第28話 清堂輝明の活動記録
「さぁて、小岸 愛理はどこへ行ったか吐いてもらおうか?」
と、足を怪我した二人を一か所に集めて俺は尋問を開始した。
「い、言うわけねぇだろ!」
と言ったのは一番最初に捕まった金髪の男。
「そうかぁ。モリガン!」
俺はモリガンに合図を送ると、モリガンは銃を金髪男の左耳に向けて銃を撃った。
パン!
「ぎゃぁああああ!」
金髪男の左耳には沢山のピアスによって飾られていたが、それはもう過去の話。既に左耳の耳たぶはピアスごと無くなっていた。
「あがぁああああ!?」
金髪男は痛みのあまり呻いている。
「君もこうなりたいかね?」
俺はもう一人の茶髪男にそう尋ねる。
「ひ、ひぃぃ…」
茶髪男は小便をちびりながら震えていた。
「小便をする前に小岸 愛理の居場所を言ってほしいんだが…」
と、俺は声を低くし、凄みを出しながら言った。
「ひ、ひぃぃ!お、俺は知らねぇ!あいつ等、俺達と合流したすぐ後にどっかに行っちまった!」
と、茶髪は言った。
「場所は?」
「お、お前達が追ってきたちょっと前だよ!細かい場所なんてわかんねぇよ!」
茶髪はそう言ってガタガタ震えていた。
茶髪の言葉を信じると、かなり前の段階でこいつらと別れていることになる。クソッ!とんだ無駄骨だ!
「っざけるな!」
おっと、金髪が復活したようだ。隠し持っていたナイフを手に俺に襲いかかるが、
「無駄だ」
と、モリガンに軽く押し倒されて後頭部を、
パン!
と、一発銃を撃たれて大人しくなった。
「あわわわわわわ…」
茶髪の方はその光景を見て失神してしまった。
ここでの敵が掃討された事を確認すると、俺達は車内に戻った。
「<全員一旦戻ってください!あらかた片付いたようなので、依頼をした一之瀬の方より終了の通達がきました>」
と、ミューイは言った。
「パルクスが来ていないが、今はどこに?」
俺がそう聞くと、
「<パルクスさんは現在、怪しい二人乗りのバイク集団を複数追跡し、追跡が終わったので戻ってきている途中です。残念ながら目標としていた小岸 愛理はいなかったようです>」
そうミューイは報告してくれた。
「そうか…わかった。全員戻るぞ!」
「<<了解!>>」
あらかた終わったというが、被害が尋常じゃないだろうな…。
警察といえば佐々木さんも動いているのか?無事だといいが…。
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現在スレード君達が戻ってきているらしい。
この神埼ホテルの会議室は騒然となっている。。
僕、『清堂 輝明』は今、この会議室をオペレータールームにして、一之瀬家の依頼にこたえるべく奮闘していた。
ここで、少し昔話と今までの流れを説明する。
清堂家、これは紀崎家に並ぶ昔からこの日本を守ってきた五つの内の一つの一族である。これをまとめて『五頭家』と言っている。
大まかに分ければ、
清堂家は異星人から。
紀崎家は妖怪から。
である。
同じ日本を守る同士で仲間になった五つの家は、五つの家が間違った方向に行かないように監査役として二つの一族を仲間に引き入れた。その一族の一つが、今回市内の治安維持を依頼してきた『一之瀬家』である。
何故、この『五頭家』という集団が異星人から地球を守るようになったか。地球外へ進出した時手助けになるように活動しているのかというのは、今は置いておくとする。
今回の話この『スレード隊転生事件』の内容をするとしよう。
今から約50年前、宇宙連邦から転生された魂が地球の日本へ行ったという報告を受けたところから始まった。
当時の当主、俺の祖父は悪態を吐きながら対応したという。
「まったく、自国で起きた後始末をこの星の人間にさせないでくれんかのぉ!」
