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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
村お越し
96/120

第96話



「そろそろね」



「……」



セレーナは馬車を一台用意してドラゴンを誘き寄せ、ユーマはすぐに察知出来るようにしていた。



「ッ!上!」



「チッ!」



セレーナは咄嗟にユーマを抱えて馬車を飛び降りた。



「雷よ!彼の者を貫く矢となれ!サンダーアロー!」



セレーナが着地するとユーマもセレーナから飛び降り魔法を気配のした方に放った。



ズドン!



「グルルル!」



「まさか…本当にドラゴンなんてね…」



情報通りドラゴンだった。



「お姉ちゃん!」



「ッ!」



ドラゴンが尻尾を振るとユーマ達は避けて攻撃に転じた。



「覚えたての魔法だよ!マジカルアロー!」



ドドドド!



ユーマは威力は小さいが攻撃のテンポが速い無詠唱のマジカルアローを何発も放った。



「セィッ!」



「グルァ!」



「チッ、賢いわね…」



ドラゴンは地上に居ては不利と悟り空中からブレスの攻撃に切り替えた。



「ユーマ!羽根を狙って!」



「お~!一点集中~!」



セレーナの意図を理解してマジカルアローで羽根に穴を空けた。



ズドン!



「グルァ…」



ドラゴンは落下のダメージで動けずにいた。



「勝機!」



セレーナはドラゴンの頭に飛び乗ると剣を突き刺した。



「グルァ!?」



「お姉ちゃん!どいて!」



「ユーマ!」



セレーナが剣を離し、ドラゴンの頭から離れると…



「雷よ!降り注げ!サンダーレイン!!」



幾つもの雷がセレーナの剣に引っ張られ、ドラゴンの頭に落ちた。



「グルァ…」



ドスン…



流石にドラゴンと言えども頭の中まで電撃を喰らっては生きていなかった。



「やったわね…」



「お~…お姉ちゃん、ごめんなさい」



「どうして謝るの?」



セレーナはユーマが謝った事を不思議に思った。



「剣をダメにしちゃったの…」



見ると剣は黒焦げになっており、再生不可能になっていた。



「いいのよ。ユーマの機転がなかったらドラゴンは倒せなかったわ」



「…うん!」



セレーナが優しく頭を撫でるとユーマは元気になった。



「さて、問題はこのドラゴンをどうするかね」



「お~?任せて~」



「何かいい方法があるの?」



ユーマは息を大きく吸うと…



「ネズミさーーん!!」



「いやいや!来ないでしょ!」



セレーナが手を振って否定した。が…



ドドドドドドドド!!



『……チュウ~!』



「嘘!?」



ユーマの期待に応えてやって来た。



『チュウ!』



「お~!ネズミさん、このドラゴンを近くのギルドまで運んでほしいの」



『チュチュウ…チュ…チュウ~!』



「もう驚かないわよ」



ユーマとセレーナを先頭に近くのギルドに向かった。




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