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台頭

作者: 葉月あかり

結婚して離婚してひとりの時間が増えた。

コロナ禍というのもあって家にいる時間が長く、尚更にひとりの時間が増えた。

「これから先、私はどうしたいんだろ?」

まずはお金の勉強を始めた。金融リテラシーをあげよう!大金持ちにならなくても、ひとりで困らないようにしよう。

趣味を続けよう。読書をして書きたいときに書きたいものを書きたいだけ書く。裁縫したいときに作りたいものなんでも作る。食べたいものを食べるし、料理したいときは食べきれないほどだって作っちゃう。

ふと、高校生の頃から続けているアナログ日記をぱらりと読み返せば「好きなものに囲まれて暮らしたい」。そうだ、これは今も変わらない思い。

好きな物、好きな者。当時の私はどんな人が私の隣にいるんだろうなんて乙女爆発している。華の女子高生だったんだよなあ。まさか離婚するとは思ってもなかったよなあ。

独身貴族となった今、私はひとりで生きる準備を進めている。


いつか好きな人ができたときにその人の隣を胸を張って歩ける女になりたい。


女子高生だった頃の私の言葉だ。お洒落も勉強も頑張れた。できないままの自分が嫌だった。あの頃よりはいい女になれたかな? いやいやまだまだ。私はまだ枯れない。これから先、大輪を咲き誇るのだ。咲き、誇るのだ。

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