表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/81

プロローグ

初めまして。

初の投稿作品となります。

拙い文章ですが、温かい目で見てください。

よろしくお願い致します。


※不定期更新となります。

 この物語の始まりは、地球から遠く離れた星で――――。






 クルモラ歴1622年7月下旬。


 春の訪れと共に私が住むリール連邦は近隣国に宣戦布告をした。

 リール連邦軍は春から夏にかけて連戦連勝であった。

 宣戦布告の内容は、リール連邦があるジンリュウ大陸の地域安定。それを脅かす近隣国は即刻武装解除しなくてはならない。というものである。

 単純にこの内容だけを見て判断するとリール連邦はかなり横暴な理由で宣戦布告をしていた。

 だが、今回の戦争以前のリール連邦の歴史を知って頂けると我が国の宣戦布告は当然のものであると思う。


 元々リール連邦という国になる前…15年前は小国同士の集まりの地域で、国力の大きい近隣諸国から無理難題を要求され、小競り合いを強いられていた。

 そこで当時の小国同士は手を取り合い一つの国家となって周辺諸国に対抗しようと考えたわけだ。


 一つとなったリール連邦国は発言力を増し、今まで無理難題を出してきた国家に対して要求を突っぱねる事も珍しくはなくなってきた。

 そしてそんなリール連邦に不満を持った周辺諸国は嫌がらせを激化。

 国境沿いの村や町を盗賊に扮して襲撃をするなんてことも多くなった。


 こうしてそんな周辺諸国の行いに激怒したリール連邦は今まで散々嫌がらせをしてきた国家達に宣戦布告をしたのだ。

 しかし、いくら小国同士が纏まり領土や人口により大きな国家となったリール連邦と言え、一度に10を超える国家『多国籍連合』を相手にするのは無謀ではないかと思われた。





 だが、新兵器の投入によりリール連邦は連勝を重ね、既に6つの国を全て打倒し、更なる戦線拡大を行っていた。





 私が率いるスレード隊は、隊長機を含め7機の『新型巨大魔導人形兵器「BWバトルワーカー」』と低空浮遊が可能な指揮車1両である。


 指揮車1両もそうだが、私が乗っているBWという兵器は従来の常識を打ち破るものだった。

 馬が必要ではない車輌はともかく、巨大な人形に乗り込み戦うなどと初めて聞いた時はなんの冗談かと思ったほどだ。


 武器にしてもそうだ。


 今リール連邦軍は新型の"弓"を使用している。

 短い矢。というより、矢尻のみが長い筒から射出される兵器だ。

 便宜上『弓』や『矢』と呼んでいるが、『銃』や『砲』という呼び方もされている。どちらの名前を使えばいいのかわからなくなるが、今はどちらでもいい事になってる。後々呼び名も統一されることだろう。

 この新型の弓は弦も使わず魔力や何かの薬で飛んでいくらしい。

 射出する前の矢は長細いが、飛んでいく際は半分以上を切り離して先端部分だけ飛んでいく変な武器だ。

 そんな武器であるが、威力は高い。

 その高い性能を評価され、リール連邦軍ではBWから歩兵までその大小の"弓"を使っているのだ。

 ちなみに派生兵器として魔力だけを射出するタイプのものもある。


 そんな高性能な兵器を持つリール連邦軍であるが、実験的に能力が高い者を選別し一つの小隊にまとめた特殊部隊が存在する。


 その名は『スレード隊』。

 私が隊長を務める部隊だ。


 メンバー構成

役職:隊長

名前:オーヴェンス・ゼルパ・スレード

性別:男

年齢:18

 リール連邦の上級貴族スレード侯爵家の第一子であり息子。代々文部大臣に任命される事が多い家系であり、父も現在文部大臣をやっている。魔法は使えるが、それほど戦力になるような威力ではない。得意な魔法は二つあるが、唯一重宝しているのは身体強化の魔法だ。身体強化の魔法による生身による戦闘は得意としている。反射神経も上がるため、BWを操縦する際、とても役に立っている。

