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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

Jail House-ジェイルハウス-

作者: Khronos
掲載日:2013/07/16

この暑い夏に読みたくなるホラー小説です!


ある曇り空の日。

とても大きな、しかし古びた屋敷の前に三人はいた。

「いやー!肝試しにはもってこいの天気だ!」

克雄(カツオ)ー。雨降りそうだぜー」

「室内の肝試しだから大丈夫だろ!な!槙斗(マキト)由佳(ユカ)!」

「こんなボロボロの家じゃ雨漏りすんだろが!」

「そーよ!ここまでボロボロなんてきいてないわよ!」

「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。二人だって大賛成してたじゃん!」

「いや、してねーし」

「うん。してない」


なぜボロ屋敷のまえでこんな会話をしてるのか。

それは少し時間をさかのぼろう。





───なぁ?[ジェイルハウス]ってしってるか?なんでも幽   霊がでるらしいぜ?

そんな噂が流れ始めたのは数ヶ月前のことだ。

大富豪が住んでいた大きな屋敷が突然空き家になった。

住民が消えたのだ。引っ越したのではない。文字通り消えたのだ。

なぜそう言われるのか。

それは、窓はすべて内側(・・)から板を釘で打ち付けてあり、残りの出入り口はすべて内側(・・)から針金や釘などであかなくなっていた。隠し通路などない。本当に文字通り住民が消えたのだ。

調査隊も入ったっきり帰ってこない。

そして、たしかに調査隊は中に入ったのに出入りできる所は全て元のように開かなくなっていた。

このように、入った人を出せなくすることから、この家はいつしか-監獄の家-《ジェイルハウス》と呼ばれるようになった。

その内、気味悪がった自治体がこの屋敷を取り壊すことを決定した。


そしてそれから数週間した日

「でさ!明後日には取り壊されちゃうらしいからさー。肝試し?行こ!?」

克雄が言い出した。槙斗は呆れ顔で、

「くっだらねー、ガキじゃあるめーし!」

と言い、由佳は怯えながらも楽しそうな顔で

「調査に行った人みんな行方不明なんでしょ?あぶないよぉ~」

と、答えた。

「なんだよ二人ともー!」

すると克雄はニヤリと笑い、

「なんだよ槙斗~普段は強がってるくせに、なんだかんだ言ってこわいんだろ!」

「ば、ばろぉ!んなわけあっか!」

「へー?じゃーいこーよ!」

「てめー、後で泣きべそかいてもしらねーかんな!」

そう、槙斗は単純なのだ・・・ヤレヤレ

そして由佳は

「じゃ、じゃあ二人で行ってきなよ!」

『お前も来るんだ!』

二人で声をそろえて言われた由佳はガクガクと頷いた

「よし!じゃ、今日の昼過ぎにジェイルハウスに集合な!」

『おー.....』


そーして場面は冒頭に戻る。


「さてー、どーやって入るかな?」

「は!?てめぇ何の準備もしてねーのか!?」

「え?うんw」

「あんたバカァ?」

「本当だ!てめぇが誘っといてなんの準備もなしかよ!」

「いや、まぁ落ち着け!きっと入れる!!!」

そして、三人は屋敷の周りを歩き始めた。

「んな、つごーよく入れるところがあるわけ・・「あったー!」

克雄が叫んだ。

「ほら見ろよ!裏口のドアに穴が空いてる!人一人ならよゆーで通れるぜ!」

「あれぇ?たしか入れるとこはどこにもなかったんじゃなかったっけ?」

「いーじゃん!いーじゃん!これで入れるんだからさ!」

(あれ?これってホラーでよくあるパターンじゃねーか!?)

「おい!ちょっと待っ・・・

「槙斗~。早く来いよ~!」

既に二人は中に入ってしまっていた

(おいおい、大丈夫かょ。)

槙斗も狭い穴を窮屈そうに通り中へ入った。

中は思っていたほど暗くはなかった。

「おっ!以外とキレイじゃーん!!!」

「ステキな家ね~」

「いや、フツーにボロいだろ?」

それぞれ感想を述べ、とりあえず玄関ホールへ向かった。

玄関のドアを見ると目を見張るほどの量の針金がドアを開かないようにしていた。

「おい、フツーここまでするかよ?」

「ちょっとやりすぎよねぇ?」

「いやー、恐怖を感じるね~♪」


克雄達は屋敷の二階へ上がった。

階段は意外としっかりしていてギシギシとは言わなかった。

二階に上がった瞬間雷がなった。


ピカッ!ゴロゴロゴロ!!!


