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学びましょう

 凄く遠巻きで見られています。校舎は特性内に入ってしまったので、私からの距離はあまり関係ないのですが、未知のものは怖いですよね。

 北の学校は年齢というよりも成熟具合で入ってくるらしく、一学年で一つの教室を使うようです。そのため、かなり広い教室で、階段状に机と椅子が並んでいる形です。これ、一番上が一番強くて偉いということになっていたりしないですよね。ケリーが側に立つのは学校に通う最低条件だということで、後ろの人が見えないだろうと思って、一番後ろを選んだのですよ。抜群に視力が良いとは言えないですが、そう目が悪くなるようなこともしていないので大丈夫でしょう。それに、私が見えなくても、ケリーが見えるはず。

 最初の授業は私向けでしょうか、それとも動揺している皆さん向けでもありそうです。魔力の発現に関するもので、要約すると、魔力を自分の内に収めると、この姿を取りますということらしいです。分りやすいですが、実感は全然ないのです。皆さんの感触を聞きたいのですが、今後そんな機会が巡ってくるといいなーと思っているところでした。


「お前、なんなんだ?」


 来ましたー!!ケリーがいるのに勇気があるな。学年を仕切っている人でしょうかね。多分、強め?外見は偏見も含めれば、最初から喧嘩を売ってしまう、直情型のやんちゃそうな少年です。学年の中では年が上そうです。ちなみに、私は下の方だそうです。ケリーが間に入るかは、ケリーの判断とのことで、私では判断しきれないのと、反応ができない場合もあるそうです。北の人達は全ての能力が高いのですよ。


「ライオネル様の婚約者です。それ以外は検証中です」

「はぁー?」


 なかなか、特性がどのようにして発揮されているかが解明されていかないのです。優秀な方々に調べてもらっているので、その内と暢気に構えていたら、そろそろ五年目も見えてきそうです。自分でもやってみようとは思っているのですが、皆さん、魔力を使って調べるのですって説明されました。ちょっと挫折しかけましたよ。しかも、魔力も見える人がいるそうです。魔力自体も、その流れも。これも魔法とのことで、私ができるのは特性が出る場合と出ない場合を、ケリーに聞いて書き出していくだけなのかと、他に魔力を使わず、魔道具だけで何ができるのか日々考えています。魔道具も色々あるらしいので組み合わせもありかなと、そちらも知って、魔道具の仕組みも勉強してと、結構、忙しいのです。


「お前のような弱そうなのが、か?」

「魔力を感じられないぞ」

「それなのに、一番上を取ったのか!」


 おや?一人で喧嘩を売りに来たので、感心していたのですが、増えました。最初のやんちゃ君の後に、見るからに鍛えてそうな年齢で考えればぎりぎり少女かな、身長を考えると女性と表現した方がいいかなという、かなりの発育を見せつける子と、今度は私の年齢に近いでしょうか、小柄な少年と、それより少し大きい少女の四人組となりました。


「一番上とはこの座っている位置のことですか?何か意味があって並んでいたのでしょうか?特に説明がなかったので、座ったのですが」

「暗黙の了解というものがあるのですよ」


 魔力が見えるらしい少年に言われました。


「そうでしたか」

「で、どかないの?」

「おい、魔力が無いって本当なのか!?」

「力を隠しているのか?」


 あれ?四人は共闘する訳じゃないのですね。ばらばらに自分の知りたいことをぶつけるのみ。潔いですが、混沌としてきましたよ。では、私も。


「今日は、これで授業は終わりですか?」

「終わりだそうだよ」


 お、また増えました。今度は上の学年の方々でしょうかね。これは増えるばっかりです。ちなみに、私は一年生です。学校は三年から五年ほど通うそうです。その後はほぼ働くとのことでした。ごく、少数の方は更に学ばれるそうです。家業を継ぐ方が多いようですが、そうではない場合、学校に通いながら自分に向いた職業を探すとのことです。

 さあ、授業も終わったし、答える義務もないですし、答えられることが少なすぎるので帰ります。


「帰っちゃうのかい?」

「えぇー!色々、話、聞きたかったのにぃー」


 ケリーに守られて無事、帰れました。皆の動きは見えなかったです。風を感じたので、何か動きはあったと思います。

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