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第32話 宇宙連邦軍マリー・フー登場

 栗色のウェーブがかかったロングヘアーにピンクのキャペリンハットを被った赤色のローブとピンク色のワンピースを着て、右側に片眼鏡を着けた少女であった。


「…」

 もう一人、少女の後ろから赤毛の少年が無言のまま入ってきた。目が鋭く、少し前から入ってきた少女と顔立ちが似ている気がする。青い軍服を着ているが着崩している。

 なんていうかヤンキー?

 ちょとヤンキーは嫌だなぁ。羽射刃暗の一件で不良に対しては良い印象を持てない。


「おはようございます。マリー・フー准将、ラゼルト・フー大佐」

 輝明さんは立ち上がって軽く頭を下げて挨拶をした。

 階級高っ!?


 それに二人共苗字が『フー』だ。年齢が近そうだからマリーの方は姉か妹か?

 マリーとラゼルトは空いている席に座る。マリーはニコニコと笑顔を絶やさず俺達を見回していた。対照的にラゼルトは不機嫌そうな表情だ。


「さて、本日はお越し頂きありがとうございます。それでは聞き取り調査を始めたいと思います。私本日司会進行役を務めさせていただく、五頭家の一つ、清堂家当主の…」

 と、輝明さんが自己紹介をはじめ、続けて鬼一郎さん、邦治さん、スレード隊メンバーと自己紹介を済ませる。


「えっと、それではまず、この度は宇宙連邦軍の監視の力が及ばず、地球の方々にご迷惑をおかけした事を謝罪いたします」

 と、マリーが話を始めた。


「こちらもヴァルカ軍残党へ力を貸す勢力を未然に食い止められなかった事を謝罪いたします」

 輝明さんもそう言って頭を下げる。ヴァルカ軍残党に加わった愛理の事を言っているのだろう。それにしても輝明さん。司会進行役と言いつつ、地球側の代表者のような役割もしている。

「それでは情報交換をいたしましょうか…」

 輝明さんから情報をマリー側へ伝える。内容は概ね俺も知っている事だ。

 続いて連邦側の情報をマリーの方から伝えられた。


「宇宙連邦は緊急に500隻の艦隊を終結させてカトリーヌを迎撃しようとしましたが、残念ながら失敗してしまいました」

 これは俺達も知っている内容だ。

「奴らの戦闘方法については実際に戦った私の息子でもあるラゼルト・フー大佐から話してもらおうかと思います」

 おや?まさか実際に奴らとの戦闘を経験していたとは。これは参考になるかもしれない…ん?

「「「息子?」」」

 俺と会議室に居た何人かは声に出してそう言ってしまった。

 今ラゼルトの事を息子って言ったよなマリーって人。

 なんかやっちゃったって顔でマリーは大きく開けた口を右手で隠している。

「別に隠すようなことじゃねぇだろ…」

 そう言って立ち上がってマリーの方を睨むラゼルト。

「あ~…。俺は昨日の迎撃戦参加者で生き残った…。なんというか…すまん…俺が迎撃を失敗したせいで各所に迷惑をかけた」

 そう言ってラゼルトは頭を下げる。

 なんと、不機嫌な理由は自分の不甲斐なさだったのか!?

 そうなってくると印象も変わってくる。


「仕方が無いよラっくん。いくらラっくんがAランクの能力者でもSランクとAランクの能力者二人相手じゃ分が悪いもん」

 と、マリーは苦笑いをしながら言った。

「ラっくんは止めろ。特にこういう場で!」

 ラゼルトは更に不機嫌になったようだ。

「私だって何年も追いかけて駄目だったんだし…」

「150年以上な…」

「ちょっ!余計な事を言わないの!」

 150年以上…。なんとなく分かってきた…。物語のような話だが、目の前に居るマリー・フーという人物は不老長寿らしい。つまり…、

「ちなみに俺の年齢は100歳以上だ」

 と、皆の疑問に答えるようにラゼルトは言った。

「えーん!せっかく若い女の子って感じで振舞いたかったのにぃー!」

「うるせぇ!人妻で昆孫も居るくせに!」

「あー!そういう事言わないでよぉ!!」

 なんか喧嘩している…。『こんそん』ってなあに?初めて聞いたよ…。

 後で調べて見たら玄孫の子の子らしい。うわぁ、大家族だ!


