支えである母(私)はもろいので、倒れる前に補強するエッセイ
春のチャレンジ2025参加作品です。
また弱音を吐くエッセイです。
上の子は春から中学生になり、仲の良い友達が同じクラスだと喜んで通っていましたが、その友達が不登校になりつつあります。
理由はあるにはあるようなのですが、友人としてどうにかできる類のものではなく、その子の親も頭を悩ませているだろうと思います。
友達の母親のことはもちろん知っています。朗らかな人で愚痴や悪口を言っているのも聞いたことがない。私なんて、ひとりごとでも「疲れた」「暑い」「もう帰っていいよね」と無意識に出るレベルなのに。
それはともかく、そんな優しい心根の人だから、本人も家族もつらいだろうなあと心配していたのですが、人の心配をしている場合ではないことが我が家でも起きました。
それは、うちの子が不登校予備軍になったということ。
GW前から、学校に行きたくない、と口にするようになったのですが、その口調が徐々に暗くなり回数も増えてきまして。
理由も、友達が来ないからつまらない、授業中うるさくて集中できない、移動が多くて疲れる……など、その日によって違う。
それでも吐き出して一眠りすればなんとなくリセットされるのか、今日こそ友達が登校しているかもと家を出て、ションボリして帰宅し、帰宅後第一声が「明日学校に行きたくない」とマジトーンで呟くのがここ数日のルーティン。
気持ちがわかるから心が痛い。
むちゃくちゃ心配。
私もどうしていいかわからなくて、見守るとか寄り添うという言葉を思い出して、本人が弱音を吐けば聞くけれど、根掘り葉掘り聞いたり、分かったふうなアドバイスをするのを我慢するという対応しかできない。
裏では携帯の検索履歴がすごいことになっていますけど……
昨日は少し明るい表情で帰宅しました。普段話さない子と話したとか、体力測定での記録が小学生のときよりだいぶ伸びたかららしいです。
それだけでもホッとしましたが、もしかしたらそれも親に気を使ってのことかもと負のループに陥りました。ちゃんと眠れているのか何度も確認してしまうほどに。
でも赤ちゃんのときから変わっていない寝顔を眺めていたら、家は子どもが安らげる場所なんだと改めて感じて、親の役割をちゃんと考えるきっかけになりました。
今朝の第一声は学校休みたいでした。
そう言いながら学校の支度をして、朝ごはんも残さず食べ、下の子とじゃれあって元気そうにも見えたので、そのまま送り出しました。本人なりに頑張ろうとしているなら見守るしかない。
今日笑顔で帰ってきたとしても、明日は学校に行けないかもしれない。学校は楽しかったり辛かったり、ちょっとしたことで生活が一変します。思春期真っ只中の子ども達が集まる場所なのだから、何もないわけがない。
そういうことも楽しむことができればもっと気楽でいられるのに……と思ってしまうのは、色々と経験した大人だからなんでしょうね。
私はただ受け止めるだけ。
それだけ決めていればなんとかなる気がするので、悩みすぎず気張りすぎずいこうと思います。
一応、前向きな気持ちになったので文章にしました。まとまりがなく申し訳ありません。
ここまで読んでくれたかた、弱音にお付き合いくださりありがとうございました。
ちなみに……
気もそぞろだったからか、自分の足につまづき大転倒し、骨が折れたと思い病院に行ったら捻挫でした。
悩む時は気をつけてください。
※5/23追記
誰の目にも止まらないかもしれませんが一応その後の報告。
エッセイを投稿してから数日経ちました。
あれから本人の意思や、親の考え、今後のことなど話し合いました。それでだした答えは、現状維持です。
本人は、嫌なこともあるけど学校行事は楽しみだし、あと自分の夢のために勉強は必要だから頑張ってみる、と言っていました。
(学校でなければ学べないわけではないことも伝えましたが、本人は学校で学ぶ選択をしたようです)
私ができることは話を聞くこと、目を向けること、ときには休ませること、今できることはそのくらいですが、本人以上に深刻にならないよう気をつけます。
ちなみに、今週は休まず登校しました。
毎日まだハラハラしてしまいます。
気長に見守るのは難しいですね……