたのだ。


 『闇の悪意の生命体ヴァルカ』


 再びヴァルカは軍を組織し、瞬く間に強大な軍で宇宙連邦軍や宇宙中の国家に宣戦布告をした。


 ヴァルカ残党軍は残党軍から『ヴァルカ軍』へと昇格した。

 残党と言えるほどの規模ではなくなってしまったのだ。


 幸い地球は未だ宇宙と外交しているなんて事は無いので、ガルドや五頭家は宇宙連邦に協力者的な立場である。

 これにより”Sランク”の地球人を堂々と対ヴァルカ軍の戦力として出すことができた。


 出撃した先で、俺達の先陣を切る清堂少将と紀崎准将。

 大量の艦隊、BW、戦闘機、妖怪を引き連れる。


 Sランク能力者として名を馳せる『清堂 幸輝』少将と『紀崎 魅香』准将。


 宇宙空間というこの環境で、生身のまま俺が乗るBWの前を飛んでいるお二人。


 このお二人や我々が活躍するのはまた別のお話である。


-Fin-




以上で、前田竜生中心の長編物語は終わりとなります。

長い間ご愛読頂きました皆様に感謝を致します。

初の投稿作品で、まさかブックマークを付けて頂けると思っていなかったので、実はかなり驚いています。


今後、おまけ…という名の、書いたは良いけど、どこに入れようかと悩んで結局入れなかったネタを数話投稿していこうかと思っております。


本当にありがとうございました!!

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