まだ夢の中
うーん。
周りが騒がしい気がする。
でも、基本的に一度寝ると起きないんだよな。
おかしいな。
流石に寝すぎたかな。
でも、周りは何語?
え?
日本語に聞こえないんだけど。
困るー。
英語とか凄く苦手。
いや、日本語だって胸張って得意とは・・・。
いやいや、それよりも本当に煩いなというくらいになってきましたよ。
そろそろ起きるかー。
でも、大抵夢で声出すと現実では寝言だよね。
ああ。
どうしようかな。
まあ、誰が聞いている訳でもないし・・・。
そう!
一人暮らしだよ!!
どうする。
どうする。
何、事件?
ああ。
分からないことが多すぎる。
もう、寝言でもいいか。
「あー」
あれ?
「うー。あー」
うん?
返事をしたつもりです。
「はい」っとね。
いやー。
怖いけど、目を開けてみるか。
いやいや。
今まで目をつぶっていたのよ。
そんな自分にびっくりですが。
でも、夢の中って瞬きとか目の開け閉め?意識しないよね。
それ。
ぼや~。
おや?
また目が悪くなったかな。
困るなー。
ぼやける―。
でも、周りが少し静かになった?
何だろうなー。
心配したほど怖いことにはなってないし。
寝すぎて、目やにかな。
目をこするか。
お。
誰だ。
邪魔するのは。
止めてー。
視界がぼやけるのを解消するために、目をこすりたいんだよー。
でも、一人暮らしなんだよね。
誰が止めるんだろうね。
しかも、結構簡単に止められたんだけど。
まあ、体が重いせいもあるんだけどさ。
うお。
誰ー。
本当に何ー。
体が持ち上がったよ。
日本人の標準体型です。
ああ。
これはまさか。
若返った?
産まれなおした?
はい。
どうしましょう。
うぶ。
んぐんぐ。
いや。
喉乾いてたのか。
お腹がすいていたのか。
液体だね。
もしかして、ちょっと長く寝すぎちゃったかな。
この、夢の中で赤ちゃんになっていたんだったら、栄養は適宜補給してもらって。
皆さんに、任せるよ。