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端っこに住むチビ魔女さん。  作者: 夜凪
旅立ち

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22/148

13

(あぁ、また、この世界に来ちゃったんだ………)


 ゆらりゆらりと光が揺れる青の世界。

 そこが水底だと、ミーシャはもう知っていた。

 ただ、前回と違うのはそこに泣いている人の姿が無い、という事だ。


(あの人が呼んでいるんだと思ったのに、違うのかしら?)

 ミーシャは、不思議に思ってキョロキョロと辺りを見渡した。

 だが、そこにはただ青い静寂の世界が広がるばかりだった。


(そういえば、海の中だと思うのに、魚の1匹もいないって変よね……)

 魚影どころか海藻の一つも生えていない。

 地面はサラサラとした白い砂に覆われていた。

 そっと足先で砂を探れば、すぐに甲の部分まで砂に埋もれてしまう。だけど、初日に波と戯れた時と違い、どこか感触が遠く感じた。


「なんて孤独で寂しい場所」

 ポツリと呟くと不意に耳元で苦笑する気配があった。

『突然現れて随分な事を言ってくれるものだな』

 耳で聞くというより、頭に直接響く不思議な声に驚いたミーシャは再度あたりを見渡した。が、やはり、どこにも人影は見つけられなかった。


『我の姿は見えぬよ。海に溶け込んでいるからな。夢路通いし娘よ、それよりそなたは何しにここへ参ったのだ?』

 再び頭の中に声が響き、ミーシャはそのむず痒いような感覚に顔をしかめた。


『昨日も来ておっただろう?幻に必死に語りかけているから、煩くて目が覚めてしまった』

「幻?」

 意味が無いとわかっていてもどうにも違和感が拭えず、ミーシャは自分の耳のあたりをゴシゴシと指でこすりながら首を傾げた。


『そうだ。アレは我の夢の中より出でし幻。過去の記憶とも言うがな』

「あなたがあの男の人なのですか?」

『そうとも言えるし違うとも言える。アレは我から分かれた一部。長き時に飽いて戯れに作ったものよ。嵐の夜に風の悪戯で陸に流れ着き、人の娘に心を奪われた哀れな我の一部』


 その声の主の語る言葉は、アイリスから聞いた龍神様の物語と重なった。

「では、あなたが龍神様なのですか?」

 ミーシャの言葉にクックッと楽しげな笑い声が返ってきた。

『まぁ、間違いでは無いな。その名もまた我の一部。人の子らが我につけた名前の一つだからな』


「じゃぁ、あなたはどなたですか?」

『そなたは知りたがりなのだな、緑の大地に愛されし娘よ。まぁ、良い。友との絆に免じて答えようぞ。我は海に宿るもの。この海全てを統べるもの』


 あまりにもざっくりとした答えにミーシャはかえって訳が分からなくなる。それは龍神とはまた違うものなのだろうか?

『さて、我は答えたぞ。今度はそなたが答えよ。いかにしてこの場に来た』


 質問を返され、ミーシャは困ったように首を横に振った。

「来ようとしてここにたどり着いたのでは無いので、その質問に対する答えを私は持っていません。私こそ、何かに呼ばれてきたのかと思ってたくらいですから」


 ミーシャの返事にしばしの沈黙が返る。

 ミーシャはどこに視点を置いていいのか分からず、些か居心地の悪い思いをしていた。

(《海にとけている》そして《海を統べるもの》かぁ。じゃぁ、私は今声の主の中にいるってこと?)

 どうにか現状把握に努めようとしているミーシャの脳裏に再び声が響いた。


『そなたからは海の気配がする。だが、我の加護ともまた違う。なんぞ拾ったか?』

「………青い石を、波間で見つけました」

 ミーシャが問いかけに素直に答えれば、何やらため息のような気配がした。

『それ、だな。おそらくアレが我の中に戻る前に落としたものだろう。それを媒介にこちらへ呼ばれたか………』


 何やら呆れたような気配にミーシャは不思議な気持ちになる。

 声の主が「アレ」と呼んでいる存在がお話の中の「龍神様」なら、なんで寂しいと泣いていたのだろう。娘はどこに行ってしまったのか?


