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第6章突入!

この章で第1部は完結します!

 チャイムと同時にシャーペンの音が教室に響き渡る。七月九日木曜日。翌週の火曜日まで続く四日間のテスト週間が始まった。


 今回のテストは、僕、そして優にとってはいつもにもまして重要なテストだ。このテストの結果によって告白できるかどうかが変わってくるのだから。


 そう、僕たちは、このテストを告白へのハードルとしたのだ。優は、全教科平均以上。そして僕は、総合順位20位以内だ。僕は、もともとそこまで成績が悪くはないのでこのハードルを設けた。勉強時間が今までは美夜が絡んできたりしていたため取りにくかったが、最近美夜も急に勉強などをし始めているので僕の勉強時間確保もやりやすくなった。美夜が甘えてくれないことに少しの寂しさがあることは黙っておこう。とにかく、勉強時間も確保できるので20位以内も目指せるだろうと思ったのだ。


 今回のテストはそれだけ重要なので、三週間前から対策を始めた。わからないところは、先生にも聞いたりした。だから、自信はある。僕は、目の前にある問題用紙に改めて目を通す。


(わかる!これなら……!)


 目の前にあるテストは、今までなら苦手としていた数学のテストだった。しかし、今回は違った。スラスラと解けるのだ。どこかで見たことあるような問題ばかりだった。


(これは授業でやったし……これは問題集に載ってた!)


 分かるようになると、なぜかテストも楽しくなってくる。僕は、一心不乱にシャーペンを動かし続けた。







 ◆◆◆


「で、手ごたえはどうだった?」

「最高」


 テスト最終日。しばらく話さないようにしていた優と久しぶりに話す。話さないようにしていたのは、答え合わせなどをしてしまいモチベーションが下がることを防ぐためだ。


「優は?」

「ぼちぼちかな?」

「……大丈夫?」


 優の反応に僕は少し不安になる。しかし、優の次の言葉で心配は杞憂だと分かった。


「ま、平均は余裕で越えてるだろうけどな。テスト結果出た後の準備しとこうぜ」

「……なら、よかった」


 これで、ようやくスタートが切れそうだ。ここまでの道のりは長かった。しかし今週の金曜日、夏休み前最後の登校日にテスト結果がすべて帰ってくる。そこでようやく、だ。


 僕と優は、待ち遠しさと不安が入り混じった感情に戸惑った。

明日は三本投稿で一気に6章完結に持っていきます!

ブクマして待っておいて下さい!!

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