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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
村お越し
93/120

第93話



「いらっしゃいませ~♪」



「おう!坊主?この新作のカレー蕎麦って何だ?」



「パスタみたいなやつなの~」



ユーマは頑張って宣伝していた。



「じゃあそれをくれるか?」



「まいど~♪」



ユーマは椀に蕎麦を入れてカレーをかけて渡した。



「どうやって食うんだ?」



「お!お蕎麦とカレーを絡めて食べると美味しいの~」



「お!本当にうめぇ!」



するとその声を皮切りにカレー蕎麦も売れ出した。



「はい、銅貨五枚になります!」



「ユーマ様!麺が茹で上がったわよ!」



「お!カレー蕎麦、お待たせ~♪」



茹で上がった蕎麦を貰い、ユーマはせっせと椀に蕎麦とカレーを入れて売っていた。



「お~…今日もくたくたなの~…」



むしろ忙しくなった。



「ユーマ様?大丈夫ですか?」



「お~…大丈夫~」



へにゃっとしているユーマを見たシャウは…



「がふぅ」



「お~?楽チン~」



ユーマを自分の体によりかかせた。



「ご主人様?売り方を変えて見てはどうですか?」



「例えば~?」



「もう少し値上げして食べ放題にするとかどうですか?」



ファリーの提案にユーマは…



「なるほど~」



納得して試すことにした。



「いらっしゃいませ~♪」



銅貨七枚で食べ放題にして立て札を出した。



「おう!?坊主?食べ放題ってホントか?」



「お~!先にお金を払って貰うとお椀を渡すの。後はテーブルにあるカレーとパンは食べ放題なの」



ユーマは一生懸命に説明していた。



「蕎麦はどうなるんだ?」



「こちらに注文して貰えばすぐに茹でますよ」



ネネが説明に付け足していた。



「銅貨七枚だな」



男はお金払うと椀を貰いテーブルに座った。



「お~♪いらっしゃいませ~♪」



次のお客さんも案内してどんどん迎え入れた。



「グツグツ~♪煮込んで~♪美味しくなれ~♪」



ユーマはカレーが減ってきたのでカレーを追加で作っていた。



「はーい、パンの追加ね!」



「お蕎麦、茹で上がりました!」



ナナとネネも厨房で慌ただしく動いていた。



「お~?今日は少し元気なの~」



『チュウ~!』



ネズミ達は溜まった椀を丁寧に洗っていた。



「ネズミさんもお疲れ様~」



『チュウ!』



「これなら楽出来そうね」



「お~!明日もがんばるの~!」



鋭気を養って眠りにつくユーマだった。




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