『人は自らの過ちを隠すために嘘をつく。

 娘は花嫁になる前に輪廻の輪に戻ってしまった。残されたアレは嘆き悲しみ我の中に戻ったが、諦めきれぬ心が娘を求めて彷徨っている。

 1度分かれて心を持ってしまえば、すっかり元通りとはいかんらしくてな。アレが我の中で哀しいと嘆くものだから、面倒でここ百年程は眠っておったのだが……』


 ミーシャの顔に疑問が出ていたらしく、声の主が律儀に答えを返してくれる。

「私がここに来たことで、起こしてしまったのですね。申し訳有りません」

 思わずミーシャが謝罪をすれば、クスクスと笑う気配がする。

『まぁ、良い。そなたこそ巻き込まれた被害者だしの。

 それに、明日は祭りがあるのだろう。浮かれた空気と信心で水が騒めいている。久しぶりに人の世界を覗いてみるも一興』


 機嫌の良さそうな気配にミーシャはなんとなくホッとした。

 幼い頃より人里離れた森の中で暮らしてきたミーシャは普通の人よりも不思議な存在を身近に感じてきた。

 神か、それに近しいものの機嫌を損ねれば、ロクなことにならないのは、経験で知っていた。

 彼らは総じて、気まぐれで時に悪戯好きだった。

 森を駆け回る幼児は格好の悪戯の対象だったらしく、ミーシャは何度か酷い目にあっていたし、その倍くらい助けられてきた。


(もっとも、ここまでハッキリと会話をしたのは初めてだったけれど)

 海は広い。

 その海を統べるもの、というくらいだから、森ですれ違ったものたちとは、力の強さが違うのだろうと、ミーシャは勝手に解釈をして納得した。


『さてここにあまりに長いすればそなたの体にも触りが出る。もうそろそろ体の元へと戻るが良い』

「はい……。でも、戻り方が………」

 声に意識を引き戻されたミーシャは困ってしまって口ごもる。

 いつの間にかここに至った身としては、帰り道など知る由もない。


『やれやれ。手間のかかることだな』

 少し呆れた声の後、ふわりと自分を取り巻く水の気配が変わった事を感じた。

 何か、温かいモノに包み込まれたような。

 まるで母の胸の中に抱きしめられたような安心感にミーシャは思わず、ほうっと息を吐いた。


『少し目がまわるかもしれんから閉じておいたほうが良い。ではな、森の娘。久々に楽しませてもらった。森のによろしゅうな』


 そんな声を最後にミーシャは自分の体がふわりと浮き上がり、ぐるぐる回りながら何処かに吸い込まれていくように感じ、次いで意識をなくしていった。










 目が覚めれば、宿屋のベッドの上だった。

 体を起こそうとして、ふらりと眩暈を感じ、ミーシャは無理をせず、再び身体を横たえた。


 ジッと目を閉じたまま、先ほどまでのやり取りを反芻する。

 夢と呼ぶにはあまりにも鮮烈な記憶は、前の夜に見たときと同じだが、ミーシャは、昨日にはなかった倦怠感を感じていた。

 言葉を交わしたことで、なんらかの影響が出たのだろうと思えば、少し煩わしい。


 そっとサイドテーブルを見れば、例の青い石がしっかりと鎮座していた。

 ミランダの仕業か、下に真っ白いハンカチが引かれ、なんだか偉そうに見える。


 ミーシャは、昨日と同じく明け方の薄闇の中でほんのりと青く光る石を指先でつまみ上げた。

 おとぎ話の中の龍神様だったものが落とした何か。

 ミーシャはそれが涙のように見えた。


 声の主が語っていた話を思い出す。

(輪廻の輪に戻ってしまったってことは、娘は死んでしまったってこと、だよね。1人残された、って言ってたから、龍神様は本当は間に合わなくて、海に身を投げた時に娘はそのまま死んじゃったのかしら?

 それなら、白いドレスを抱いて泣いていた姿にも説明がつく。

 もしかしたら、龍神様は、娘を亡くしてしまった悲しみで街を壊しちゃったのかな?教会は津波で壊れたって言ってたし。

 龍神の怒りを恐れた街の生き残りの人が、街の再建とともに物語を作り変えた……とか?)