「ゴ、ゴホン。オッホン!」


 と、輝明さんが咳払いをすると二人は喧嘩を止める。

「えぇっと…。まさか小岸 愛理がAランクの能力者として認定されるとは…」

 輝明さんがそう言うと、

「えぇ、あいつは使い間を三体出して攻撃をしましたからね。まだ不完全体で黒い煙のような存在でしたが、その攻撃方法は既に殆ど完成されていると考えていいでしょう」

 そうラゼルトが説明をして映像を映し出す。

「使い魔とは…、まるでカトリーヌのようですなぁ」

 と、鬼一郎さんが言った。

「そのカトリーヌに習ったんでしょう。俺達は見事に練習台にさせられたってことです」

 悔しそうに言ったラゼルトの目先には戦闘を行っているラゼルトと愛理、カトリーヌの姿があった。

 確かに黒い煙のような物体三体もいる。


 一体目は大量の拳銃羽毛のようにして翼を作り一斉射撃をしている、片翼で百丁くらいあるんじゃないだろうか。


 二体目は20丁くらいの銃を遠隔操作しつつ、自身も両手に重機関銃を持って戦っている。


 三体目は機関銃のようにバズーカを連射している。バズーカは弾数が少ないと思うのだが弾切れを起こす気配が見えない。


「すごい戦い方だな…。だが、バズーカはともかく拳銃の弾程度ならば艦船やBWに影響はないんじゃないか?」

 と、モリガンは疑問を抱く。

「かなり強化されてるようなんすよ、これ。BWもこの拳銃の弾の嵐でボロボロになって破壊されたんだ…」

 ラゼルトはそう言うと、丁度翼を拳銃で模ったタイプに攻撃を受けていたBWの映像を流す。2百以上の拳銃から一斉に発しられた弾はすさまじい速度でBWの装甲を削り取り、機体を爆散させた。4秒という僅かな時間で破壊されたBWは無残な姿になってしまった。

「一世代前のBWでもこの結果だ。最新のBWでも単体で挑むのは危険だな」

 そうラゼルトは言って映像披露を締めくくった。


 辺りには沈黙が流れる。


 そもそも宇宙空間で生身の人間同士が戦っている映像って言う時点で非常識である。

 ラゼルトやマリーは見たところ普通の人間であるし、映像に写っていた生物らしきものも異性人っぽいのが居たが、なぜ自由に宇宙空間を飛びまわって手足から光線を撃てる理屈が全く分からなかった。

 せっかく竜生とオーヴェンスの記憶を融合し、この世界の常識を手に入れたのはいいが全く役に立っていないという事実にがっかりした気持ちになる。映像の内容で思考停止になってしまうので対抗策なんて思いつかない。

 周りのスレード隊も宇宙関係の事を知っているはずの輝明さん達やリズリー、パルクスも黙ったままだった。

 どうすりゃいいんだ?この状況。


「小岸 愛理の対応は今後我々と協力して行っていく。そう判断していいのだろうか?」

 沈黙に耐え切れなくなった俺はそう提案をしてみる。


「いや、基本的に地球圏外に出た為、カトリーヌと小岸 愛理の対応は我々宇宙連邦軍もしくはその他の同盟軍で対応させていただく」

 と、ラゼルトが言った。なんだ、地球人の後始末は同じ地球人がしろとでも言うと思った。まぁ、あんな化け物相手にできるかなんてわからんし、相手するにしてもBWは欲しいな。