「ひゃうん!」

と可愛い声を上げてうずくまったのは由佳、、、ではなく克雄だった。

由佳は意外と平気な様子だった

「お前、女かよ。」

「だっらしないのね~」

二人とも呆れ顔でいた。

「それよりよ、雨降ってきたみたいだぜ?」

「濡れて帰るのなんてやだよ~」

「じゃー、今日は帰るか。また明日来ようよ!」

「じゃ、今日はとりあえず帰るぞ。」

そー言って、入ってきた裏口へ向かった。

しかし・・・

穴は塞がっていた。誰かが外から閉じ込めたのではない。

なぜなら内側から塞がってるからだ。

「誰がこんなことを・・・」

克雄は跪いた。


つまり、克雄達三人は閉じこめられてしまったのである。

幸い雨漏りはしてない。屋根はしっかりしているようだ。

「どーすんだよ克雄!オメーのせいで出れなくなっちまったじゃねーかよ!」

「俺のせいかよ・・・」

「オメーがこんなとこに俺らを連れてくるからだろ!?」

「こんな事になるなんて思うわけねぇーだろ!」

二人で言い合いをしてると。


ガチャンッ!!!


何かが割れる音がした。

「二人とも喧嘩なんかしてないで・・・。この家、、誰か居るよ!」

「んなわけねーだろ!」

「そーだよ。入った人は誰も戻ってきてないんだぜ?」

「でも、さっき、、何かが割れる音がしたよ・・・。」

「気のせーだろ?気のせい。とりあえず出れるとこさがすぞ!」

「う、、うん!」

三人は暗くなってきた屋敷の中を歩き始めた。

「ちっ!暗くなってきやがった。」

槙斗は電気のスイッチを見つけるとスイッチを押してみた。勿論、反応はない。

「やっぱりつくわけねーか。克雄ー!懐中電灯とか持って来てねーのかよ?」

「おっ!それならあるぜー!」

そーいってカバンからペンライトを取り出しスイッチを入れた。

「よーし!これでっ、、、あれ?ん?おりょ?」

「どーしたんだよ?テメェまさか・・・。」

「わりぃ。電池切れてるみたい!テヘペロッ!」

「テヘペロッ!じゃねーよ!!!ふざけんな!本当に役にたたねーな!」

「持ってくるときは確かについたんだよー」

「言い訳してんじゃ「ストーーーップ」

由佳が叫んだ。

「あんたたちさっきから喧嘩ばっかりじゃない!少しはおとなしくしてなさいよ!それにこーゆー大きい家なら自家発電機ぐらいあるでしょう?」

由佳に言われて二人は黙った。

「とりあえず地下に行きましょ?」

「おー、そうだな。」

三人は地下室へ向かった。

地下室は少しカビ臭く、ジメジメしていた。

時々天井から


ポチャーン・・・ポチャーン・・・・・・・・・


と水の雫が落ちる。

地下室にはテーブルが2つ、机が一つ、その上に工具箱らしき物があった。そして、

「おっ!あれじゃない?」

と言って、地下室の角にある大きなダンボールくらいの大きさの機械を指差した。

「よしっ。これで何とかな・・」

由佳が突然黙った。

「おい。どーした?」

すると由佳は

「だめ。燃料がない。」

「ちくしょー!やっと見つけたってのに!」

すると克雄は

「地下室のどっかにあるんじゃねーか?」

「なるほど!探してみっぞ!」

そして、三人は地下室の探索を始めた。

どれくらい時間がたっただろうか。

「あった!これじゃない?」

克雄が声をあげた。

「おー。これだこれだ。由佳これだよな?」

由佳を呼んだ。しかし、反応はない。

「由佳ー?由佳?由佳ぁぁぁ!!!」

由佳が居なくなってしまった。

「と、とりあえず電源をつけよう!」

克雄は発電機に燃料を入れると、電源を入れた。

地下室が明るくなった。

暗闇に慣れてしまった目を明るいのにれさせた。

地下室を見回すが由佳はいない。

「とりあえず他を探そう。俺が二階に行くから、槙斗は一階たのむ。」

「あぁ、わかった。」

二人は地下室をでた。

一階のどの部屋にも由佳はいない。怪しいところもない。

怪しいというなら一つだけ空かない部屋があった。

槙斗は克雄を呼ぶことにした。

「克雄ー。一階にはいねーぞー?二階はどーだ?」

しかし、返事は返ってこない。

(まさか、、克雄まで・・・?)

