魔力を吸うとは
私の魔法特性を魔道具にできないかというのが一番の研究目的です。そんな中で考えついたことがありまして、皆が箱と袋というのなら、実際の魔道具をそうしてしまおうと。そこに、魔力を吸う機能を付ける。基本はそれで良いと思うのです。全員の魔力を吸うというのはちょっと現実に即さないので、北の保養地案を採用しましょう。魔力を吸う魔道具というのは、もう普通にあると思うのです。提案してみましょう。
「ライ様まずは魔力を吸う魔道具を取り寄せたいのです」
「スウ。大抵その魔道具は罰として使われる」
「ああ。そうか。そうですよね」
「威力が強すぎるのだ」
「では、保養所計画からですか」
「そうなるな。屋敷の子宝成就雇用計画は順調のようだ」
「分かりました、その派生形として考えます」
「よろしく頼む」
そうなのか、魔力を使って罪を犯した場合の、罰に使われるそうで、凄い勢いで魔力が吸い取られるそうです。取り寄せるのも難しそうですね。これはやはり子宝用に全然別の物として開発しなければ、魔道具としても売り出せないですね。吸うというよりも、抑えるとか発動前に止まるみたいな、物は言い様です。
確かに、私も魔力は吸ってはいないようなのですよね。本当にどうなっているのだ、私の特性。やはり、それを明かさなければ魔道具化は難しそうですね。うーむ、うーむと考えていると、シウキアードさんからお手紙が届いたようです。ソタンさん、キイトさんともたまにお手紙をやり取りさせて貰っているのです。皆さん、色々な視点から意見を下さって助かっています。さて、開封してみましょう。
スウへ
俺の両親が行く。スウには感謝しているんだ。親は子供好きの子煩悩なんだが、俺のことを気にして子供を一人しか作らなかったんだ。俺はモーリカハイと結婚できたし、もう気にするなと示したつもりだったんだがな、俺の生活のし辛さを気にしてた。それが無くなったんだ、もう喜んで、元気を持て余しているから、そのついでにそっちにやったんだ。子作り旅行と販路拡大も兼ねてな。俺の両親だ、狸な商売人だが、受けた恩は必ず返す。いいように使ってくれ。
シウキアード
うん?保養所計画の後押しに、シウキアードさんのご両親が。おお。それは大変だ、急いで準備しなければ。
「ライ様ー。これ」
「なんだ?手紙がどうかしたのか?」
「読んでみて、下さい」
「いいのか?」
「ええ」
すっと目を通したライ様は即座に立ち上がりました。
「保養所の整備だ」
「はい!」
二人できびきび働きます。私は自分の意志?意識?で、特性の範囲が変えられるようになりました。練習したかいがありましたよ。最初に気付いて貰ったように「家」であったり、自分が安心できたり、安心したい範囲内に特性を敷くようです。それを活かして、北の領地の地面は三色になりました。黄色というか茶色が今まで通りの道路で、特性は非常時を除いて発揮されない場所です。次に青や緑は、告知後に特性が発揮される場合がある場所で、赤が常に特性が発揮されている場所です。お陰で私も特性の範囲を把握しやすいです。早速、学校、北の魔法研究所、北の保養所が赤い範囲と指定されました。




