イベント内容説明
素人ながら精一杯書かせていただきましたので、是非読んでみてください!
1読んでない人は、よろしければそっちもお願いします。
「それでは、第――回、始業式を始めます。」
そんな感じで始まった始業式は、しかしながら何事もなく
さっそく終わりを迎えようとしていた。
「それでは、ほかに何か連絡のある先生方はいらっしゃいますか?」
司会の先生の最後の問いに答えるものはいないと思ったが、
確か去年この学校に配属された高岩とかいう教師は返事をしてマイクの前に立った。
「すみません高岩です。」ここで一区切り。
挨拶の声が異常にブルっていた。
この教師が去年この学校に来て全校生徒に挨拶したときは確か緊張はある程度
隠せていた。もし今日までに急性の心配性か何かになったのなら話は別だが、
もし俺の読みが当たっているなら、これは……、
何かするときのものだった。
と、ここまで俺の思考は、悪い方向に回したが俺の読み外れかもしれないし
もしかしたらサプライズでいいことをするかもしれない。
「パァァン」
しかし俺の読みはどうやら当たっていたようだ。
何か爆発したような音がしたが、俺はこの音をアメリカの射撃場で聞いたことがあった。
その音を合図に体育館の入り口、講堂裏にある非常口(これは俺の推測)から
すごい数の覆面の集団が入ってきた。そして俺たちをひとまとめにすると
講堂に10人ほどの覆面集団がたち、その真ん中にボスであろうひときわ目立った太めの体格に
日本刀を腰からぶら下げている人がたった。
その男は部下に渡されたマイクで俺たちに話しかけてきた。
「やぁ、全校生徒の皆さん。皆さんはこの始業式、
何事もなく終わると思っていませんでしたか?
まぁ、普通はそう思いますよね。
しかしそれでは生ぬるい。最近の日本は大変平和であり退屈です。
ですから私が皆様にゲームを提供しようと思います。」
そこから「ゲーム」のルールが説明された。
が、日本刀男の説明は長いうえにわかりにくかったので俺が代わりに説明しようと思う。
・ゲーム名、「奪取yourライフ」
・奪取yourライフは学校の敷地内で行う。
・奪取yourライフは殺しあうゲームである。が、実際に死ぬわけではない。 ※一部を除く
・制限時間は12時から16時までの4時間で、生きている参加者には10分おきに
5ポイントが与えられる。
・ナイフに当たってない者を「生者」、ナイフにあたったものを「死者」と称する。死者は自分の持ち点を200ポイント払うことで生者になる。
・参加者には初めに100ポイント与えられる。
・参加者にはゲーム開始時にナイフ(偽物)が一つ配られる。それを別の参加者にあてることで
あてたものは+10ポイント、あてられたものは-20ポイントとし、自分の持ち点に加える(または減点)。
・死者が生者を殺した場合+20ポイント、死んだ者は-20ポイント、死者を殺したものに+10ポイント、殺された死者は-5ポイントとする。
・ナイフはゲーム開始以降参加者から最大1つ奪い、2つまでを所持できる。
所持しているナイフは赤、所持していないナイフは青に光る。2つ以上所持した時点で所持したものは死者となる。
・ナイフの判定は主催者側が行う。判定の基準は実際のナイフで同様のことを行った時流血するものならば
あたった判定となる。
・死者、生者の切り替わりは校内放送で行う(ただし、学校全体のスピーカーで放送する)。
・死者は持っているすべてのナイフの所持権を失い、同時に一時ゲーム不参加状態となる。
・一時ゲーム不参加状態のものは1分につき-1ポイントとする。
・不参加状態は正門前のテントに新しいナイフを取りに来ることで解除できる。
・不参加状態のものの移動の阻害を悪意を持って行った場合や、不参加状態解除直後のものを解除から1分経つか、
解除した場所から20メートル以上離れるまでに殺したものは-100ポイントとする。
・追加ルールは有効である。
・以上を持って奪取yourライフとし、ゲーム終了後ポイント順に生者と死者を別枠で順位をつける。
またポイントごとの賞金は以下の通りである。 ※現金は一回の願いで最大百万円とする。
生者
一位
願い事10個
二位~五位
願い事5個
六位~一五位
願い事2個
以下
願い事1個
死者
一位
願い事1個
以下
なし
0ポイントになったもの
12~13時
火あぶり
13~15時
溺死
15~16時
毒殺
こうして俺の高校生活での理不尽なデスゲームが始まった。
読んでいただきありがとうございます。どこをどうすればいいとか何かあれば
是非教えていただきたいです。