「以上で俺が関わった今回の戦闘報告は終了だ。資料映像が欲しい場合は言って欲しい。提供しよう」

 ラゼルトはそう言った後座った。


「それじゃぁ、私から今後の依頼内容について話すわね」

 今度はマリーが立ち上がって話を始めた。


「スレード隊の隊員は全員惑星リョーキューから転生してきたという報告があったわね。実はリール連邦への軍事技術提供や転生装置の件に関しては、映像にも出ていたカトリーヌが関わっていたことが分かったの」

 ポンっと少し高い音と共にカトリーヌの写真が映像として映し出された。

 なんだ。カトリーヌって奴は結構いろんなところでやらかしているんだな。

「こいつはねぇ~、もっっっのすごく悪い奴でねぇ。もうかれこれ500年近くいろんな星々で悪さをしているの」

 ご、500歳近いってか、それ以上生きているのか…カトリーヌは。

「魔法使いとしてはかなりの使い手で、私と同等の力を持っているの。500年近く前のヴァルカ戦争にも幹部として参加しているから、ヴァルカ軍古参の幹部よ」

 今まで捕まらなかったことを考えると、確かにかなりの実力なのかもな。

「惑星リョーキューの件は殆ど解決しているわ。ただ、どうしても一点だけ解決できていない内容があるの。それは奴らが何でスレード隊を使って転生実験をしたかって事ね。誰かを生き返らせようとしたのかもしれないし、今後死んでもすぐに復活できるようにしていたのかもしれない」


 ここで俺が手を上げて質問をしようとする。

「はい、スレード隊隊長さん。どうしましたか?」

「えぇっと、そのヴァルカ残党軍は何故地球で俺達を転生させたのですか?」

「うん、それ当然の疑問だよね。実はスレード隊が乗っていたBWや指揮車に施されていた術が不完全で、偶然地球に転生されてきてしまったようなの…。そうでなければわざわざ敵の勢力圏内で転生なんてさせないわよ」

 なんてはた迷惑な話だろう…。

「なぜ地球に魂が行き着いたかはまだ分かってないけど、敵は大慌てだったはずよ。何せ大物幹部のカトリーヌがわざわざ現れたぐらいだから。まさかわざわざ確認に来るとは思わなかったけど」

 そうポツリと言ったマリーの視線の先には立体映像の青く美しい地球が写っていた。

「まぁ、理由以外は殆ど解決しているこの事件だけど、一応スレード隊の皆さんには里帰りの意味も込めて惑星リョーキューへ行ってもらいまーす!!パチパチ~」

 唐突にマリーは手を叩く。

 地球が映し出されていた映像は『スレード隊の皆さん惑星リョーキューへ里帰りの為の宇宙の旅』と映し出されていた。


「「「「「………」」」」」


 全員ポカーン状態だ。

 ラゼルトは頭を抱え込んでいる。

「ふっふっふ。私とラゼルトは貴方達の護衛を兼ねて惑星リョーキューへと行きます。」


 立体映像には、

・地球出発本日12:00

・艦内にて昼食

・翌日(2日目)9:00宇宙連邦国内都市惑星『マティーナ』にて観光。

・21時に艦内に戻り、惑星リョーキューへ出発。

・(3日目)10:00より惑星リョーキュー到着

・12時よりリール連邦国内領事館にて食事会をと共にご家族との再会。

・3日間滞在(1日目調査、2日目~3日目自由行動※1日目の調査内容により2日目移行の予定に変更の可能性あり)

19時より地球への帰還の為出発

・2日後、18時地球へ帰還

 地球からのメンバーはスレード隊全員、輝明、鬼一郎、邦治、一之。


 何だこれ!?え?今日から行くの!?


