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聞いてみよう

 負けてはいられないと思ったのですが、うん。突撃してみるか。


「どんな感じですか?」


 身近な所から、聞いてみました。怪訝そうなライオネル様です。


「何がだ?」

「魔力です」

「ふむ。ケリーに言われたことで、実感が湧いて、助けられている気がするな」

「ケリー?」


 ライオネル様、ケリーを呼び捨てにしましたよ。今、ケリーは私が雇用・・・あれ?父が雇用している?まあ、私の方ですよね。それに反応してしましました。


「ケリーで結構でございます」

「それなら、私も呼び捨てで」

「無理でございます」


 何度か頼んでいるのですけどねー。毎回、即答です。仕方がない。


「俺もライオネルかライでいいぞ」

「・・・はい。ライ様」

「様もいい」

「それは追々で。話は戻りますが、ケリーの言う箱に収めるという感じですか?」


 ライオネル様が言葉を飲み込んで、答えてくれました。


「そうだな。体の中に箱というのは言い得て妙だが、その通りだった」

「苦しいとか、違和感は?」

「うーん。すっきりした気がする・・・ような・・・」

「トマスラルさんと、フロロウクさんは?」


 遠くから窺っていたのは、知っていますよ。


「私も魔力を収めるまでは感じていなかったのですが、今考えると放出し続けているというのは何かと負担だったのだと思います。そのため、体の負担が無くなりました」

「へー。フロロウクさんでもそうなんすね。あー、俺は良く分からないけど、辛いとか苦しいとか、窮屈さは無いですよ」

「体調は概ね良好と。では、放出型の人はどうでしょうか?」

「聞いてみるか?」

「え?近くにいらっしゃるんですか?」

「特典付きで働いている者の半分がそうだな」


 ライオネル様が親切に答えて下さいました。そうだった、魔力の型が違うご夫婦が子宝祈願しながら、このお屋敷で働けるという事でしたね。それで放出型の方は北以外の出身が多いと。それに影響を受けたり、北以外で生活したり、学んだ方は魔力を収めることに忌避感は無いそうです。

 放出型の人々にも聞いて回りましたが、内包型の人より変化は感じにくいそうです。魔力を使おうと思ったら、使えなくて思い出したというくらい日常だそうで、例えるなら箱というよりも袋に近いそうです。

 ううむ。とりあえず、皆さんは何かに魔力を貯めてはいるようです。私は箱も袋も感じられないです。残念。

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