正論であった。
だが、表立ってそんなことを言えるわけがないので、ある程度支援をしてもらうように要請したらしい。
相手があの悪名高き『ヴァルカ軍』関係でもあったため、宇宙連邦も少し奮発してくれた。
宇宙連邦は、もしヴァルカ軍の残党が現れた時対処しやすいようにと、旧型の、
戦艦3隻
正規空母1隻
軽空母1隻
重巡洋艦4隻
軽巡洋艦7隻
駆逐艦10
ロボット兵、戦闘機、BW多数
を提供してくれた。
そして更に五頭家の危機が迫った場合、応援に駆け付ける。という条約を結んだ。
当時は宇宙連邦のその大盤振る舞いに歓喜していたらしい。なにせ今まで重巡洋艦クラス以上の艦船を保有しておらず、なおかつ艦船といっても海の上を航行するものではなく、宇宙間を航行するものであったからだ。
宇宙連邦軍から見ればこの程度の規模なんともない量であったのだろうが、これで地球が宇宙進出した際、ちょっとは見栄えがすると思っていたらしい。
ちなみに宇宙連邦からの技術提供や支援戦力の譲渡を引き出せたのは僕の祖父であったため、清堂家の地位…というか発言力は少し上がったらしい。
まぁ、そんなことがあったのだが、艦船の他にも技術提供を受けていたので、転生された魂を追跡してみた。
だが、追跡可能だったのは、4人の魂のみであった。宇宙連邦が記録を取ってくれたらしい。
モリガン・ムグ・タクトリス
トリット・マーキー
パルクス・ナードレー
リズリー・ボルグラン
の4人だ。
残りの、
オーヴェンス・ゼルパ・スレード
グリゼア・テューリー
ミューイ・パルトラ:
デルクロイ・ダージンバー
レイーヌ・パレス・バルカッチェ
については消息不明。日本の一つの市内で転生するという事は確実だったが、時期と人物までは特定できなかった。
とりあえず、この市内に転生することは確実だったため、この市内に拠点を多く持つ『一之瀬家』が捜索を続行することになった。
一ノ瀬家は監視をし続け、モリガン・ムグ・タクトリスの誕生を観測。彼の監視を続行した。
続いて『パルクス・ナードレー』が誕生。彼はなんと、この市内に住んでいた清堂家関係者の家に生まれた。
代々一ノ瀬家と清堂家の連絡役であった『近藤家』に生まれたナードレーは、奇跡に近い存在であった。
更に奇跡は続く。次に生まれた『リズリー・ボルグラン』は清堂家の関係者の間で生まれた。ボルグランが生まれた『水沢家』は一ノ瀬家に何かあった場合の増援としてこの市に居た家の者であった。
この連続した奇跡により、監視は一ノ瀬家だが、実際に残りのスレード隊にコンタクトを取るのは清堂家となった。
その為、先代の清堂家はこの市内に拠点を置くべく、財源収集の一角を担う神埼家に協力をしてもらい、この市内にホテル等を作ってもらった。
神崎家としては前々からこの市内に拠点を置きたかったらしく快く引き受けてくれたらしい。
しかし…、先ほどナードレーとボルグランの出生が奇跡と説明したが、何か他の勢力の誰かが裏で操っているのではないかと不安になってきた。
何せ『レイーヌ・パレス・バルカッチェ』は『神埼家』の邦治の娘だし、『デルクロイ・ダージンバー』は邦治の恩人兼友人。更に親類でもある。ここら辺をもう少し深く調べて見る必要があるな。宇宙連邦にも"また"いらぬ詮索を受けそうでもある。
さて、奇跡と言えば我々が探している『スレード隊隊長』こと『オーヴェンス・ゼルパ・スレード』にも奇跡は続いた。
スレード君を発見したのは実はスレード君が記憶を取り戻してからほぼ同時期といえるだろう。
正確にはスレード君とは分からなかったが、魔術を使用できる者の存在を察知できた。
元々宇宙連邦からの技術提供や機材提供などがあり、魔術反応がこの市内であった場合、すぐに発見できるようになっていた。