「わ、私も行くんですか!?」

 邦治さんが驚いている。

「この機会ですから、行ってみたらどうです?いままで『ガ・五』しか行っていないのでしょ?」

 と、邦治さんは鬼一郎さんに言われ、

「はぁ…」

 と、渋々頷いている。

「あれ?あの大都市のマティーナに行くのですか?こりゃまたサービスがいいですね」

 次に輝明さんが驚いた表情をしてながら言うと、

「え?あぁ、報告があるの。ラゼルトがね」

 と、マリーが答えた。

「俺かよ!」

 母親から指名されて文句を言う息子の姿がそこにあった。

「しょうがないでしょ?私今回の戦闘に参加してないんだもん!」

 マリーが口を尖らせながら言うと、

「なにが『もん』だ!…はぁ、わかったよ。確かに今回俺しか直接カトリーヌと戦ってないし…」

 と、ラゼルトは頭を抱えながら愚痴を言う。

「その間に私達は観光っと。ふふふ、科学と魔法を知識を存分に集めて作られた大都会!今から楽しみねぇ~」

 なんか田舎から出てきた人のようなことを言っているマリーだった。どちらかと言うと俺達地球人やスレード隊の方が田舎者のような気がする。

 日付の方は問題ないだろう。1週間位出掛けると言ってあるから、後で電話を入れておけばいいだろう。

「それでは、皆さん準備ができたら出発しましょう!」

 一人張り切るマリーであった。


 本当にこれから行くのかよ…。急展開すぎだろ。




 会議室での調査が終わり15分ほど経った。

 マリーは左腕に装着しているリングからでる映像に話しかけたり輝明さんと鬼一郎さんと話している。

 いつの間にかリズリーの子供の一之君も会議室の中に居る。


 宇宙旅行か。とっさにそんな言葉が浮かんだが、世間が…ってか、地球がこんなことになっているのにのんきに宇宙旅行という思考はまずいな。

 これはあくまでも自分の転生に関わる調査や離れ離れになった家族との面会だ。


 しかしいつ宇宙へ行くのだろうかと考えていると、マリーが近付いてきた。

「それじゃぁ、宇宙へ行く前にコピーを作っちゃうね」

 と言った。コピーってなんだ?