 もう一つは魔法障壁だ。歩兵が持つ新型弓の攻撃ならば防ぐ事ができる。しかし、BWに乗っていてはあまり意味は無いし、BWに装備されている新型弓の威力には耐え切れない。敵にBWはいないがな。


役職:副隊長/参謀

名前:グリゼア・テューリー

性別:女

年齢:25

 上級貴族スレード家に仕える女騎士であり、代々スレード家に仕える一族。指揮官としては優秀であり、父が私を心配して補佐として付けてくれた。主に指揮車から様々な状況を通信し、戦闘をしている私の代わりに全体の指揮も担当してくれる。


役職:オペレーター

名前:ミューイ・パルトラ

性別:女

年齢:16

 指揮車のオペレーターをしてくれる若くしてリール連邦の兵士となった部隊最年少の女性だ。

 ムードメーカーであり、周囲からも好感度が非常に高い。


役職:一般兵、重砲撃担当

名前:デルクロイ・ダージンバー

性別:男

年齢:44

 筋骨隆々の大男で、スレード家に仕える騎士だ。本人は接近戦を得意としているが、デルクロイほど砲撃戦がうまい奴はいない。敵を高火力で消し炭にしながら接近戦で叩く戦法は味方からも恐れられている。ちなみに彼のBWの接近戦装備はランスである。

 両肩の魔力砲は魔力だけを射出するタイプのものである。


役職:一般兵、接近戦担当

名前:モリガン・ムグ・タクトリス

性別:男

年齢:32

 強面な顔をしているが、非常に心優しい男だ。話してみると実はいいやつだった。の典型的な人物。接近戦はデルクロイ並みに優秀だが、射撃攻撃が苦手であったため、彼が接近戦担当となった。


役職:一般兵、魔法妨害・魔法解除担当

名前:トリット・マーキー

性別:男

年齢:24

 彼の操縦するBWは敵の魔法攻撃の無効化や、魔導式罠の早期発見、解除を担当している。元々能力が高い魔術師であり、宮廷魔法騎士団の一員でもある。得意な魔法が妨害や解除だったため、機体もそれに合わせた仕様となっている。