ただし、機材の性能は現在宇宙連邦が使用するものに比べ格段に劣るそうだが、ないよりはマシ。
ヴァルカ軍の幹部クラスや宇宙連邦の高能力者にはこの機器はあまり役に立たないらしいが、今まで使用してきた地球の機材や人手の事を考えると我々にとってはかなり優秀な機器だ。
この市内の中心に設置したその機器は、まずスレード君が前まで通っていた学校で反応があった。
これは予想されていた事であり、タクトリス、ナードレー、ボルグラン、マーキーが前世と同じ年齢幅だった事を考え、残りの半分の内、更に半分は学生である事が予想されていた。
この報告を受けた清堂家は早速この市内に移動をする。魔力関係だった事を考慮し、もしスレード隊とは別件だった場合対処できるよう、妖怪退治のプロフェッショナルであり、対魔の家系『紀崎家』にも同行してもらった。
しかし、まさか紀崎家随一の実力者である鬼一郎が直々に来てくれるとは思わなかった。彼は紀崎家当主だぞ。
さて、次の段階として、魔術を使用した者が学校の生徒であろうということは掴めたが、百人単位で存在する学生からどう判別していくか。と言うことで我々は頭を悩ませていた。
すると、運がいいことにすぐにまた魔術反応があったと報告があった。
今度は民家であり、学校の魔術パターンと民家の魔術パターンは見事に一致。早速その家を監視する事にした。
監視対象は『前田 竜生』であることが判明した。
ナードレーやボルグランのように生まれてから既に前世の記憶があるパターンと、タクトリスとマーキーのように生まれてきても前世の記憶が無く、途中から記憶が蘇るっパターンがある。
当時はまだ本当に惑星リョーキューからの転生者かは分からなかったが、スレード君はどうやら後者のパターンであった。
調査をすると、すぐに彼が学校内でいじめられていると発覚する。これは拙いことになったと我々は思った。
タクトリス君やマーキー君のように記憶を取り戻した後混乱してしまうのではないかと予想された。
前田君の前世の惑星では、結構殺伐とした環境だったと報告を受けていた。
つまり、気軽に魔法を使用し、いじめてきた相手を殺傷してしまう恐れがあったのだ。
我々は焦り、緊急で清堂家、一ノ瀬家、紀崎家の三家合同の作戦会議を行った。
話し合いの結果、多少強引ではあるが、一ノ瀬家にかかわりがある私立の高校へ転校させる話になった。
だが、ここで思わぬ展開になる。
なんとスレード君が行動を起こしてしまった。
県の教育委員会やマスコミ各社に連絡をとり、いじめの存在を世間へ公開したのだ。
とても賞賛される行為であったかもしれないが、隠密に行動しようとしていた我々にとっては衝撃的な展開になってしまった。
彼がこのような行動を起こしたのには理由がある。
いじめ加害者達によるスレード君以外の生徒に怪我を負わせてしまい、その責任をスレード君にもある。と学校が判断してしまったためだ。
更によくない事が続いた。
怪我を負った女子生徒はとある市議会議員の娘だったらしい。
その市議会議員がスレード君の家に上がりこみ暴力沙汰を起こした。狂気の沙汰である。
思っていた以上にこの市の学校、市議会、教育委員会は腐敗していた。
流石に温厚で有名であった一ノ瀬家ご当主もこれには激怒した。
一ノ瀬当主の判断によって市議会議員を辞職させ、彼を支援していた市の教育委員会の者も辞職させた。
私と鬼一郎に連絡が来たのは彼らを辞職させる事を既に決定した後であった。
私と鬼一郎は特に問題が大きくならなければそれでかまわないとし、辞職させた彼らが逆恨みで突拍子もない行動に出ないよう監視するように一ノ瀬家には依頼をした。
