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いろいろ書きたい話ができたので、土曜日に投稿予定だった話は後に回します。
あと、ストックできてきたので投稿頻度上がります。
「……やっぱ、優って身体能力おばけだな」
「おばけ言うな。そう言うお前もかなり速かったじゃんか……」
「5秒台出しておいてよく言うよ……」
「で、でも、月野くんも6秒前半はすごいと思うよ……」
体育で50メートル走が終わった後、僕は来た時と同じ四人で教室に戻っていた。
「クラスでもトップレベルだったし……」
日野さんが褒めてくれる。それだけでも嬉しい。
反対側から優の視線が突き刺さってくる……
「まぁ、中学のときはちゃんと運動してたからね」
褒めてもらって少し恥ずかしかったので、謙遜しておく。
「そうそう。こいつ中学の時はサッカー部で走りこんでたんだよ。それなのに高校に入って部活に入らないとか言い出して……」
「いいんだよ……部活は疲れるし」
僕はそう言って、ずっと日野さんの向こうで黙り込んでいる伊東さんの方を見る。
話に入って良いのかわからないとかじゃないよな……と思って見たが、そんなことはなさそうだ。
じっとこっちを見て何かを考えているようだった。耳がちょっと赤いのが気になる。あと、鼻息が荒いのはなんなんだ? 伊東さんのキャラがつかめない。
とにかく、僕は伊東さんに話しかける。話題は当たり障りのないものだ。
「そういえば、伊東さんは今日のお昼どうするの?」
「……食堂に行ってみたいと思っています」
伊東さんは急に話しかけられたことに驚いた顔をしてから言った。
すると、すかさず、優が「じゃあ、一緒に行くか?」と提案した。
「え……良いんですか?」
優の言葉に伊東さんは少し嬉しそうな顔をする。意外と乗り気みたいだ。
「僕も、いいとおもうよ。一緒に行こう」
「はい。楽しみです」
そう伊東さんに言うとどうしても間にいる日野さんが目に入る。日野さんはぷくっとほっぺたを膨らまして拗ねた感じで、「私は誘ってくれないんだ……」と呟いていた。
そういうつもりじゃないのに……ていうか、そんなに食堂いきたいのか? と思う。
「お弁当があるかと思ったんだけど……一緒に行く?」
「……昨日、食堂で食べたのがお弁当より美味しかったから、これからは毎日食堂にしようかな……って」
「僕はお弁当羨ましいけどな……日野さんのお弁当美味しそうだったし」
僕がそう言うと日野さんはちょっと目をそらす。
そして、「……そんなに言うんなら、今度月野くんの分も作ってきてあげても良いよ」と小さく呟いた。
僕は聞き逃さず、「え! 本当⁉︎」と反応した。
それはめちゃくちゃ嬉しい。思わず、ここ最近で一番大きなリアクションを取ってしまうくらいには。食堂も美味しいけど、たまに家庭の味的なお弁当が食べたくなる時があるのだ。
でも、どういう風の吹き回しだろう。日野さんがそんな提案をしてくれるなんて。まだ、初めて話してから数日なのに。
また、優がジト目で見てくる。
たしかに、日野さんのお弁当なんて皆んなが羨ましがるものなんだろう。そう思うと、自分だけいい思いをしているように感じて、申し訳なさを誤魔化すように「じゃあ、この4人でお昼ごはん食べるってことで」と言った。
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日野さんのお弁当食べたい人も評価よろしくお願いいたします。