 ぼんやりと光る石を指先で転がしながら、ミーシャはぼんやりと考えていた。

 想像通りなら、感じていた数々の違和感もすっきりする。あながち間違いではないのだろう。

 人間は人知を超えた力や存在を畏怖するものだ。


「………あなたはどうして私の手に流れ着いたの?どうして、あの場所に導いたの?」

 ミーシャの問いに石は、ただ黙ってぼんやりとした光を返すだけだった。







 トーイが飛び込んできたのは突然だった。

 あの後二度寝をしてしまったミーシャは、ちょうど遅い朝食をとり終わり、食後のお茶を飲んでいたところだった。

 そこに、まるで弾丸のように飛び込んできた小さな影に目を瞬かせた。


「姉ちゃん、会ってない?いなくなっちゃったんだ!」

 叫ぶような声に、ミーシャは反射的にトーイの元へと駆け寄った。

 ずっと走り通しだったのか息は荒いのに顔色は驚くほど青白い。


 ミーシャは波打つ肩を宥めるように優しく撫でながら、トーイの唇にコップを当て、中の水を飲み干すように促した。

 このままだと幼い少年の心と体のバランスが崩れ、倒れそうに見えたためだ。


 喉も渇いていたのだろう。

 反射的に水を煽り、結果、喉に詰まらせて咳き込んでしまったトーイの背中を適切な力で叩いてやる。


「大丈夫よ、トーイ。だから、落ち着いて。

 アイリスがいなくなってしまった前後を詳しく教えてくれる?」

 穏やかな声につられたように何度か深呼吸をした後、トーイはすがるような視線をミーシャに向けた。


「今日の舞台がある前に、姉ちゃんと龍神様役のジーンは禊があるから、朝日が出る前に神殿へ行ったんだ。詳しくはわかんないけど、禊の泉に入る時は1人になるらしくって、で、そこからいつまでたっても姉ちゃんが出てこないから、おかしいって神父様が見に行ったら誰も居なくって。神殿中探しても居なくって………それで………」

 ついには言葉が続かずにボロボロと涙をこぼし出したトーイをミーシャは優しく抱きしめた。


「………どこ、探しても……いないんだ。あの女が、怖気づいて逃げ出したんだって言い出して………。そんなわけ、ないのに………姉ちゃんがどんなに頑張ってたか、ぼく、しってる」

 しゃくりあげながらも訴えるトーイを抱きしめながら、ミーシャは何度も頷きを返す。

 アイリスの輝く瞳を見た者なら、誰だってトーイの言葉に頷くだろう。


「何か、あったんだ。姉ちゃんが自分の意思で消えるわけ、ない。助けて、ミーシャ姉ちゃん。姉ちゃんを、たすけて!」

 トーイの悲痛な声は食堂中に響き渡った。

 それにミーシャは、そっとジオルドと視線を交わしてからしっかりと頷いた。


「もちろんだよ。一緒にお姉ちゃん、見つけよう。大丈夫。絶対、見つかるから」

 涙に濡れたトーイの目としっかりと視線を合わせ、ミーシャは頷いた。

「とりあえず、やみくもに探したって混乱するだけだよ。神殿に行ってみよう。何か分かってるかも。ね?」


 そっと宥めるように背中を撫でられ、トーイはコクリと頷いた。

 そうして、立ち上がろうとしたが、神殿から姉がいなくなったと使いが来てから、混乱のままやみくもに姉の姿を求めて走り回っていた体は相当に疲労を溜め込んでいたらしい。

 うまく力の入らない足に戸惑っていると、不意に体がふわりと抱き上げられた。


「連れてってやるから、おとなしくしとけ」

 驚いて固まるトーイにジオルドは優しい笑みを向けた。

「………ありがとうございます」

 この歳になって幼子のように抱き上げられる恥ずかしさと、意地を張って無駄に消費される時間を天秤にかけて、トーイは大人しく運ばれることを選んだ。

 今は、1分1秒でも早く姉を見つける方が大切だ。その為なら、プライドだって見ないふりをしよう。


 幼い少年の葛藤を正確に見抜いたジオルドは、余計なことは言わず、サッサと神殿へと足を進めた。

 心持ち、そのスピードが早められたのは、ことの緊急性の為だけではなかっただろう。






 そうして、急いで駆けつけた神殿の中は大騒ぎとなっていた。

 神事のスタートは正午丁度。

 それなのに、舞台の中心となる少女の姿は未だ見つからないのだ。


「だから〜、代わりに私が踊ってあげるって言ってるじゃない!逃げた卑怯者なんて探すだけ無駄よ!」

 その騒ぎの只中で声高に主張する少女にミーシャは眉をひそめた。

 昨日、アイリスを脅していた少女がタイミングよくここにいるのはどう考えても不自然すぎた。


「うるさい!よそ者は出てけよ!お前なんかこの街の人間でもないくせに!!」

 ジオルドの腕の中から、トーイが耐えかねたように叫んだ。

 度重なる姉に対する妨害を1番間近で見てきたトーイにとって、その少女の態度は何よりも腹に据えかねるものだったのだろう。


「どうせ、自分が舞手になりたくてお前がなんかしたんだろ!姉ちゃん、返せよ!」

 頭上より睨みつけるトーイに一瞬怯んだような様子を見せたものの、少女は直ぐに元の強気な表情を取り戻し、馬鹿にするようにツンと顎をそらして見せた。


「何よ、私が何かしたって証拠でもあるの?言いがかりはよしてよ。馬鹿らしい!」

 だけど言葉を放ちながらも、一瞬、瞳が揺らいだことにミーシャは気づいた。


 その中に浮かぶ動揺と焦りは強気な少女にひどく不釣り合いで、ミーシャはこの件に少女が一役買っていることを確信する。

 この、プライドの高そうな少女が、本当に何も知らなかったのならもっと烈火のごとく怒り狂っているであろうと思ったからだ。


「あら?じゃぁ、なんでここにあなたがいるの?」

 だからこそ、あえて穏やかな声でミーシャは少女に語りかけた。

「なんでって………」

 突然の乱入者に、少女が戸惑ったように言葉を濁す。


「だって、あなた部外者じゃない。神殿の関係者でも、アイリスの家族でもないのでしょう?なのに、どうしてここにいるの?誰があなたに、アイリスがいなくなった事を伝えたの?」

