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小さな僕は魔導機使い!?  作者: 猫丸
穏やかな日常
74/120

第74話


「風が気持ちいいね~」



『マスターとお出掛けは初めてですね~。さぁ頑張ってマスターを運びますよ~。それ~‼』



「わほ~‼」



ブレイドカノンがスピードアップするとユーマは楽しうにしていた。



「早い早い♪お!お城だ~‼」



『降りますね~』



ブレイドカノンは城の門の前に降りた。



「何奴!ん?お前はいつかコラール団長といた子供か」



「えっと、はい!」



ユーマは通行書を見せた。



「確かに、通ってよし」



ユーマはブレイドカノンと共に城の中に入った。



「えっと…たしかこっち~」



ユーマは記憶を頼りに謁見の間を目指した。



「ん?ユーマ殿?」



「あ、コラールさんだ~」



「どうしたのだ?一人のようだが」



コラールはユーマが一人で居るのを不思議に思った。



「王様に会いに来たの~」



「国王陛下に?なら案内しよう。約束はしてあるのかな?」



「うん、してある~」



コラールはユーマを連れて謁見の間に向かった。



「失礼します!」



謁見の間に辿り着くとコラールの後に続いて謁見の間に入った。



「どうしたコラール?ん?そこにいるのはユーマ殿ではないか」



「えっと、お久し振りです。国王陛下」



ユーマは膝を着くと挨拶をした。



「よいよい。今は誰も居らぬ、そんなに固くならなくてよいぞ。普通にしてなさい」



「えっと、ありがとうございます」



「それで今日はどうしたのじゃ?」



国王は我が子を見る感じで訪ねた。



「えっとね、王様にお願いがあるの」



「言ってみなさい」



「この剣を買い取って欲しいの」



ユーマは魔導機のポーチから魔法剣を出した。



「ふむ、コラール」



「ハッ!」



コラールが剣を受け取ると国王の下に持っていった。



「ふむ、普通の剣のようだが?町の武具屋で買い取って貰った方がいいのではないか?」



「違うの~。振ってみて~」



「コラール」



剣をコラールに渡すと、コラールは離れて剣を構えて振った。すると火が上がりコラールと国王が驚いた。



「これは魔法剣か!?」



「そう~。作ったの~」



「成る程、確かに魔法剣なら武具屋では買い取りが難しいだろう」



国王は再び剣を受け取ると見つめなおした。



「…よかろう、買い取ろう」



「わーい♪やった~♪」



「それでユーマ殿?一つ聞きたいのだが?」



国王は剣を見ながらユーマに訪ねた。



「先程作ったと言ったが、また作れるのか?」



「作れると思うよ~」



「ふむ、また出来たら持ってきてくれるか?」



「いいよ~」



ユーマが作れると言うと国王はまた魔法剣を収めて欲しいと頼んだ。



「さて、買い取り額は…そうだの、金貨十枚でどうだ?」



「そんなにいいの?」



「よいよい。魔法剣ならこれくらいの価値はあるしの。コラール」



国王はコラールにお金を取りに行かせた。



「ありがとうございます」



ユーマはペコリとおじぎした。



「父上~‼ユーマ殿が来てると聞いたのじゃ!」



「ここに居るぞ」



コラールが出てくと入れ違いでフローラ姫が入ってきた。



「お姫さまだ~」



「ユーマ殿!妾の部屋で外の話を聞かせてくれ!」



「行きなさい。コラールに後でお金を持って行かせよう」



国王は気をきかせてフローラに譲った。



「行くのじゃ!!」



「わゎ!?」



フローラはユーマの手を引いて部屋に向かった。



「陛下、戻りました。おや?ユーマ殿は?」



「フローラに連れてかれたよ」



「なるほど」



国王は再び剣を見た。



「魔法剣か…魔導機級の貴重品じゃな。しかも未使用…出来立てで量産可能…か」



「恐ろしいですね、子供の発想は」



「普通は思わんからな…魔法剣を作るなんてな」



ユーマの発想にどうやら驚いているようだ。



「コラール、この剣をお前に託す」



「宜しいのですか?」



コラールは剣を受け取ると国王に頭を下げた。





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