槙斗が二階へ上がろうとしたその時!

背後で気配がした。

(?、、克雄、、、か?)

後ろを振り返るとそこには克雄、、でわなく巨大な生物らしき物がいた。手足はなく芋虫が集まったような塊(バイ○ハザー○5のウ○ボ○スやもの○け姫の祟り神みたいなの)でグチャグチャ音をたてながらウネウネ動いていた。

槙斗は恐れながらも精神力をフル活用して逃げ出した。

[塊]は大きいわりには素早い。

槙斗は全力で走った。

そして少し開いてる扉を見つけた。

槙斗はそこへ飛び込むと、ドアを閉め施錠した。

ドンッ!とドアに何かが勢いよくぶつかった。

しかし、その後は何もなかった。

少しの間沈黙がながれると、槙斗は落ち着きを取り戻した。

(なんなんだよ、、あの変な生き物は?なんで追ってきたんだよ!?)

そして槙斗は気付いた。この部屋に異臭が漂ってることに。

部屋の真ん中をみると何かがある。よく見ると人の形をしていた。

槙斗は思わず叫びそうになった。

そこには肉と骨の塊になり血を未だ出し続けている克雄の姿があった。

(ま、、ままま、、、、、まさか、、、あいつに!)

槙斗は肉の塊になった克雄から目を離せなかった。

よく見るとかろうじて原型をとどめている手が何かを握っていた。

槙斗は恐る恐る近づき、その手を開いた。

するとそこには鍵があった。

「あの部屋の鍵か?」

その鍵を取りポケットへしまった。

次にドアに耳を付けて、外に何も居ないことを確認する。

音は何も聞こえない。

ゆっくりと慎重にドアを開けた。

ドアの外にはあの[塊]はいなかった。槙斗は急ぎ足で例のドアに向かった。

ドアにつくと鍵を差し込んでみる。が、空かない

「ここの鍵じゃなかったか。」

諦めて戻ろうとして振り返ると。アノ[塊]がいた

(いつのまに!?)

考えるより先に体が動いていた。

槙斗はそのまま二階を目指して全速力ではしった。

二階に上がり克雄がいた部屋と逆に行った。

走り続けていると行き止まりだった。

「嘘だろ!?」

後ろから[塊]はせまってくる。

周りを見回すとドアがあった。

そこに入ろうとしたが、鍵がかかってる。

「そうだ!あの鍵!」

槙斗はポケットから鍵を取り出すとそのドアに差し込んだ。

(たのむ!開いてくれ!!!)

カチャリと音がして鍵があいた。

迷うことなく一瞬でドアを開け、なかに飛び込んだ。

ドアを閉める瞬間、ドアの隙間から[塊]が見えた。

間一髪ドアを閉め、施錠した。

今度ばかりは[塊]もあきらめが悪く、ドアに何回もぶつかってきた。

しかし、意外と頑丈にできていたドアは壊れる気配は全くなかった。

安心して部屋を見回した。

そこには、、何もなかった。

驚くほど何もなかった。

人が住んでいたのが嘘のように何もなさすぎた。

ただ一つだけ角に箱があった。

開けようとしたがどういう造りになっているのか、蓋が見当たらない。箱を振ってみるとカタカタと音がした。

「鍵。か?でもこれじゃー箱の中身出せねーな。」

が、槙斗は地下室に工具箱があるのを思い出した。

(アレがあればこの箱壊せるな!)

