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酔っぱらいシリーズ第三話

酔っぱらいは困ったものだ


何時ものように仕事帰りに一杯


妻からタクシーで帰るように、きつく言われているが


まだ電車があるのにもったいなくて、タクシーになんて乗れない


電車に乗り込み、座らずに目的地までと思ったが、目の前の座席が空いている


誘惑に負けて、つい座ってしまった


案の定、ふと目を覚ますと、

窓の外は見しらぬ光景


またやってしまった


慌てて電車から飛び降りる


反対ホームに向かい、次の電車の時刻を確認した


しかし、何度見ても目的地の時刻表がない


もう一度先ほど降りたホームに戻って、時刻表を確認すると


まさに目的地行きの時刻表ではないか


狐につままれたような話である


いつの間にか折り返しの電車に乗っていたのだ


目的地の駅はあと四っ目


そのまま乗っていれば良かったのだ


間の悪いことに先ほど乗っていた電車が最終

最悪だ


仕方なく改札を出てタクシー乗り場に向かう

しかし、タクシーは1台もいない


良く見るとタクシー会社の電話番号を発見


電話をかけたが30分程度かかるとのこと


仕方なくベンチに座り待っていると


高校生と思われるアベックが歩いてくる


こんな時間に何処へ行くのか見ていると


間違いなくこちらに向かってくるではないか

男の子が私に向かって

「おじさん、保護者になってくれますか」と意味不明なことをいう

詳しく聞いてみると、警察官に見つかると補導されるのだという


確かに、終電もない時間に高校生が制服でいるのはおかしい


取りあえず真面目そうな学生だったので引き受けた


そうこうしているうちに、呼んであったタクシーが到着


一緒に乗せて欲しいというので、先ず女の子を家まで送り届け、帰宅したが


結局自分だけなら三千円位のタクシー代が一万円になってしまった

何やってんだろうと人は言うが


決して後悔していない

俺って変わってるのかな


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