 あくまで淡々と冷えた視線で見つめながら語るミーシャに騒然とした周囲が何かに飲まれたように徐々に静まり返る。


「そ……それは、神殿がなんだか騒がしかったから……」

 どうにか言葉を返そうとした少女に、ミーシャはゆっくりと歩みを進め近づいていった。

「早朝より、禊の儀式があったと聞いたわ。そういう時、部外者は近寄らないものでしょう?現に家族であるトーイですら神殿ではなく家にいたって言ってたわ。

 ……この神殿は街のはずれにある。なんで、あなたは気づくことが出来たの?」


 そうして、直ぐ間近で歩みを止め、じっと至近距離で少女の顔を覗き込む。

「………まるで、アイリスが居なくなるって知ってたみたい」

 翠の瞳に見据えられ、少女は息を飲んだ。

 その色に飲み込まれてしまったかのように、身体が強張り動かない。


『怖い』と本能がうったえてきていた。

 理由なんて分からない。

 ただ、この翠の瞳に見つめられることが、まるで自分の全てを見透かされているようでとても怖かった。


「わ………わたし、本当に知らないわ!ただ、変な男たちがあの子を気にしてたから禊の泉では1人になるって……!!」

 思わず口走った少女は、慌てて自分の口を手で塞いだけれど、全ては遅かった。

 すっと翠の瞳が遠ざかる。


「そう。つまり、アイリスは狙われていたのね。あなた以外の誰かも、アイリスの存在を狙っていた」

 冷たくすがめられた瞳の中、少女はヘナヘナと座り込んだ。瞳が離れた途端、強張っていた体から力が抜けて立っていられなかったのだ。


「一応確認するけど、トーイの家ってお金持ち?身代金、取れそうなくらい」

「うち、普通の漁師だよ。そんな金、ない!」

 ミーシャの問いに必死で首を横に振るトーイの姿にミーシャは小さく頷いた。


「だよね。だいたい、このタイミングで拐う時点で訳わかんない。普通の誘拐なら、もっと目立たない時期にやると思うのよね」

 小さく首をかしげながら、ミーシャはつぶやき瞳を閉じた。


「だったら、やっぱりこの神事の関係で拐われたと考えるのが妥当よね。じゃぁ、何のため?」

 目を閉じたまま小さく呟くミーシャに周囲の人間は何も言えずただ見守っていた。

 なぜか、そうせざるを得ないような雰囲気がその場を満たしていたのだ。


 そんな特異な雰囲気に、しかし、己の思考へと沈み込んだミーシャは気づくことはなかった。


 数年ぶりの実力で選ばれた舞い手。

 神事の朝。

 神殿が新たに建てられてもう直ぐ300年だと言っていた老神父の言葉。

 神話は事実だと、しかし、実際は歪められているのだと教えてくれた自称『海を統べるもの』の話。


「………神父様。何で神殿は建て替えられたのですか?」

 ポツリと唐突につぶやかれた言葉にその場に居合わせた老神父は戸惑ったように答えた。


「街を津波が襲った時に崩れたと伝えられています。それが………なにか?」

「その津波、いつ起こったのかは記録にありますか?」

 さらに重ねられる問いに老神父は首を横に振った。

「すみません。私は本殿より派遣されてきた人間なので詳しくはわからないのです。ただ、街の半分を襲った津波と聞いています。その為、だいぶ混乱していた為その数年の記録はひどく曖昧で」

 困ったように語る老神父に、ミーシャは、直ぐそばにいる年配の男性へとひたりと視線を当てた。


「貴方はご存知ですか?」

 翠の色にひたりと包まれ、老年に入った男が居心地悪そうに答える。

「何しろずいぶん昔のことだしハッキリとはしないが、暁月956年だったって聞いたことがある。それがどうしたんだ?」

「……………やっぱり。丁度300年。節目の年」


 つぶやいて、ミーシャはきっと視線を鋭くした。そうして、黙って背後に立っていたジオルドをグルリと振り返る。

「アイリスちゃん、本当に危険かも、知れない」


 真剣な声音に、静まりかえっていた周囲がざわりと騒いた。








読んでくださり、ありがとうございました。

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