第81話
コンコン
「姫様、コラールです」
「入れ」
「失礼します。ユーマ殿をお連れしました」
コラールは扉を開けるとユーマを入れた。
「おぉ!ユーマ殿。さぁ、入るがよい」
「お邪魔しまーす♪」
「では、私はこれで」
コラールは部屋から出て行った。
「えっと…こんにちは、お姫様」
「よいよい♪さぁ、最近は何をしていたのじゃ?」
フローラは椅子に腰掛けユーマの話を聞いていた。
「あのね!最近は通販を覚えたの!」
「ツウハン?なんじゃそれは?」
「えっとね!魔法のお買い物が出来るの!」
ユーマは頑張って説明していた。
「魔法のお買い物??」
「えっとね!電話でこうやって選んで注文すると…」
ポトリ
「ぬぉ!?木箱が現れた!?」
ユーマ達の前に木箱が落ちた。
「オヤツ~♪」
ユーマは木箱を開けると中から大福を取り出した。
「はい!お姫様♪」
「これは食べ物なのか?」
「甘くて美味しいよ?」
ユーマは食べて見せた。
「…はむ。うむ!?旨いのじゃ!」
「でしょ~」
「これは妾の電話でも出来るのか!?」
興奮したお姫様は自分にも出来るのか聞いてきた。
「お~…きしゅが違うから無理~」
「残念じゃ」
心底残念そうにしているフローラだった。
「元気出して~」
「他には何が出せるのじゃ?」
「お~?試す~」
フローラはユーマを抱えると一緒に画面を覗きこんだ。
「色々あるのじゃな」
「迷う~」
ユーマも楽しそうに画面を見ていた。
『旦那、そろそろ帰る頃ですぜ』
「お~?わかった~。お姫様、また来ていい?」
「何時でも来るがよい。楽しみにしてるぞ♪」
フローラに見送られてユーマは村に帰った。