 軽いノリでみんなを盛り上げ、オペレーターのミューイと共にムードメーカーである。


役職:一般兵、射撃戦担当

名前:パルクス・ナードレー

性別:男

年齢:28

 一般のBW標準装備である、連射式大型弓発射機と大剣を装備。標準的な武装であるが、戦闘能力は高く、主に戦場に散らばる敵の掃討を担当としてくれている。

 射撃の際には大小の弓を使い分ける。

 性格は冷静で無口。実は隊の中では一番料理がうまく、料理担当はいつも彼である。


役職:一般兵、魔法攻撃・天候操作担当

名前:リズリー・ボルグラン

性別:女

年齢:26

 落雷系の魔法を得意とし、それに合わせた装備のBWに乗る。

 妖艶な雰囲気を出す彼女は、副隊長とは違うタイプの大人の女性だ。よく女性陣の恋愛相談なんかにのっているそうだ。トリットと同じく宮廷魔法騎士団だ。


役職:一般兵、狙撃担当

名前:レイーヌ・パレス・バルカッチェ

性別:女

年齢:18

 私の幼なじみであり、婚約者だ。弓の扱いがうまく、BWによってその才をさらに引き出された者の一人だ。

 丁寧な話し方と身の振る舞いが特徴。私と同じ上級貴族伯爵家のお嬢様である。

 軍人になるとは思わなかったが、私についてきたかったようで、戦場で比較的安全なBW乗りにさせたがそれは正解だったらしい。



タカタカターン、タカタカターン、タラララタラララタカタカターン。


 戦場で高揚感のある音楽が、軍楽隊から奏でられる。


 自信あふれる顔で、兵士達は陣形を崩さないように並びながら敵陣地へと進む。全員が槍や旧型の弓では無く、新型の弓である銃を装備している。


 陣形に間には、戦闘車両やバトルワーカーが歩兵に合わせる速度で悠々と進んでいた。


 私達、バトルワーカー隊の一つ『スレード隊』では、互いに回線を開き通信を行いながら各自の連携を高めていた。

 そんな中、



「<へへっ。隊長。今日の新しい獲物はガリオニア公国の親衛隊っスか?>」

 魔法通信。通称『魔通信』で陽気に声をかけてきたのはトリットだった。

 今日は笑い方が悪役のようになっている。大丈夫だろうか…。

「あぁ。あの旗の紋章。間違いない」

 私は敵の陣地にある旗を見ながら言った。

「<親衛隊っていっても、所詮敵は剣や槍で武装しただけの連中っスよね~。楽勝楽勝>」

 トリットが呑気にそう言っていると、

「<馬鹿め、トリット!どんな敵でも相手を舐めるような言動は控えろ!痛い目に遭うぞ!>」

 と、モリガンがトリットを叱った。

「<ヘイヘイ。モリガンさんは真面目っスね~>」

 トリットはそう不貞腐れながら言った。

「<貴方達!通信を喧嘩の為に使わないで下さい!>」

 ここで私の婚約者、レイーヌが二人に抗議する。

 うん、レイーヌは今日も良い声だ。その声は透き通っていて俺の脳にスッと心地良く入り、俺を癒してくれる。きっと皆も同じ気持ちだろう。この殺伐とした戦場に―――。

「<作戦開始されましたー。味方の部隊が動きまぁーす>」

 明るい声でオペレーターのミューイが報告してきた。

 おっと、これから戦闘だというのに一人の世界に浸っていてはいけないな。と、いうかミューイ。もう少しその喋り方はなんとかならないのだろうか…。

「<隊長。我々は予定通り、敵の主力である敵親衛隊を叩きます>」

 と、次に副長のグリゼアが言った。

「あぁ。誘導頼むぞ」

 私はそうグリゼアとミューイに言った。


 こちらの陣営は歩兵20万、騎馬兵1万、各部隊のBW50機、戦闘車両200両。

 対して敵陣営は歩兵1万、騎馬兵3千。

 圧倒的だな……。


「<行けー!我らのリール連邦の為にぃーーー!!>」

「「「「「<おぉぉーーーー>」」」」」

 他の部隊や隊員の通信も入ってくる。


「我々も動くぞ!攻撃開始!」

 私の命令でスレード隊は動き出した……が、いきなり前方の部隊が爆発した。


ズドーン!!

ギギギ…ギギギィーーー、ズズーン。


 爆発後、味方の別の部隊に配備されているBWがゆっくりと黒い煙を出しながら倒れた。


「な、なんだ!?事故か?」

 私は慌てて目を凝らして、爆発のあった前方の部隊を見る。だが、爆発は次々と起こり、前方の部隊は消し飛ぶ。

「<敵襲!?馬鹿な、奴らがこの距離から攻撃など……>」

 デルクロイは慌てて周囲を確認する。

「<隊長、上だ!>」

 モリガンが一番早く気がついた。上空を見ると、ゆっくりと5つの大きな人影が降りてくる。

「<そんな…バトルワーカー?>」

 リズリーが驚愕している。確かに敵もBWを投入してくるとは思わなかった。しかも浮遊魔術付きで空も飛んでいる。全て青色の機体だ。

 私達が乗る機体よりも……大きい……?

「<敵機、レーダーに反応ありません!魔力反応も無し!?>」

 ミューイの焦る声が聞こえる。

 どういうことだ?魔力反応が無い!?

