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今日は三話投稿です
「えっと、リーナちゃんがオレンジジュースで、水野くんがコーラっと」
そう言って私は次々とボタンを押していく。
「私もオレンジジュースにしとこうかな? ……月野くんは?」
「僕はメロンソーダにしようかな……」
「メロンソーダ? そんなの飲むなんてちょっと意外かも」
メロンソーダなんて体に悪そう……とか言って飲まないイメージがあった。
「うーん。体に悪そうとは思ってるけど、ファミレスとかカラオケとか行くときはこれを飲まないと落ち着かないんだよね……」
「ちょっと、わかるかも。普通、家では飲もうとは思わない分ここではメロンソーダが飲みたくなるってことだよね?」
「そうそう……ここだけの特別感っていう感じかな」
そう言って月野くんは少しはにかんだ笑顔を見せる。
あ〜っ……可愛いと思ってしまった。月野くんは男の子なのに、時々見せる可愛い姿にドキドキしてしまう。いつもは、クールな感じでいるからかもしれない。ギャップってやつだ。
私は月野くんが可愛すぎて身悶えしてしまう。こんな感情初めてだ。
「どうしたの?」
「っ……なんでもないよ!」
月野くんと目があって、思わずびくんと体がなる。今まで、他の男子と目を合わせてもこんな風になることはなかったのに……ていうか、男子がびくんってなってた気がする。
心臓もばくばくなっている。
「ならいいけど……」
と月野くんが私をじっと見てくる。そんなにじっと見ないでほしい。耳が熱くなってきた。
さらに心音が大きくなる。もう、月野くんにも聞こえてしまってるんじゃないだろうか……
私は耐えきれず目をそらす。
「そんなに見られると恥ずかしいんだけど……」
「へ? あ……うん。ごめん」
ちらっと見ると、月野くんも一瞬顔を赤くして目をそらしていた。これまた可愛い。
あ〜ずるい。女の子でもあんなに可愛い仕草できる人は少ないと思う。
心臓が破裂しそうなほど鳴る。
私はいれ終わったメロンソーダを顔も見ずに月野くんに押し付ける。このままここにいたら私の心臓が限界を迎えそうだ。
「は、早く戻ろ」
「うん」
私はこんなにもドキドキしているのに、月野くんはもう平常運転に戻っているようだ。これだと、私が月野くんを意識してるみたいで恥ずかしい。
私は、両手にオレンジジュースを持って逃げるように部屋の方へ小さく走った。
まさかの、飲み物入れるだけ…
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