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二つの命、ひとつの家族  作者: 櫻木サヱ
発達障害の確定と療育の本格化

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17/19

療育の成果と小さな喜び

家庭での療育が本格化して数週間が過ぎた頃、あやと健太はふとした瞬間に小さな変化を感じる。片方の赤ちゃんが、初めておもちゃに手を伸ばして笑顔を見せた日。もう一人の赤ちゃんは、泣きながらも抱っこすると手足をバタバタさせ、声を上げて反応するようになった。


「見て、これ…昨日よりできてる!」

あやの目に喜びの涙が浮かぶ。健太もそっと赤ちゃんを抱き、「少しずつでも成長してるね」と微笑む。二人は小さな成功体験を一緒に喜び合い、疲れや不安が一瞬、和らぐ。


家庭での療育は決して楽なものではなかった。失敗や苛立ちも多く、思うように進まない日々に焦りを感じることもあった。しかし、二人の小さな進歩や笑顔は、その努力を報いるかのように現れ、親の心に希望を灯す。


ナースの美咲も訪問時に、「これが家庭での療育の大切な瞬間です」と励ます。赤ちゃんの反応の違いや成長の差を客観的に見ながらも、親としての努力や愛情を認めてくれるその言葉に、あやと健太は胸が温かくなる。


夜、双子が眠った後、二人はリビングで今日の出来事を振り返る。「小さなことだけど、こういう瞬間があるから頑張れるね」

健太はあやの手を握り、「二つの命を守るために、二人で支え合おう」と静かに誓う。あやも頷き、涙をぬぐいながら、愛情と責任感を胸に刻む。


療育の中で、成長の兆しが見えた瞬間は、親子の絆をさらに強める。小さな喜びの積み重ねが、これからの育児への勇気となり、二人は改めて「二つの命、ひとつの家族」というテーマを実感するのであった。

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