「攻撃を開始する!トリットは魔術妨害、リズリーは奴らの脚を止めろ!」

 私が命令すると、二人は攻撃を開始する。だが、

「<おいおい、マジかよ!隊長、あいつら魔術妨害が全く効かねぇっス!>」

「<隊長さん、敵は雷系魔法が効きませんわぁ!>」

「なに!?」

 トリットとリズリーの報告を聞いて私は驚愕する。

「くそ!デルクロイ、レイーヌ!」

 私が二人に射撃攻撃の命令をする。だがこれも、

「<ば、馬鹿なワシの攻撃を全て避けただと!?>」

「<スレード様、関節を狙いましたが全て避けられました!>」

 二人も悲痛な声を出し、戸惑っている。

 敵は速い!ありえない機動性だ。

「クソ…!こうなれば私とパルクスとモリガンでこちらに向かって来る1機を仕留める!」

 パルクスは弓を捨て、既に接近戦の構えだ。

「リール連邦『オーヴェンス・ゼルパ・スレード』である!いざ尋常に勝負!」

 私がそう言った後、パルクスとモリガンと共に突っ込んでいった。3対1では正々堂々とはならない。なぜあいつらは1体のみしか攻撃してこないんだ?舐めているのか?

 敵は腕から光の剣を出し向かってきた。

 まずはモリガンが敵の懐に飛び込む。やはりモリガンの機体速度は早い。が、敵は何の反動も付けず前転飛びをしてモリガンの機体を光の剣で縦真っ二つにした。

「<モ、モリガン!?>」

 珍しくパルクスが声を出す。

 敵機は勢いをそのまま今度はパルクスの機体を横真っ二つにした。

「な…一瞬でモリガンとパルクスを…」

 驚愕していると、今度は必死に魔術妨害をしようとしているトリットに標的が移ったようだ。

「<そ、そんな!魔術妨害が効かねぇ!た、隊長!たいちょーオボボボオ、ズザザ、オゴボボボ>」

 通信がとぎれとぎれにトリットの断末魔が聞こえた。敵機が我々は使う矢と同じ位速い何か…いや、同じ矢を高速で打ち出し、機体と共にトリットを打ち抜いた。

「<うぬぬぬ!トリット達の仇ぃぃいい>」

 デルクロイは最高出力の魔力弾を放った。

 先程までとは違い攻撃範囲は広い。

 当たったはずであった。


 だが、敵機は無傷であった。


「<そんな…!>」

 デルクロイは信じられないものを見た。というような声を出す。

 そして一瞬でデルクロイの背後に回った敵機。しかし、デルクロイは優秀な戦士である。すぐに近接戦に切り替え、自慢のランスでなぎ払おうとした。が、敵機はデルクロイがなぎ払ったランスを片手で止めていた。さらにランスが動かないように握っていたのだ。

「<くぅ…!>」

 慌ててデルクロイの機体はランスを手放した後その場から後ろへシャンプし、魔力浮遊で僅かに浮きながら後ろへ下がりつつ肩のキャノンで砲撃を加えていた。

「デルクロイ、まずい!そっちには指揮車が…!」

「<うお!?うぐぉぉおおお>」

 私がそう伝えると慌ててデルクロイは急転換して横へと移動する。指揮車は無事だ。しかし、デルクロイの移動に追尾してきた敵機は指揮車を蹴り上げ、デルクロイに指揮車を当てる。

 そして、先ほど連射して何かを打ち出した敵機の弓から今度は強い光りの線を出しデルクロイの機体と指揮車を同時に打ち抜いた。

「デルクロイ!グリゼリア!ミューイ!」

 一瞬で三人を仕留めた敵機。

「<た、隊長さん…>」

 通信で不安そうにリズリーが呼びかけてきた。

「くっそ…。一時撤退する!リズリー、レイーヌ。私が引き止めている間に逃げろ!」

 そう言ってリズリーの機体に顔を向けた瞬間、リズリーの機体はオレンジ色の縁どりの大穴を開け、ゆっくりと後ろに倒れた。ちょうどコックピットがあった辺りに穴が空いている。さっきデルクロイの機体を攻撃した時の光る攻撃だ。