辞職させた小岸元議員の今回の行動を見ていれば監視対象となるのは当然の事と言えるだろう。
さて、一気に事件を解決してしまったスレード君。ここで私達は一ノ瀬家に関わりがある学校に転校は難しいか?と考えていた。
だが、スレード君自身前の学校へ通うとしても居心地が悪かったようで、こちらからの転校の誘いに乗ってくれた。
これでスレード君が転生者か監視できる。もし転生できなかったとしても魔法が使える可能性が高いので、魔法が使えるのであれば将来五頭家の人員として誘ってもいいとこの頃から判断した。
ここからスレード君の奇跡的な行動が目立つようになる。
早速新しい学校で友人ができたスレード君。
初日に新しくできた友人の妹を助けようとしたらしい。
彼が友人の妹『森澤 春香』を助けようとしていた頃、こちらでも動きがあった。
『グリゼア・テューリー』
スレード隊副隊長の名前を騙る女性が現れたと情報があった。
情報源はテレビであった。
DV夫から自分と自分の息子を守るために暴力事件を起こしたグリゼア・テューリーこと『君山 佳奈美』は、テレビの前で堂々と前世の名前を言ったのだ。
話は戻ってスレード君の方は、音声を拾っていた者からの情報で、確実に前田 竜生はオーヴェンス・ゼルパ・スレードであるという報告が上がった。
更に森澤 春香もスレード隊の戦闘車両オペレーター『ミューイ・パルトラ』であると判明した。
スレード君とパルトラ君両名はこちらからコンタクトを取ればいいだろう。という段階だが、問題はテューリー君であった。
テューリー君はテレビにも実名が上がってしまっているので、彼女の周りにはマスコミ関係が張り付いている。コンタクトもとりにくい。
一ノ瀬家に頼んでマスコミの排除は成功したが、物珍しさで彼女に近付く者は多かった。
どう対応しようかと悩んでいるうちに、スレード君とパルトラ君がテューリー君にコンタクトを取ってしまった。
これで三人にはコンタクトがとり難くなった。
更に運がいいのか悪いのかスレード隊隊員の『デルクロイ・ダージンバー』も一緒らしい。
監視対象が一気に4人となった。
なんだこれ。妙にできすぎているような気がしてきた。
まぁ、スレード君達の監視は問題ではない。
とりあえず別の二つの仕事から片付けていく事にした。
一つは『モリガン・ムグ・タクトリス』の身柄について政府との話し合い。
もう一つは『トリット・マーキー』の病院からの救出である。
タクトリスは記憶を取り戻したため、預けていた政府から引渡しをするように要求。
マーキーは異常な言動の結果病院に入れられた後、前世の記憶が戻ったと判明したので彼の救出を決定。
マーキーの方は正確には病院に入れられる前から前世の記憶があったらしいが、これは監視者が気付くのが遅くなってしまったため、対応が遅れた。
この件でいろいろと動いていたらかなり時間が経ってしまった。
その間にスレード君達は夏休みとなり海にも行ったが、ここで神埼家の邦治さんから奇妙な報告を受ける。
前提として、彼には前田 竜生=スレード・ゼルパ・オーヴェンスという情報を与えていなかった。
邦治さんは自分の娘が『前田 竜生』の婚約者と言っていると相談を受けた。
邦治さんからの相談で既にスレード・ゼルパ・オーヴェンスの前世の婚約者は邦治さんの娘『麗華』=『レイーヌ・パレス・バルカッチェ』であると判明してしまったようなものだった。
後はスレード隊のメンバーとコンタクトを取った後、邦治さんとスレード隊全員に情報を開示する。スレード隊9人には将来清堂家または五頭家の戦力となってもらおうと思っているからね。一応今世の親には話しておかなくてはいけないだろう。清堂家の関係者でもあるからね。
これで、めでたしめでたし。で、終わる予定だったんだけどなぁ…。