「コピーとは何ですか?」

 グリゼアが俺の思っていた事と同様の質問をした。


「流石に一週間地球を離れてしまっては家族が心配するでしょ?だから自分とそっくりの自立人形を地球に置いておくの」

 マリーからそう説明を受けたが、自分そっくりの自立人形と言われるとなんだか怖い。

「戻ってきた後に記憶を自立人形からもらえば、あら不思議。地球での家族や友人達と過ごした記憶もあるから地球を離れていた事に誰も気付かない!」

 なんでこのマリーって人は無駄に元気よく言うんだろう…。

 そういえば同僚死んでるってのに無駄にテンション高いんだよな。

 息子のラゼルトと大違いだ…。


「ワシは必要ないぞ」

 と、デルクロイ。


「俺も要らないなぁ」

 と、トリットも言った。


「私も要らぬな」

 グリゼアも続き、


「ん?俺もいらんぞ」

 と、モリガン。


「私も要りませんねぇ」

 と、リズリー。


「要らない…」

 と、パルクスは小声で言った。


「俺も1週間家空けるって言っちゃったしなぁ…」

 そう俺が言うと、

「兄達が『竜生と集まってまったりするかぁ』って言ってましたよ?」

 と、ミューイが言った。

「街でこれだけ事件が起きたってのに、よくそんな気になるなぁ…。まぁ、もし何かあったら対応できるように作ってもらった方がいいか…」

 俺はそう言ってマリーにお願いをする。

「同じ理由で、私もお願いします!」

 と、ミューイが言った。


「私はどうしたらいいかな?」

 レイーヌは父に相談していたが、

「一応作っておいてもらいなさい」

 と、邦治さんに言われていた。


「りょうかぁい。それじゃぁ、いくよ!それぇ!」

 マリーは手を振り上げると、マリーの前にポンっと煙が出る。

 煙が消えるとそこに立っていたのは俺、レイーヌ、ミューイそっくりな三体の人形だった。


「うぉ!?まじか!」

 俺はあまりにもそっくりだったため、驚いてしまう。服装まで見事に一致している。

 あぁ、やっぱりレイーヌは可愛いな。当然か。


「うひゃぁ…そっくりですねぇ」

 ミューイはちょんちょんと、自分そっくりな人形の頬をつついている。


「よ、よく触れますね…。これは…不気味ね。いえ、鏡を見ていると思えば…」

 そうレイーヌが言うと、

「「「記憶抽出を開始いたします」」」

 いきなり三体の人形が話し出した。


「ふひゃぁ!」

 レイーヌは驚いて後ろへ後ずさってしまう。

 あ、今の声かわいい。


「「「私の右掌に頭を付けてください」」」


 人形達はかまわず話し続ける。

「三人とも、人形達の指示に従ってねぇ」

 と、マリーはニコニコしながら言う。何がそんなに面白いんだ?俺達の反応を見て楽しんでいるのか?

 人形達に言われたとおり右手を掲げた人形の右掌に頭をくっつける。


「「「記憶コピーを開始いたします」」」


 しばらく人形達は目を瞑っていたが、目を空けると、


「「「コピーが完了しました。衣類以外の必要な物品を渡してください」」」


 人形達はそれぞれそう言うと、右手を下ろす。だが、無表情のままで特に何もしない。

「必要な物品ってなんだ?」

 俺がそう聞くと、


「「「携帯電話、金銭、カード、腕時計、宝石類や貴金属です」」」


 と、3体は言った。おいおい、カツアゲかよ…。


「一応宇宙連邦の法律で決まっていることなの。これはコピーできないのよね」

 マリーがそういうので、俺達3人は3体に財布や携帯を預ける。

「さぁ、人形達。コピーした本人の記憶を基に、普段どおりの生活をしなさい」

 そうマリーが言うと、


「「「了解しました」」」


 と、言って二カッっといきなり笑う。不気味だ。


「うひょひょ、さぁて、帰りにアイスでも食べてくか~。チョコ味にしようかなぁ」

 と、俺のコピー。

「私イチゴアイスがいい~」

 と、コピーミューイ。

「私はバニラがいいなぁ~。ミルクでもいいなぁ~」

 と、コピーレイーヌ。


 3体はそう言って会議室を出て行った。


「え?ちょっとまって、うひょひょって…。あんな事を言って家に帰るような人だっけ、俺って…」

 コピーとか言ってたけど、あれ別人じゃん!絶対バレるって!


「大丈夫大丈夫。あんなもんよ」

 マリーはそう言ってケラケラと笑っている。

 あんたに俺の何が分かるってんだ!何が大丈夫なのか全然分からない。


「私のお金でアイスが食べられてしまいますぅ~…」

 と、ミューイは涙目になっていた。


「偽装工作が済んだところで、皆さん人員輸送艦の準備ができたって連絡があったから、早速行きましょうか」

 そうマリーは言ったが、どうやって行くのだろうか。

 UFOなんかがこのホテルの上に来たら大騒ぎである。


「あの…どうやって行くんスか?」

 と、トリットが俺の気持ちを代弁して聞いてくれた。


「このまま行くよ、準備はいい?」

 マリーの答えがよく分からないが準備はできている。

 え?本当にどうするの?


 皆、恐る恐る頷くとマリーは満足げに頷き、

「あ、そうそう。行く前に皆にこれ渡しておくね。帰ってきたら返してもらうからねぇ~」

 とマリーは自身が右手につけているような腕輪をリズリーとパルクス以外のスレード隊メンバーに渡した。

 マリーは全員が腕輪を装着した事を確認すると、


「じゃぁ、いっきまーす!転送してねぇ~」


 と、突如浮き出てた青白い光を放つモニターに話しかける。


 転送する??魔法で??


 そう思った瞬間目の前が白くなった。



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