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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
穏やかな日常
87/120

第87話


「う~ん…」



「ユーマ?大丈夫?」



ある日、ユーマは体調をくずして熱を出した。



『チュウ~…』



ネズミ達も心配で全員集まって離れようとしなかった。



「がぅ~…」



シャウも心配でユーマの枕になって大人しくしていた。



「お~?ふかふか~…」



「じゃあ私は戻るけど何かあったらすぐに呼ぶのよ?ファリー、お願いね」



「お任せください!」



セレーナはファリーにユーマを任せて村の仕事に戻った。



「お~…お外に行きたい~…」



「駄目ですよ。ご主人様は熱があるんですから」



「ダメ~?」



可愛くお願いしてみた。



「駄目ですよ」



ファリーには効かなかった。



「たーいーくーつー」



コンコン



「コギツネ」



「何を言ってるですか?どーぞー」



ドアが開くとナナとネネがやって来た。



「お~…ナナさんとネネさんだ~…」



「ユーマ様、大丈夫?」



「スープを持ってきました」



ナナとネネはユーマの食事を持ってきた。



「お~…ごはーん…」



ナナに起こして貰うと…



「はい、どうぞ」



ネネに食べさせてもらった。



「いつもすまないねぇ」



「それは言いっこなしですよ♪」



「何病人のボケに付き合ってるの」



ユーマがボケたらネネが乗っかりナナがツッコンだ。



「お~?もう元気なの。お外に行きたいの」



「駄目ですよ。お外には出さないですよ」



「お~…ファリーが厳しい」



監視の目は厳しかった。



「お~。美味しかった~」



「じゃあユーマ様、お昼寝しましょうね」



「眠くない~」



ネネが寝るように言うがユーマは駄々をこねた。



「仕方ないわね、ほらユーマ様」



ナナはユーマをベットに寝かせると…



「♪~」



子守唄を歌い始めた。



「お~?お~…すぅ~…」



するとナナの子守唄を聞きながらユーマはお昼寝に入った。



「相変わらず上手だね、お姉ちゃん」



「慣れよ、慣れ」



ナナは歌い終えるとネネと一緒に部屋を出て行った。





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