ここに来て想定外のことが起きはじめる。
なんと、不良集団『羽射刃暗』が小岸元議員と手を組み暴走しはじめたのだ。
正直気付くのが遅すぎた。
手を組んだと分かったのは、スレード君が前まで通っていた学校の同級生『長谷川 拓夢』がスレード君を呼び出した時点だった。
実際にはスレード君達スレード隊のメンバーが長谷川 拓夢救出作戦をしている最中だ。
それに小岸元議員は以前から武器の密輸入をしていたようだった。
小岸元議員は、スレード君のおかげでクビになった同じ議員や教育委員会とその家族、そして羽射刃暗のメンバー総勢130名もの武装集団を一気に市内へと放ったのだ。
これも気付くのが遅すぎた。
結果、警察署や各地交番で銃撃戦が繰り広げられ、市内の住民にも被害が及んだ。
後で分かった事だが、犯人も含め、一般市民の犠牲者は死者140名、重軽傷者255名と目も当てられない結果となったしまった。
小岸元議員と羽射刃暗を監視していた一ノ瀬家は大慌てだったらしい。
監視対象が思った以上に多かったため、今回の件は対応が遅れに遅れた。
こちらも一ノ瀬家に応援部隊を出せればよかったのだが、清堂家も紀崎家もここに居る人数だけでは人手が足りない。
人手に関しては情けないがスレード隊の元メンバーをかき集めて対応をさせなくてはいけないほど人員不足だったのだ。
何もかも後手にまわってしまった。
とりあえず、全世界にいる五頭家には現状を即時通達をして、臨戦態勢を整えてもらおう。
もちろん『宇宙』に居る者や宇宙連邦にもだ。
どうやらあらかた片付いたらしい…。スレード隊も帰還する予定だし、小岸 愛理の捜索やこの市の今後は警察や一ノ瀬家に任せておけばいいだろう。
あともう一息かな?と、考えていると、思わぬ報告が私の耳に入ってきた。
「輝明様!魔力上昇を確認しました!尋常な量ではありません!」
「なんだって?」
私は立ち上がりモニターを切り替えて確認をした。
確かに異様な魔力が一箇所に集中している。
「この地点の画像を出せ!」
私の命令でその地点の映像が瞬時にモニターに映った。
「こ、こいつは…」
私はモニターに別の画像を表示させ見比べた。
「小岸 愛理!?」
おかしい、小岸 愛理には魔力反応はなかったはずだ。
「小岸 愛理の前後にいる奴らは誰だ!」
モニターには小岸 愛理の後ろで倒れている男が一人、そして正面に立っている女が確認できた。
「後ろに倒れている男は既に死んでいます!一般市民の可能性があります!正面の人物は…え!ま、まさか!?」
ミューイ・パルトラではない別のオペレーターが顔を青くさせている。
「なんだ!?どうした!」
「カトリーヌ…」
「なに?」
「『元ヴァルカ軍最高幹部』の一人、『カトリーヌ・パルロッサ』です!」
「なんだとぉぉお!?」
なんということだ!あのヴァルカ軍の残党の中で最悪な部類に入る魔女カトリーヌが地球に降り立っていたというのか!?
では、今回の一連の事件の首謀者はあいつなのか!?
突如起こったこの市での虐殺事件。日本の日常では異常な事件だ。
「宇宙連邦及び五頭家全てに連絡。宇宙にいる艦隊にもな!それと、『ガルド』にも連絡を入れるんだ」
「了解!」
オペレーター各員は至急各所に連絡を始める。
スレード隊のオペレーターと副隊長はいまいち状況を飲み込めていないらしい。
それはいいが、私もあそこに行く準備をした方がいいだろう。市内で活動を終えて戻ってきている鬼一郎にも連絡しておかないとな…。
これは拙い。
拙い事になったぞ!
"防衛の仕掛け"ちゃんと仕事しろ!!
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