槙斗は箱を持つとドアの前に立った。

ドアには未だに[塊]が突進を続けている。

そして身構えると鍵を開け勢いよくドアを開けた。

ぶつかる物のなくなった[塊]は部屋に飛び込んできた。

その隙に素早く部屋を飛び出すと地下室まで走った。地下室へ入り、テーブルなどでドアにバリケードを施すと、工具箱の所へ行った。

中からトンカチを取り出すと振りかぶり箱に叩きつけた。

箱は砕け散り、中から大きめの鍵が出てきた。

「そーいやぁ、あのドアの鍵穴も妙にデカかったな。」

槙斗は鍵を持って地下室を出ようとした。ドアの外に[塊]の気配はない。

安心して出ようとした。が、、、

ガチャガチャ・・・

「ドアが、、、開かない。」

地下室から出るためのドアが開かない。

(まさか。閉じこめられたのか?)

槙斗はドアを揺すったり蹴ったりするが、ドアはびくともしない。

「そうだ!工具箱!!」

そう言ってまた地下へ戻り工具箱から適当な道具を持って行くと、ドアの鍵を壊し始めた。

ガシャン!と派手な音を立てて鍵は壊れた。

(やっべー。気づかれたかな。。。)

恐る恐る外を覗くが、[塊]はいない。

地下室を飛び出すと大急ぎで例のドアに向かう。

(由佳はどこにも居なかった。だから、あそこに行けばきっと、、、きっと!)

鍵はすんなり開いた。

そして、大きな期待を込めてドアを開いた。

しかし、そこはただの書斎だった。

槙斗の希望が砕けた。

槙斗はそこにうずくまった。

そして、怒りに我を忘れたかのように、書斎の本棚から本を抜いては投げ、抜いては投げ、また抜いては投げ。

本棚はあっという間に空っぽになった。

槙斗はゆっくりと顔を上げると、空になった本棚を見つめた。

その時!

(こ、これは!?)

空になった本棚にスイッチのような物がついている。

どうやら本で隠されていたらしい。

槙斗は最後の希望を込めてスイッチを押した。

すると、下の方で

ズガガガガガガガガガガガガガガガガ。ガタン!

と音がなると目の前の本棚が倒れてきた。

その奥には穴があいていた。

ためらう間もなく槙斗は穴にはいった。

中には電気も付いていて暗くはなかった。

「この奥に。由佳が。」

急ぎ足で奥に向かった。

かなり進むと、両開きの扉があった。そこには鍵はかかっておらず、簡単に開いた。

次の瞬間、槙斗は言葉を失った。

扉の先はたくさんのオリがあったのだ。

だが、槙斗の言葉を奪った物はそれではない。オリのなかには色や形は様々だが確かに[塊]がいる。

オリで区切られているおかげで襲っては来ない。

一つだけ空のオリがあった。

(ここは、俺を追ってきた[塊]のか?)

さらに進むと一番端のオリに由佳がいた。

「由佳!おい!由佳ぁ!」

由佳はゆっくりと目を開いた。

「ま、、、き、と、、、、?」

「由佳?由佳!大丈夫か!?」

「うん。あたしは何ともない。」

「よかった・・・本当によかった!」

槙斗は涙を流していた。

「槙斗?何泣いてんの!らしくないよっ!」

「ばーか!俺が泣くか!」

「じゃーその目に付いてるのはなにかなー?」

「走ってきたから汗かいたんだよ!、、ってんなこと言ってる場合じゃねー奴が来る!」

「あの変な塊?」

「ぞーだよ!その、、、

がチャン!

扉の開く音がした。

「来たぞ!」

槙斗は助走を付けるとオリを飛び越えた。

「こっち!隠れて!」

由佳は槙斗を布の下に隠すと、寝たふりをした。

布の隙間から外を見ていた。

すると、[塊]がきた。

[塊]はあちこち移動するとまた元の扉から出て行った。

「行った。か?」

槙斗は静かに布から出てきた。

「行った、、みたいだよ。」

「なんなんだよ、アレ!?」

「分かんない。地下室で燃料探してたら、なんかヌルヌルしたものに包まれて気がついたらココに、、そう言えば克雄は!?」

「あいつは、その、、言いにくいんだけどさ。」

「そっか。そうなんだ。あたしは生きてるのに、なんで、、なんで克雄は、、、う、うぅ、、、グスッ」

「ごめん、俺があいつと離れたりしなければ。」

「ううん。槙斗のせいじゃないよ。と、とりあえずさ!ここ出ようよ!」

「あぁ。そうだな。」

二人は地下牢からでた。

「この家から出られるとこさがさなきゃなぁー。」

そう言って歩き出したとき。


グチャッ。


([塊]だ!)