 一瞬。わずか数分で精鋭と言われたスレード隊を私とレイーヌを残して倒したのだ。

「そんな……。みんな……」

 私が絶望していると、敵機が素早く私の機体へ詰め寄る。


「ぐあっ!?」


 反応できなかった。

 敵の機体は左手で私の機体の首を掴み持ち上げる。勢いよく掴まれた反動で私の機体に装備されていた弓が落ちてしまった。

 しかし馬鹿だな。機体にそんなことをしても搭乗者は苦しくもなんともないのに……。

 私は気付かれないように機体の腰の左側にある剣を取ろうとするが……、

「ぐっ……」

 敵に気づかれてしまい、敵機の右手は私の機体の剣をしっかりと掴んで取り外す事を許してはくれなかった。

 これでは打つ手がない!

 そう思っていると、敵機の肘関節に鋭く大きい矢が飛んできた。だが、はじけ飛ぶ。

 こんな攻撃が今できる者なんて限られる。

「レイーヌ!何をやってる!逃げろ!」

「<そんな!関節に当たったのに!?>」

 レイーヌは私の言葉を聞いてはいない。レイーヌは私を助けようと攻撃したが、関節すらも魔力で強化した弓攻撃をも通さない事に驚愕していた。

 敵機がレイーヌへと向かないように必死に自身の機体をジタバタさせ注意を引く。

「頼むレイーヌ!俺が引きつけている間に逃げてくれ!!」

 俺はそう通信越しに懇願したが、


「<ぎゃっ!>」


 突然レイーヌからただ事ではない叫び声が聞こえた。レイーヌの方を見ると、レイーヌの機体の上に別の機体が落ちてきた。私の機体の首を絞めている機体と同じ形、同じ色だ。

 レイーヌの上へ落ちてきた機体のその手には剣が握られていた。我が軍のBWの大剣。だが機体は敵機。鹵獲した剣で攻撃したのか…。飛び出た剣先は赤い何かが付いている…。


「レ、レイィィヌゥゥゥ!?」


 最愛の人であるレイーヌが死んだ。そんな事を認めることなどできず、大声で叫んだ。

「うが……!?」

 私の機体は投げられた。

 衝撃が腰にきて痛い。

「う……ぐ……」

 機体の上半身のみ起きて周りを見ると、既に味方は殆ど死んでいた。ちらほらと歩兵が逃げ回っていたが、味方のBW、戦闘車両の殆どはいなくなっていた。

 いや、正確にはなくなっているわけではなく、すべて破壊されたようだ。

 よく見ると、敵側の陣地に砲撃用の戦闘車両。我々のものよりも倍ほど大きい車両が10台ほどいた。

「なん…だ…あれは…?」

 敵の砲撃用戦闘車両1台から1秒間に数発の勢いで砲弾を連射していた。一門しかない砲身をブレるほど振り回しながら砲撃している。

 後の砲撃用車両はジッとこちらに砲身を向けたまま我が軍に狙いを定めている。全力で相手をする程でもないとでも言いたいのか?

 それにしてもあのようなとんでもない性能…。ありえない。


「連中はこんなものを用意していたのか……」


 頭の中で敗北という言葉が浮かんだ。前を見ると、先ほどまで私の機体の首を絞めていた敵のBWが私に弓を向けていた。

 慌てて私は自分の前面に魔法障壁を張った。

「くっそぉぉぉおおお!!!」

 敵のBWの弓が火を噴いた。そしてそこで私の意識は途切れた。どうやら私が張った魔法障壁は意味がなかったようだ。

2016.07.04

 プロローグの初めに書かれていた前田 竜生人格の話をおまけに投稿します。

 それに伴い、プロローグも少し修正いたします。


2017.06.18

 リール連邦国の成り立ちについて加筆修正。


2017.07.09

 主人公達に敵対する勢力の戦闘車両の戦闘を追加。

 主人公側の戦車との能力差を書きました。


2019.03.10

 リール連邦軍の軍楽隊や陣形等の描写を入れました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