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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
村お越し
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第98話



「でねでね!雷でピシャーン!って倒したの!」



「頑張ったんですわね♪」



ユーマは村に帰ってくると皆にドラゴン退治の話を聞かせエリシアに褒められた。



「さぁ、ユーマ君。ご飯にしましょう」



「お~!」



ユーマはセリーと一緒に晩御飯を作った。



「お~?ドラゴンの血はお薬になるんだ~」



ユーマは魔導機の本でドラゴンの血の使い道を調べていた。



「よし!明日からお店、がんばるぞ~!」



『チュウ~!』



ユーマは明日からお店を再開する決意をして眠った。












「お~…久々にくたくた~…」



翌日、行商達が再びやって来るとユーマはお店で待っていたが久し振りのせいかお客さんが多かった。



「がぅ~」



「お~?シャウ、ありがとうなの」



シャウが背もたれになってくれた。



「ほら、ユーマ様。果実水よ」



「ありがとう、ナナさん」



ユーマは果実水を貰うとちょっとずつ飲んだ。



「お~!元気なの~!」



「がぅ~♪」



『チュウ~♪』



ユーマが元気になるとシャウとネズミ達は喜んだ。



「ユーマ様、後片付けは私達がしておきますからお散歩して来ては?」



「お~?後片付けもお仕事~。皆でやるの~」



皆でお店の片付けをした。



「お~?」



そしてユーマは片付けを終えると勉強をしていた。



「ドラゴンの血と薬草を混ぜて…エリクサー?チュウ太~?エリクサーってなに~?」



『どんな病気や怪我も治す薬でさ~』



「お~。二つ作っとくの~」



ユーマは薬研を出すとエリクサーを作り始めた。



「オヤツの為ならえーんやこーら」



『旦那?二つも要るんすか?』



「オヤツ~!」



『売る気なんすね』



流石のチュウ太も溜め息をついた。



「きゃっほ~♪」



『マスターを運びますよ~♪』



ユーマはブレイドカノンに乗ってお城にやって来た。



コンコン



「入れ」



「失礼します」



ユーマはドアをノックすると謁見の間に入った。



「ユーマ殿ではないか。また一人で来たのか?」



「えっと…うん!」



「ハッハッハッ!今日はどうしたのじゃ?」



国王が尋ねて来た理由を訪ねると…



「また新しいの作ったの~」



「今度は何を作ったのじゃ?ちょっと位では驚かないぞ?」



「エリクサー」



ズルッ!



国王は椅子から落ちた。



「な、なんじゃと!」



「お~?ダメっぽいからお姫様の所に行くの~」



「ま、待ってくれ!」



国王はユーマを引き止めた。



「お?」



「ユーマ殿、本当にエリクサーなのか?」



「本に書いてあった」



「その本、譲ってはくれぬか?」



国王はユーマに交渉したが…



「ダメなの」



ユーマは拒否した。



「ユーマ殿、頼みがある」



「お?」



「エリクサー…私に譲ってくれぬか?」



買い取りの交渉に入った。



「お~!買ってくれるの?」



「国王としてではなく一人の者としてな」



「お?訳あり~?」



ユーマは国王が悩みを抱えてるのに気付いた。



「私の妻…王妃は病気で伏せっているのだ」



「お~…」



「一日のほとんどをベットで過ごす毎日だ」



「可哀想なの~…」



場の空気がしんみりとなってしまった。



「おっと…いかん。しんみりとしてしまったな」



「王様、お願いがあるの」



「ん?なんじゃ?」



ユーマが突然お願い事をしてきた。



「王妃様に会いたいの」



「ユーマ殿?話しは聞いていたな?」



「お~。だからお薬飲ませてあげるの!そしたら元気になるの!」



ユーマはエリクサーを飲ませると言い出した。



「それは買い取りの話では?」



「お友達のお母さんの為だもん!いいの!」



「しかし!国家予算級じゃぞ!」



国王がそう言うが…



「命は大事ってお姉ちゃんが言ってたの!」



「ユーマ殿…感謝する!」



ユーマの優しさを感じた国王だった。



「こちらに来てくれ」



ユーマは国王に案内され王妃の寝室に向かった。



コンコン



「アネネ、加減はどうだ?」



「アナタ…」



「よいよい。そのままで」



王妃が起き上がろうとしたが国王が止めた。



「お~?大丈夫~?」



「アナタ…この子は?」



「ユーマ殿、頼めるか?」



ユーマはエリクサーを出して王妃に差し出した。



「アネネ、騙されたと思ってこの薬を飲んではくれぬか?」



「何をおっしゃいます…アナタを疑った事などありませんよ」



王妃は体を起こすとユーマからエリクサーを受け取り飲んだ。



「スゥっと……体が…軽い?」



「どうじゃ?」



「体の怠さがありませんわ…」



どうやら、ユーマの作ったエリクサーは効果があったようだ。



「お~!王妃様、元気になったの~!」



「アナタ…これは一体…」



「礼はこの子、ユーマ殿に。お前にエリクサーを飲ませたいと言い出してくれたのだ」



国王は自分の功にせず、ユーマの功績にした。



「エリクサー!?誰も作る事が出来ないと言われた薬を私なんかに!」



「私なんかにと、寂しい事を言うな」



二人がしんみりとなっていると…



「お!はじめまして王妃様。ユーマです!」



「あらあら。自己紹介がまだでしたね。私はアネネと言います、こんな姿でごめんなさいね」



「気にしないの~」



ユーマが忘れていた自己紹介をした。



「ユーマ殿、改めて礼を言うぞ」



「困ってる時はお互い様~」



「アナタ、この子は?」



王妃が訪ねると…



「お姫様のお友達!」



「あら、フローラのお友達なのね」



「アネネ、念のため医師を呼ぶ。それまではベットで横になっていてくれ。ユーマ殿、謁見の間にもう一度来てくれ」



ユーマは国王について行き謁見の間に戻った。






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