槙斗は由佳の手を取ると、そのまま走り出した。

「とりあえずどっかの部屋に隠れるぞ!」

適当なドアのドアノブを握った。しかし、

「あ、開かない。。。」

他の部屋も開けようとするがどのドアも開かない。

「どうしたの?」

「どのドアも開かないんだ。さっきまで全部開いたのに・・・。」

そうしてるうちにも[塊]は迫ってくる。

「とりあえずオリに戻るぞ!」

走って、また地下牢に戻り、由佳を先に中に入れると槙斗も飛び込んだ。

[塊]はすぐに来た。が、オリのせいで仲間でこれない。

しかし、[塊]は体をオリに押し付け隙間から進入しようとした。

(このままじゃ入ってくんのも時間の問題だな。)

由佳は怯えた表情で固まってしまっている。

(なんとかなんねぇのか!?)

槙斗は辺りを見回した

すると壁の一部が少し出っ張っていた。

手を乗せて力を入れてみる。

すると、


ガコン!


と音がしたかと思うと、


ガラガラガラガラガラ、、、、、


と壁が崩れだした。

そして、壁に扉が現れた。

考えてる暇はない。槙斗は扉を開け、由佳をつかみ中に放り投げると槙斗も中に飛び込み扉を閉めた。

そこは倉庫のようで、様々な物があった。

針金で扉を開かなくすると、近くの斧を取り立ち上がった。

よく見ると上へ続いてる梯子があった。

残った針金で体に斧を固定した。

「いつまでもココにいるわけにはいかねーな。」

「そ、、そうね、、、。」

由佳はまだ怯えている。

二人は梯子を登った。だいぶ上るのホコリっぽい所へ出た。

屋根裏部屋らしい。

ドアがあったので出ると細い階段があった。そこを降りるとまたドアがあった。そこを出ると、二階の廊下へ出た。

「いいか、由佳。このまま入ってきた裏口まで突っ走って斧でドアをぶっ壊してココを出る!」

「わかった!」

二人は息を整えると走った。

一階へ降りてすぐに後ろから大きな音がしてドアが吹っ飛び、中から[塊]が出てきた。

斧で切りつけてみるが、[塊]は無傷だ。

槙斗は[塊]の気を引きつけ、

「由佳!先に行け!」

と叫んだ。

由佳が言ったのを確認すると倉庫から持ってきたクラッカーを出すと10本を一気に鳴らした。


バーーーーーーーーン!!!!!


[塊]がひるんだ隙に槙斗は走り出した。

すぐに由佳に追いつくと裏口まで全力で走った。走りながら針金をほどき、斧を構えた。

裏口につくと斧を振り上げおもきっきり振り下ろした。

5回ほど叩くとドアは砕け散った。

そしてそこから飛び出すと、街まで止まるとなく走りつづけた。

そして町へ着くと、

「とりあえず明日も学校あるから帰ろーぜ?」

「そーだね。明日話しよ。」

そしてそれぞれは家に帰った。

親から『こんな時間までなにしてたんだ!?』と叱られたがさすがにあの出来事は話せない。

部屋に行くと、一気に力が抜けてすぐに寝てしまった。


次の日、学校へ行く

いつもの日常が返ってきた。

平和な日常が返ってきた。

しかし、克雄はもういない。

学校で由佳と話していると。

「おっはよー♪」

と声がしたのでそちらを見ると、槙斗は息が止まった。

そこにいたのは間違いなく克雄だった。

「お、お前、、なんで。」

槙斗は上手くしゃべることができなかった。

「ごめんな、槙斗。俺な、あん時怖くて逃げ出しちまったんだよ。裏口にまた穴が開いてたからそこから出たんだ。」

「そ、そうだっのか!生きててよかったー!」

「本当に心配したんだからね!」

「ごめんごめん!」


これで本当の日常が訪れる。

そう言えばあの死体は何だったのだろうか?

恐らく、調査隊の死体だろう。

始業のチャイムが鳴る。
































克雄の口の中に[塊]のような物がいた。

(気のせい、、、だよな?)


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